健康生活を送るために

 幸福の科学の大川隆法総裁は、『心と体のほんとうの関係。』で以下のように説かれました。

「健康生活は非常に大切であり、お金には換えがたいものです。肉体をよくコントロールして、健康生活を保つことが、長く幸福に暮らすコツです。それによって、他の人に迷惑をかけることなく、自分自身も楽しい生き方ができるのです。病気になる人は、たいていの場合、何か〝無理〟をしています。あるいは油断をしています。また、けがの場合は、不注意によることが多いと思います。精神を重視する人には、ともすれば肉体を軽視する傾向があります。しかし、肉体の健康なくして、持続的な幸福感を味わうことは難しいのです。「肉体と精神とは関連がある」と思わなければいけません。あの世においては〝精神〟しかありませんが、この世においては〝肉体と精神〟が相互に影響し合っているのです。心が病めば肉体も病気になります。逆に、肉体が病むと心のほうも悪くなってきます。現代ではガンで亡くなる人が増えていますが、実は、ガンというものは、ほとんどの場合、精神的なストレス、悩みや苦しみが原因になっています。人間は精神が物質化する存在なのです。心のあり方がすぐ肉体に影響し、体調が変わります。心が病むと肉体も痛んでくるのです。これは、別に、「悪人だからガンになる」などと言っているわけではありません。現代のようなストレス社会においては、心のコントロールが難しく、知らず知らずのうちに無理を重ねてしまい、精神的な疲労、恐怖心、取り越し苦労、心配など、さまざまな圧迫を受けて病気になることが多いのです。精神状態が悪くなると、肉体にも必ず影響が出ます。たとえば、「会社が倒産し、多額の借金をかかえたところ、病気になってしまった」というのは、よくあるパターンです。この場合は、肉体より先に心のほうがまいっているのです。また、肉体が病気になると、精神のほうもしだいに蝕まれていき、不平不満や小言が多くなります。他人に対して厳しい言葉を吐いたり、八つ当たりをしたりするようになって、周囲との不調和が起きてきます。肉体が病むと心のほうも病んでくるのです。したがって、仏教で言うように、「この世において色心(しきしん)は不二(ふに)である。肉体と心は一体であって分けることはできず、相互に関係し合っている」ということを知る必要があります。その意味で、体の手入れは非常に大事です。適切な栄養、適度な運動、適度な休養を体に与えることが健康の秘訣です。栄養に気をつけ、運動を心掛けることが必要ですし、睡眠が足りなくてもいけません。「栄養」「運動」「休養」の三つのバランスで健康生活は成り立っています。簡単なことです。体の調子が悪くなったならば、この三つのバランスが崩れているのですから、意識的にバランスをとるように心掛けることです」

 この世において、肉体と心は一体であって、分けることはできない。相互に関係し合っている。だから、体の手入れはとても大切なのです。

 人生は長旅です。遠い旅に出るときには、旅行中の携行品や旅費を用意したりと、それなりの準備をするのが普通であるように、人生という長旅の準備をせよ。そして、健康に対する投資は、この長旅のための必要経費であって、健康のために費やす金銭は善です。そのための方策として、第一に、経済的に余裕のある人は毎月の収入のうちの一定限度を健康のために支出すると決めて実行すること。第二に、余裕がない人は時間を使うこと。長続きするためのコツは仲間をつくって一緒にやることです。

 大川隆法総裁は、『仕事と愛』で以下のように説かれました。

「健康生活を送るための秘訣として、まず最初に言っておかなければならないのは、健康を保つことがどれほど値打ちのあることかということです。そこで、自分がどれだけの距離を旅行しようとしているのかを、まず念頭においていただきたいと思います。七十歳というのは七百キロ、あるいは七万キロかもしれませんし、百歳というのはもっと長い距離かもしれません。それだけの旅行をするためには数多くの準備が必要です。健康生活を送るときもまったく同様であって、長旅をするときの準備と同じことが必要となってくるのです。まず必要なことは、宗教的な人にとっては意外に思えるかもしれませんが、金銭的な用意です。これは大事です。「健康のための経済的出費を惜しまない」という覚悟が大事です。それを惜しんだ場合には、必ずあとから高くつくようになります。健康に対する投資は必要経費だと思わなければなりません。自分という機関車を走らせていくために、どうしても必要な石炭の部分だと思わなければならないのです。すなわち、考え方の根本として、「健康のために費やす富、金銭は、善である」という発想を持たなければだめなのです。みなさんは、一カ月の収入のうち、いったいどれだけのお金を健康のために費やしているでしょうか。それを問いたいのです。そうした考え方によって健康を管理するということも可能です。たとえば一カ月の収入が三十万円ならば、そのうちの一割ぐらいまでは健康生活を守るために費やす、ということを考えてもよいでしょう。そうすると、月収三十万円の人は、健康のために費やしてよい費用が月に三万円ということになります。この三万円を何のために使うかを、予算として具体的に考えてみるのです。したがって、金銭的に余裕のある人は、まず、一カ月の収入のうちの一定限度を健康のために支出するという態度を確立することです。これが一番めの考え方です。もちろん、そうしたお金を使えない立場の人もいるでしょう。そこで、二番目の考え方としては、お金が使えない場合には時間を使うというのが原則です。たとえば、スポーツに通うだけのお金がない、それだけの経済的余裕がないというのであれば、やはり時間を使う以外に手がありません。人より早く起きて、朝三十分の運動をするということもあれば、土曜日や日曜日の時間の一部を使うという考え方もあるでしょう。お金がいらない運動はいくらでもあります。もちろん、原則は歩くことから始まります。それ以外には、道具を使った運動があります。なわ跳び、竹刀やバットの素振り、ゴルフのスイングなど、いろいろな方法があります。こうしたお金のかからない運動を続けていく場合には、できれば仲間を増やしておくことが大事です。自分ひとりだけだと、どうしても三日坊主になってしまいやすいので、一緒に運動をする仲間をつくっておくのです」

 

心の法則に基づく癒し

 イライラしたり悩んだり、つい悲観的になってしまうとしたら、実は自分で思っている以上に疲れているのではないでしょうか。その疲れを癒せば、あなたの悩みの80パーセントは消える可能性が高い。

 そして、人間の心と体は深く結びついている。いくら体を休めても、疲れが取れない場合は、心の深い疲れに原因があることも多い。だとしたら、溜まりに溜まった心の疲れを一度 モトから癒すのが一番です。

 私たちは、体が疲れたら、楽な姿勢で静かに休む。その時のポイントは「動かない」ことです。同じように、心も疲れたら、一定時間意識的に「動かさない」ことで癒され、エネルギーが戻ってくるのではないでしょうか。

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