新日本製鉄在籍出向事件 最高裁第2小(平成15.4.18)
(分類)
出向
(概要)
①在籍したまま出向する場合があることを就業規則で規定し、
②労働協約でも在籍出向について規定している事案において、
「在籍出向といわゆる転籍との本質的な相違は,出向元との労働契約関係が存続しているか否かという点にあるのであるから,出向元との労働契約関係の存続自体が形がい化しているとはいえない本件の場合に,出向期間の長期化をもって直ちに転籍と同視することはできず,これを前提として個別的同意を要する旨をいう論旨は,採用することができない」として、個別的同意なしに在籍出向をめいずることができるとされたもの。
(関係法令)
民法
(判例集・解説)
日労研資料1274・20 労判847・14 判時1826.158
(関連判例)
日立製作所横浜工場事件 最高裁第1小(昭和48.4.12)
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