人間は「人生計画」を立てて生まれ変わってくる

 病気の七、八割は、心の葛藤とストレスが原因である。 物質の作用は残りの二、三割である。 あなたの悩みを覗けば、あなたが何の病気になりそうかわかる。

 あなたの病気がわかれば、あなたの悩みが何であるかわかる。 いずれにせよ、心と肉体とは一体であり、心に恐怖や苦痛を抱けば、肉体に病変があらわれる。 心を治療すれば、健康は回復する。 これが基本真理である。

 参考

 人間の体に有害な物質などいくらでもあるのだ。 ウイルスなど地球上にあふれているのだ。 だが、病気になる人と、ならない人がいるのだ。 仏法真理に照らして、中道から外れているところを点検せよ。

 病気の予防と治療が、可能となるであろう。

 

人間は「人生計画」を立てて生まれ変わってくる

「私たちは、魂を磨き、成長させるために、この世とあの世を転生輪廻しながら魂修行を続けています。生まれる前には、指導霊と相談して、今世の「人生計画」を立てます。自分の魂修行に必要な環境を選び、逆境や課題を設定して生まれてくるのです。

 その人の人生を見て、持続的で執拗な感じの病気や、人生全体に深い影響を与えるような病気の場合は、この世限りのものではないことが多いでしょう。「なぜ、そういうものが出てきたのか」ということを深く考え、自分の人生の問題を解く必要があります。プラスを生み、他の人の幸福になる生き方をしてください。今回は、そのように、「徳を積む人生」を生きるべきです。」(大川隆法 著 『ザ・ヒーリングパワー』より)

「人間というものは、後天的学習や経験でかなり「傾向性」が固まってくるものである。その「心の傾向性」が固定してくると、場合によっては精神的な悩みを超えて肉体的異変が出てくる。これが「病変」と化し、時に難病・奇病となって発症する。現代医学でも、標準値から外れている検査数字を探し出して、病気の原因を推定し、治療にあたるのが常だ。しかし、それは考えてみれば、心が中道・真理から離れていることが、ある種の生活習慣や食習慣の偏りとなったり、仕事上、本人の能力不相応の重荷を生背負い続けているということでもある。」(『ザ・ヒーリングパワー』まえがき)

 人間は、物理的な肉体と魂の二つが、重なりあう形で存在している。魂は肉体の死後も存在し続ける永遠の生命であり、魂の中心にあるのが心である。心に怒りや憎しみなどの暗い想念を持ち続けると、まず魂に影ができ、その後、肉体にも病変ができてしまう。逆に、心を変えることによって、肉体をよい方向にも作り変えることができる。

 こうした法則を踏まえると、病気を治すためには、治療とともに病気の原因となった心のあり方にこそ目を向ける必要がある。自分の心配ごとから自由になり、ほかの人を幸福にできる未来の自分を思い描くことが、意外な癒しの力につながるのかもしれない。

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