霊的人生観を受け入れ問診の付加価値を上げる

 現代の西洋医学はなぜ、がんや生活習慣病などに対応し切れないのか。医療改革を実現する上で、避けて通れない課題だが、実は、「問診の診療報酬が一律に決められている」ことに、考え方の限界が垣間見える。

 生活習慣を改善するには、対話の力が大きく影響する。検査数値の奥にある、その人の性格や悩み、人生観などを理解しようとする医者であれば、治療効果は高まるはずだ。しかし、今の医療制度は、「対話」についての付加価値の差を認めていないため、医者の意識は投薬などに向いてしまう。

 結局、西洋医学の限界は、人間を物質と捉えて、機械のパーツを修理するような発想から抜け出せないことにある。

 その限界を乗り越えるには、「人間の本質は心であり魂である」という霊的人生観を受け入れるかどうかにかかっている。人間は肉体に魂が宿って生活する色心不二の存在であり、葛藤や悩み、怒りやストレスといったマイナスの思いを長く持ち続けると、それが霊体に暗い影をつくり、やがて肉体に病気となって現れてくる。つまり、表面的な生活習慣の乱れは、そのマイナス感情の現れなのです。

 信仰を持つと健康が回復する例は数多く存在する。なぜなら、正しい宗教は神仏の心に適った生き方を教えているからです。手術や薬という 外からのアプローチだけでなく、心を正すという内面からのアプローチを増やせば病気はもっと治せるはずです。

 医学の限界を乗り越え、本当の医療改革を実現するには、医療者が霊的真実に目を開くことが求められています。

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