スピリチュアル・ヒーリング

 スピリチュアル・ヒーリングは、発達した現代医学とも深い歴史を持つ東洋療法とも違う『心霊治療』とも呼ばれる治療法です。

 その名の通り、「霊的あるいは精神的(スピリチュアル)」なエネルギーを使って治癒していきます。

参考・引用 http://spiritualhealing-volunteer.jp/healing/spiritual/index.html

「霊的人生観・霊的価値観の確立」と「利他愛の実践」こそが根本的な精神障害の治療法

心の自然治癒力

 肉体に自然治癒力が働くように、心にも自然治癒力が働き、異常に陥った状態を正常に戻そうとします。この「心の自然治癒力」は、ストレスによって破綻をきたした心の傷を癒し、少しずつ霊的エネルギーを蓄積する方向に働きます。このため、発病してもしばらくすると徐々に回復していくようになります。

 とは言っても、大半の患者は、少し回復した段階で同じようなストレスを受けると、新たに心の傷をつくり病気を再発させてしまいます。いったん病気を発症させると、容易に病気がぶり返すようになり、結果的に回復と再発を繰り返すことになります。

 病気の発生時には休養が必要となります。休養がそのまま治療になります。それが「心の自然治癒力」を促すことになるからです。一方、スピリチュアル・ヒーリングは、「霊的エネルギー」をすばやく補給し、自然治癒力の働きを強化して回復のプロセスを早めます。

 スピリチュアルの力で病気を治すこと

「心の治療」の複雑さ・難しさ

 心の病気とは、霊的エネルギー不足から生じる「心全体の不調和・アンバランス」のことです。そのとき、心は深刻な「霊的エネルギー枯渇状態」に陥っています。これに対する治療法としては、不足している心のエネルギーを外部から直接補充する方法が考えられます。心身医学や精神医学で行われている心理療法は、そうしたものと言えます。

 しかし、異常に陥っている「心」の表面だけを改善し症状を緩和しようとしても、それは心の病気に対する単なる対症療法にとどまってしまいます。心理療法のような「心」、それだけに向けてのアプローチ(治療法)はその多くが無駄になります。上位の「霊」に対するアプローチを優先しないかぎり、心の正常化を図ることはできません。ここに「心の治療」の複雑さ・難しさがあります。

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霊的成長に向けての自己努力こそ、最高の心の病気の治療法

 「霊的成長」に向けての努力が最高の心の病気の治療法です。「霊的成長」のための努力とは、「従来の考え方を根本から変える」「自己愛を乗り越えて利他愛の実践をする」ということです。

人生に対する霊的な考え方(価値観・人生観・世界観)を身につけ、それに従って新しいライフスタイルを確立すること

 心の病気は、最終的には患者本人が意識的に自分の考え方の欠点を克服しようというレベルにまで至らないかぎり癒されることはありません。自分の病気は自分で治すしかないのです。しかし、大半の患者は、病気の発症によって「自己愛性や自己中心性」が表面化し、ワガママになってしまいます。また、自分だけの世界に引きこもったり、反対に他人への依頼心が大きくなり、人の言うことを素直に聞けなくなります。そうした状態では、到底自分自身で自己改革の努力をしようという段階には進んでいきません。

 

霊的価値観・霊的人生観の確立

 人生に対する考え方を変えるとは、これまでの物質中心的な価値観を捨てて「霊中心の価値観」に立ち、物にとらわれないような生き方をすることです。質素な生活を送り、最低限の物質で満足し、物欲追求に奔走してエネルギーを無駄遣いしないということです。そして、物質的な富の代わりに、「心の豊かさ・霊的平安」を求めることです。

永遠の魂の進化の観点から「霊的幸福」を追求すること

 心の病気を自分で乗り越えるためには、物質中心的な考え方やライフスタイルを、「霊的価値観・霊的人生観」に基づく霊中心の考え方・生活に切り替えることが必要なのです。自分の視野が広がり、心が大きくなれば、小さなトラブルや困難に衝撃を受けるようなこともなくなり、精神的ストレスをつくり出さなくなります。「心の病気(精神障害)」を引き起こす精神的ストレスは、もともと本人自身がつくり出す部分が大きいのです。「霊的価値観・霊的人生観」は、ストレスそのものの発生を防ぐことになるのです。

 

利他愛の実践は、「魂の窓」を開けてエネルギーを取り入れる

 もう一つの重要な治療法は、「利他愛の実践」です。

 利他性の反対は、利己性であり自己愛です。自己愛は外部からエネルギーを奪い取って自らを満たそうと促します。そうなると「魂の窓」は自動的に閉じてしまうようになります。「魂の窓」を開けるには、利他性の摂理にそって、まず先に与えようとしなければなりません。そうすれば、自然と「魂の窓」は開き、霊的エネルギーが流れ込んでくるようになるのです。

 

利他愛の実践は、ストレスの最高の解毒法

 利他愛は、ストレスに対する最強の解毒剤です。自分のことより先に周りの人々の幸せのために働く人、自分の利益を犠牲にして他人のために尽くす人は、ストレス(恐れ・心配・悲しみ・怒り・絶望など)とは無縁です。愛されることより愛することを優先する人は、ストレスから解放されています。「人のため」という純粋な奉仕精神を持って利他愛を実践することは、まさに最高のストレス対策であり、心の病気の治療法になるのです。

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