アナンヌキが人類を創造した

 ゼカリア・シッチンが古代シュメールの粘土板を解釈し発表したところによると、太陽系から8.6光年離れたシリウスと太陽とをする広大な楕円軌道を旅するニビルという惑星が存在し、その周期は地球年の3600年だといいます。

参考

 1982年研究者ロバート・ハリトンは木星・海王星・冥王星の軌道に摂動があることを発見します。その後、NASAも天王星と海王星の軌道に歪みがあることを発見しました。これらは冥王星よりもさらに外側にある未発見の惑星の引力により引き起こされているのではないかと考えられるようになり、「惑星X」と命名されました。これがシッチンの二ビル星と同一なのではないかという仮説が浮上します。2012年人類滅亡説、2015年ニビル地球衝突説、その他宗教などの地球滅亡説に大いに利用されることになってしまいました。

 

ニビル星人(アヌンナキ)が地球にやってきた目的は金の採掘

紀元前45万年頃 ニビル星の大気圏の崩壊

 ニビル星の大気層は、はじめのうちは有害な宇宙線から守られていたが、年月が経つと次第に大気圏に亀裂が生じ始め、惑星内部まで宇宙線が侵入してくるようになった。

 ニビル星の大気の成層圏を修復できる唯一残された方法は、鉱物である金を単原子まで微塵(みじん)に粉砕し、大量に大気圏にばら撒き星をコーティングすることだった。

 当時太陽系外まで飛行する技術を持っていなかったニビル星のアヌンナキ達は太陽系内の各惑星を探索する。地球にもやってきてペルシャ湾に降り立った。アラルというアヌンナキの王族であったという。そして地球に大量の金があることを突き止めたのです。

 

金を求め地球へ

 アラルの報告を受けたそして地球の金を採掘する計画を立てた。紀元前43万年前、アヌンナキ達はニビル星の軌道が太陽系に入ったタイミングで地球に移ることを実行、司令官としてエンキとエンリルという王子がやってくる。当初はペルシャ湾近辺の海水から金を採取していたが、海から採取できる金の量ではとても足りないことがわかり、アフリカの金鉱山を掘ることになる。アヌンナキの労働者たちがアフリカにやってきて金を採掘し、火星経由で二ビルに運んだ。

 しかし、金鉱山での過酷な労働に、労働者が反乱を起こしてしまう。 そこで考えられた方法が、当時地球に生息していた生き物を元に遺伝子操作を行い、代わりに労働ができるような知的生物体を創り出すことであった。

 エンキが調査を行うと、平原には前足を使い後足で直立歩行する生き物を発見する。平原地帯の茂みのなかで他の動物から隠れるように集団生活を営む彼らには、多少の知性があるようであった。これがこの時代の猿人ホモ・エレクトスであった。

 

猿人に宇宙人のDNAを・・・

 エンキは彼らの生態を詳しく知るために調査を続ける。そして自分たちアヌンナキとのDNAと掛け合わせることで労働可能な生物になると判断、ここから新生物創出の実験が開始される。

 エンキの妹と言われるニンマーという女性科学者は、試験管ベビーの実験だけではなく、自らの子宮を提供して実験を繰り返した。それとはまた別に、猿人の受精卵を地球の他の生物の子宮に注入するという実験も繰り返した。その結果奇想天外なものが生まれる

 そんなことを繰り返しながらもついに掛け合わせ実験は成功し、新生物の赤ちゃんが誕生する。ニンマーは赤ちゃんを猿人のメスの乳房に近づけたがメスは様子の違う赤ちゃんを見て恐怖と警戒から歯をむき出し、自分の子に近寄ろうとはしなかった。 そこでニンマーは母親代わりとなって育てることにした。しかしその子はニビル星人と比べると成長が遅く、言語を発達させる能力がないこともすぐに明らになった。実験はやり直しになった。

 

地球人類の誕生

 時が経ち約30万年前、ようやくアヌンナキのような姿をした生命体が誕生した。 生まれてきた男の子は、アヌンナキに似てすべすべの肌で毛むくじゃらではなかったしかし皮膚はアヌンナキのようにブルー系統ではなく茶褐色だった。 また、血液もアヌンナキのブルーやヘビ族の深緑とも違って赤かった。こうして生まれた地球人類第一号はアダマ(アダムゥ)と呼ばれた。

 次にニンマーとその息子ニンギシュジッダはアダマの血から取った細胞核と猿人の女性の卵子の細胞膜で作った卵細胞で、アヌンナキの7人の女性に同じように対外受精を施し、7人の地球人類の男子が生まれた。しかしこの方法は過酷で時間も掛かりすぎた。 そこでエンキは、地球人類のメスを創ることに挑戦した。地球人類自身で繁殖をさせようというのである。

 今後はニンキの妻の子宮に卵子が挿入され、受胎したが、予定通りに子供は生まれなかった。10ヶ月目にニンマーが帝王切開して取り出すと、とうとう問題の無い女の子が誕生した。頭髪は浜辺の砂のような色で、毛むくじゃらではなく、肌は色白で滑らかで、アヌンナキのようでだった。 この子はティアマト「生命の母」とされた。イヴの誕生である。

 

アダマとティアマト

 ティアマトとアダマは、「エディン」という見えないバリケードの中に放たれて、このエディンから出ようとすると恐ろしいことになると教えられる。 このドームは彼らを観察するための設備であり、モニターを通して彼らを観察する場所であった。 多くのアヌンナキが、その珍しい生き物を見学しようと、遠路はるばるやってきた。動物園のようなものである。アダマとティアマトは高度な学習能力を有したため、監視は気づかれないように慎重に行われた。

 

生殖能力

 今度はティ・アマトの細胞から取った細胞核と類人猿の卵子から、7人のアヌンナキ女性たちの子宮で7人の地球人女性たちを生み出した。先に誕生した7人の地球人男子と今回の7人の地球人女性はエディンに放たれ、観察された。

森の茂みなどでかれらがつがう姿が確認された、にもかかわらず、女は子を産まず増えていく様子がないということが明らかになった。 アヌンナキとティアマト・アダマの違いが調査され、ものと比較された。

 アダムゥとティ・アマトの生殖細胞には性染色体が含まれておらず、22本しかなかった。そこで、XY染色体を加えることで繁殖が可能であると考えたニンギシュジッダは、エンキの肋骨の細胞から取った性染色体をアダマの肋骨の細胞に入れ、ニンマーの肋骨から取った性染色体をティ・アマトの肋骨の細胞に入れた。これにより、アダムゥとティ・アマトに受胎が生じる。成功したのである。

 旧約聖書他あらゆる経典に登場する最初の人類、アダムイブが誕生しました。旧約聖書ではアダムは930歳まで生きたとされていますが、二ビル星人もまたとてつもない長寿だったとされます。ここから創られた地球人も当初は今よりずっと長く生きたようです。