国民年金の事業に係る費用はどのように賄われているのでしょうか

1 まず「保険料」があります。

 国民年金の第1号被保険者が月々納める国民年金保険料です。

2 つづいて、「基礎年金拠出金」があります。

 これは、厚生年金保険の被保険者や共済組合の組合員など加入者が間接的に負担しているものです。たとえば、厚生年金保険の被保険者は厚生年金保険料を事業主とともに負担していて、国民年金保険料は納めていませんが、厚生年金保険料などで賄われている厚生年金保険制度から、国民年金保険料に相当するものとして分担金のような形で拠出されています。簡単に言ってしまえば、厚生年金保険の被保険者が厚生年金制度を経由して国民年金制度に拠出しているわけです。

3 次に「国庫負担」です。

 つまり、税金などが財源です。これは国民年金の給付費にも賄われていて、これにより、国民年金保険料が全額免除とされた期間についても、年金給付を受けることができる理屈になっています。

4 さらに「積立金の運用収入」があります。