メソポタミアの古文書

 エンリルは、古代シュメールで天空神とも言われたアヌ王(エル・カンターレの分霊)の正当後継者だった腹違いの弟エンキを殺してアヌ信仰をエンリル信仰にすりかえた。エル・カンターレの分身オフェアリス王(オシリス神)の二度の殺害にも関わった。慈悲の神であるエルの神(エル・カンターレの分身ヘルメス神)から啓示をうけておられたイエス様を磔にしたのは エンリルの仕業だったのです。

 ゼカリア・シッチンは、メソポタミアの古文書の内容が再編集されて、旧約聖書の『ノアの洪水(方舟)』『エデンの園』『バベルの塔』の物語となったと説明しています。

 メソポタミアの古文書によれば、「エンリルは、地球上に人類も文明も存在しない時代に地球に『到着した』。メソポタミアの神々は、神と言っても地上に肉体を持つ存在だった。そして、長い間地球上には彼ら神々だけで生活していた。彼らは神殿や都市をつくり、長い期間 エンリルが要求する重労働に耐えてきた。しかし、ある時神々は反乱を起こし、その結果神々の議会は満場一致で「労働者=人間」をつくることを採択した。「私は低級な原始人をつくる。『人類』が彼の名前である。私は原始的な労働者をつくる。彼の役割は神々へ貢献することで神々はくつろぐであろう」(天地創造の叙事詩より)とされている。

 神の使用人=人類は、地上に増え、そして、エンリルに反抗する者も現れはじめた。エンリルは、「人類の絶滅」について、メソポタミアの神々に、投票をさせた。その結果を、エンリルの言葉が示している。「人類を滅ぼすことが神々の議会の満場一致の決定だった」 エンリルは「人類に罰を与えよ」と命令した。「痛み、目まい、悪寒や高熱を与えよ、そして疾病・伝染病・疫病をひろめよ」「人間から食べ物をとりあげてしまえ。胃の中をからっぽにせよ。果物や植物を欠乏させよ」 すぐにかんばつが各地を襲い、飢餓が人々を打ちのめした。その結果、「共食い」の悪習が生まれた。「人々はその娘を食事のために用意した。子供を食物にした。一つの家族がほかの家族をむさぼり食った」
 飢餓によっても人類は絶滅しなかった。「しかしながら、まだ人類を滅ぼすチャンスはある」とエンリルは語った。アヌやエンリルたち神々は大洪水が起こることを知っていた(予知していた)。エンリルは、メソポタミアの神々に次の宣誓をする事を強要した。「すさまじい大洪水が起こることについては人間には知らせず、“神々の秘密”とする事」 エンキ(エア)は一人の人間を呼んで葦でつくられたスクリーンの後ろに座らせた。彼はスクリーンに向かって一人言をいう事にした。 「私の指示に注意を払いなさい すべての住民にすべての都市に、嵐が襲いかかるだろう 人類の子孫は絶えるであろう・・・ これが最終決定なのだ。神々の集会が決めたことなのだ アヌ、エンリル、ニンフルサグが言ったのだ」 一人の人間、ウトナピシュティム(=ノア)は、エンキの指示どおり舟を作りはじめた。すさまじい大洪水が地球上の一番高い山々をも水で隠したとき・・・ 「古きよき日は泥まみれになりぬ」「私の生きものは、はえのようになってしまったわ。 彼らはとんぼのようになって河を埋めている。父親たちはのたうちまわる、海に呑み込まれたわ」 

 女神たちは、惨状を見てすすり泣いた。そして「彼ら(神々)は、空腹のため、激しい腹痛に悩んでいた」 肉体を持っていた、メソポタミアの神々たちは、一体、どこで、この大破壊の様子を眺めていたか? 「神々は、地球を脱出するのに、“神の二輪馬車”を使った」 「嵐が大きくなるにつれ、天空からは、人々の姿も判別出来なくなった」 「空に逃げた神々は、その大破壊の様子を眺めていた」

 シュメール神話によれば、火や道具の使い方を教え、シュメール人に人類最古の文明をもたらしたのは エンリル神とエンキ神。特に エンキ神です。おかげで、世界中が石器時代の原始人だった頃、シュメール人だけは文明人で、ビールを飲み今とたいして変わらないような料理を食べていた。このため、エンキ神は「人類の始祖」と仰がれている。 これを、「エンリルやエンキは、地球にやってきた宇宙人だったのだ」と解釈したのがゼカリア・シッチン。この説は精神世界関係者にあまりにも知れ渡っているので、もはや当たり前のように語られることが多い。

 メソポタミアの神々は、神といっても肉体を持つ存在で、最初地球には彼ら神々だけで生活していた。人間が創られたのはずっと後のことだと説明されている。神々は都市や神殿を作るという重労働に従事していたので、「労働の神々(ネフィリムとアヌンナキ)」と呼ばれる。 長い間神々は エンリルが要求する重労働に耐えてきたが、ある日「もう沢山だ」と神々は反乱を起こした。このことがきっかけで、神々の議会は「原始的な労働者」「神の使用人(=奴隷)」、すなわち、“人類”を創ることを決定した。 最初に創られた人間は「アダパ」と名付けられ、これが旧約聖書の「アダム」のモデルとなった。

 

 エンリル系統のレプタリアンたちが、エジプト・ピラミッドの建設を初め各地の神殿建設の時、特技の科学技術を活かして独占的に設計施工をしたのが石工組合・フリーメーソンのはじまりです。

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