病気は「生体エネルギーの不足」と「生体エネルギーの循環異常」から発生

 病気は、人間を構成するいずれかの領域に不調和が起きることで発生します。

 我々は、生体エネルギーを枯渇させたまま生活しているため、人間を構成する「霊」「精神(霊の心)」「霊体」「肉体」が、不活性・不調和の状態に陥っています。現代人の多くが、肉体には異常が見られなくても、身体全体としてはすでに病気の前段階である未病状態に置かれているのです。 

 その原因は、「生体エネルギーの不足」と「生体エネルギーの循環異常(不順)」ということになります。霊的エネルギーの摂取が十分でないうえに、その霊的(生体)エネルギーの循環が異常な状態にあるのです。

 神は、人間が健康的に地上生活を過ごし、たとえ病気になっても、健康を取り戻して地上人生を全うできるようなシステムを与えています。素直な目で観察するなら、誰もが人体に備わっている生命活動を維持するための仕組みの素晴らしさ・精妙さに感嘆するようになります。そこに、人智を超えた自然界(大霊・神)の叡智を感じざるをえなくなります。私たち人間の肉体には、健康的に地上生活を送るための、ありとあらゆる配慮がなされています。その中で、特に重要なものが「3つの生体維持システム」です。『ホメオスタシス』『自然治癒力』『免疫システム』という3つの機能です。これらの働きによって、人間は健康を保って地上で生きていくことができるようになっています。

 しかし、地上世界には病気が蔓延しており、病人があふれています。そうした実情は、「地上人がいかに不自然な生き方をし、肉体を酷使しているか」ということを示しています。大半の地上人は、生体エネルギーを枯渇させ、神が与えてくれた健康を維持するためのシステムを十分に働かせることができずに、病気になっています。病気とは、生体エネルギーを長期にわたって枯渇させたために、元々備わっている生体維持システムが正常に機能しなくなった結果発生するものなのです。

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