『太陽の法』により

 幸福の科学で最も大事な書籍の一つとされている『太陽の法』は、時代を画し、人類の運命を決めた重要な書籍であったことを、さりげなく述べられています。

 従来から、未来の予言はこの世の人間の努力によって変えられるものだと教えていただいております。そして、20世紀末における幸福の科学の熱心な救世運動によって、ノストラダムスの恐怖の予言も変えられたのでした。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『青春の原点』の中で以下のように説かれました。

「「ノストラダムスの予言は、全部、外れたのではないか」と感じている人も多いでしょう。しかし、私には、外れたという感じがしないのです。それは次のような理由によります。私は、1986年に、いわゆる啓示による自動書記で、『太陽の法』という本を書きました。その題名自体は、自分で考えて付けたものではありません。自動書記で原稿を書くときに、最初に題名が出てきたのです。そのあと、私は、同じく1986年に、『黄金の法』を自動書記で書きました。当時、私は、「ノストラダムスの恐怖の予言というものがあるらしい」ということは知っていました。しかし、その細かい内容までは知りませんでした。そして、『太陽の法』や『黄金の法』を書いたあと、あるとき、ノストラダムスものの本を読んだところ、そのなかに、「東の国にてヘルメスがよみがえり、繁栄をもたらすであろう」ということが書いてあったのです。その記述と、私が、『黄金の法』において、「ヘルメスは仏陀意識の一部であり、私は過去世でヘルメスだった」と述べていることとは、まったく関連がありませんでした。その記述とは関係なく、自分自身の霊的な覚醒によって、自分がヘルメスの生まれ変わりであることを自覚したので、それを『黄金の法』に書いたのです。私は、ノストラダムスものの本を読んで、そのように述べたのではなく、あとで読んでみたら、そう書いてあっただけなのです。さらに、その本には、「太陽の法が説かれるだろう。太陽の法が説かれたときに、私の予言は終わるだろう」ということも書いてありました。『太陽の法』は、ノストラダムス以降の四百年間で、私以外に書いた人はいませんが、私が『太陽の法』を書いたときは、前述したように、自動書記で最初に題が出てきたのであって、「四百年前にノストラダムスが予言しているから書きなさい」と言われたわけではありません。そもそも、そういう予言が四百年前からあることを私は知らなかったのです。ノストラダムスは、四百年前に、「ヘルメスの繁栄」や『太陽の法』について予言し、そして、「そのあとは自分の使命がなくなる」ということも言っていたのです。四百年前のノストラダムスは、未来を予見する「予言者」ではなく、神から言葉を預かる「預言者」という意味においては、あとに来る者、〝世紀末〟に現れる者について、「この人ですよ」というかたちでの預言をしていたのだと思います。それで、「その人にバトンを渡せば、私の仕事はもうありません」ということを言ったのです。ノストラダムスの予言詩は、散逸した部分もあって全部は遣っていないので、失われた予言が数多くあるのかもしれません。しかし、「ヘルメスがよみがえり、新しい繁栄が来る」という予言と、「『太陽の法』が説かれる」という予言は、四百年間、遣りました。それについては見事に天上界が動き、私が世に立って『太陽の法』を書いたわけです。」

予言をどう捉えればよいかについて

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