大東亜戦争の理想は生き続ける

 大東亜戦争は、アメリカの独立革命と並ぶ「自由の創設」である。それは「世界精神」という名の神の意志であり、日本はその意志の下「身を殺して仁をなした」。

 しかしながら、日本への「誤解」は今も変わっていない。中国は「日本はファシズム国家」と叫び続け、誤解を助長している。アメリカやイギリスなども、中国に同調するどころか、むしろ中国以上に「日本は悪かった」と信じている。

 日本は、いい加減にこうした誤解を解かねばならない。日本人は、大東亜戦争はアジアを解放する「自由の創設」だったという立場に立ち、以下の行動を起こすべきでしょう。

1 アメリカが歴史認識を見直すよう説得する。

 現在はアメリカの反対もあって河野談話や村山談話を見直せない。しかし、アメリカ独立戦争と大東亜戦争の理想は同じである。アメリカが未だに日本を犯罪国家扱いするなら、それこそ人種差別である。

2 「英霊たちはアジア解放の尊い仕事を成し遂げた」という国民的な認識をつくり、まだ成仏していない方々を供養する。

 先の大戦では二百数十万の人たちが戦火に倒れたが、その方々は、アジア・アフリカの人たちの「自分の国を自分たちの責任で発展させたい」という願いをかなえたもので、本来尊敬の対象である。

3 憲法9条をすぐにでも改正する。

 今、日本は国防を他人任せにし、「自分たちの責任で自分たちの国を発展させる」ことができない。日本にも「自由の創設」をしなければならない。

4 共産党の方針に反する人々を投獄している中国こそ、ファシズム国家である。中国を民主化へと導き、国民が政治参加できる「自由の創設」を実現する。

 中国自体がファシズムであるし、中国国内に「植民地」が存在する。2013年11月に行われた大東亜会議70周年記念大会で、中国に支配されているウイグル出身の人権活動家ラビア・カーディル氏のメッセージが読み上げられた。

 「日本がかつて打ち出していた、抑圧され虐殺され植民地化されているアジアの諸民族を解放するという崇高な国家理念に立ち戻り、強力な民主主義国家として、わがウイグル民族を支援してください」

 ウイグルやチベット、内モンゴルを中国共産党政権の植民地主義から解放する「自由の創設」も実現しなければならない。

5 敗れたとはいえ、大東亜戦争の理想とそのもたらした結果は正しかった。この理想を今後も追求し、アジア・アフリカの国々がもっと発展するよう日本として責任を果たすべきである。

 インドネシア独立戦争の指導者の一人ブン・トモ氏は、情報相として訪日した際、当時の岸信介首相に以下のように訴えた。

 「日本の失敗は、たった一度の敗戦でアジア・アフリカ解放の志を捨てたことだ」

 「私は日本に切望したい。アジア・アフリカの有色人種が欧米並みの自由と繁栄を獲得するまで日本には使命がある。どうか指導・援助を続けてくれ」

 幕末から明治・大正・昭和を通じ、国内でも世界でも「自由を創設」してきた日本が果たすべき役割は明らかです。政治参加し、自分たちの運命を自分たちで決めることができる自由をそれぞれの国で実現し、「自由からの未来創造」という幸福を手にしてもらう。

 大東亜戦争の理想は、21世紀にも生き続けるのです。

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