一神教に争いが絶えない理由

 幸福の科学大川隆法総裁は、「はっきり言えば、完全な一神教というのは、実際上、なかなかありえないのですが、ユダヤ教とイスラム教が、一神教としての面は極めて強いと思います」と指摘。ギリシャやローマ、エジプトでは多神教が信じられているが、そうした中、戦闘色の強い一神教が生まれた背景についても分析した。

 さらに、お互いに戦闘色が強いユダヤ教とイスラム教とが戦う理由は、ユダヤ教の「ヤハウエ」あるいは「エホバ」と呼ばれている神と、イスラム教の「アッラー」が同じ存在かどうかについての認識が一致しないことにあるとした。

 ユダヤ教とキリスト教が袂を分かっている理由についても「主神として思っていたものに違いがあった」「人間には神様の姿は見えなかったので、その辺の誤解の余地はあって、声だけで誰であるかを分けるのは難しかった」と説明。この2つの宗教が、唯一の神として信仰している神霊は、実は、天上界においては別の個性の存在であると看破されたた。霊界の秘密に精通した宗教家でなければ決して説き得ない内容だと言える。

 そして、キリスト教とユダヤ教・イスラム教との対立については、イエス・キリストを救世主として信仰するキリスト教と、彼を預言者の一人にすぎないと考える二宗教の立場の違いに起因していると述べた。

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