免疫力を高める生活習慣

 免疫機能が体の中の老廃物や古くなった細胞、そして腫瘍細胞などを見つけ出して攻撃してくれるので、人間は病気にならずに生きていくことができます。

 免疫力を低下させる生活習慣として、今の日本人があまり知らないのは口呼吸です。口呼吸の習慣は喉を冷やし、扁桃リンパ輪が雑菌に感染して、疲労などの慢性的な風邪症状の原因になります。

 一方、鼻呼吸は空気を浄化・加湿してくれます。さらに、口よりも鼻で呼吸する方が酸素を多く取り込むことができます。顔の表情を見れば、内臓にまで酸素が行き渡っているか分かります。目の下のクマや肌荒れなどは、内臓が酸素不足になっていると起こるのです。

 また、食事の際に、口の片側だけで食べる習慣があると、顔のゆがみにつながり、背骨の変形などが起こります。この習慣は口呼吸の原因にもなるので、両側で噛むことを意識してください。よく噛んで食べるようにすれば、扁桃腺の働きもよくなります。

 さらに、人間が生きていく上で、体を冷やすことは決定的によくありません。冷えた体を温める時、体は相当なエネルギーを消費しています。冷蔵庫とクーラーが体を冷やす要因になっていますが、今の日本人は冷たいものを取り過ぎていて、常に「夏バテの状態」と言えます。常温の水も本当はよくありません。人肌(40度)以上のものが好ましいでしょう。 

 そして、骨休め(睡眠)は新陳代謝を促すうえで必須です。骨休めの時は、重力の影響から体を解放することが大事なので、椅子に座ったまま寝るのではなく、横になって寝るようにしてください。白血球などを作る造血作用もこのとき働きます。

 ただ、横向きやうつ伏せに寝ると、片側噛み同様、顔のゆがみにつながりますし、呼吸しても肺が十分に膨らむことができません。仰向けの姿勢を取るように心がけるとよいでしょう。

 病気になるかならないかは、免疫を高める生活習慣によるところが大きいでしょう。

人間の体は1日に1兆個の細胞が新たに生まれ変わっているのですから、正しい生活習慣で生まれ変わることができるのです。

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