タイムマシン

 これまで、「特殊相対性理論」により光速を超える事が可能なら タイムトラベル は可能であると広く知られてきました。しかし、宇宙空間では、「特殊相対性理論」により光の速度が限界で光速を越えて移動することは不可能であると言うことから、タイムトラベルは不可能と考える物理学者が大勢いました。しかし、宇宙空間以外にも異次元世界と呼ばれる見えない世界が広がっている事が分かってきました。

 「時間」という4番目の次元を、3つの空間次元から切り離して宇宙を考えるのではなく、4次元時空としてとらえる。これにより、宇宙の湾曲した構造の中で、時空の異なる方向がすべてつながっているという時空連続体の可能性を考えることができる。

 アインシュタインの相対性理論は、宇宙における重力の影響と、時空の曲率(惑星や星の楕円軌道の背後にあると考えられる現象)を関連づけている。

 

過去方向型タイムマシン

 過去方向型タイムマシンとは、過去方向にしか移動できないタイムマシンです。本来、タイムマシンは過去にしか移動できない。なぜ過去しか移動できないのか。それは、「時間」とは考え方の概念ではなく、光の性質の一部であるからです。これは、特殊相対性理論により既に判明している事実です。「特殊相対性理論」によると、宇宙空間に光の正体である光子が移動すると時間が発生します。時間とは、光の速度で移動して過去から未来へ物質が伝達される。さらに、「特殊相対性理論」により、宇宙空間で一番早く移動できる速度も光の速度である事も判明しております。このことにより、宇宙が誕生した最初の世界に暮らしている人々は光速で時間が流れますから、未来が一瞬で創られる事はありません。つまり、宇宙が誕生した最初の世界に暮らしている人々は未来が存在しません。タイムマシンを開発すると、足跡のように残された過去の光の世界にしか移動できないので、本来タイムマシンは過去にしか移動できないと言うことになります。

 過去方向型タイムマシンは、かなり複雑です。重力制御、瞬間移動、新しい物理法則の公式の発見をした後に、はじめて基礎が固まる。そして、異次元世界に巨大な筒状の回転する人工ブラックホールを生成して、その中を瞬間移動の原理で光速を超えて移動させます。これで、過去の世界(パラレル・ワールド、同時進行世界、多元宇宙)へ移動します。

 

未来方向型タイムマシン

 未来方向型タイムマシンとは、未来方向にしか移動できないタイムマシンです。こちらは、「特殊相対性理論」を応用したタイプと「一般相対性理論」を応用したタイプの2種類があります。実現性の高いのは、「一般相対性理論」を応用したタイプです。

 この未来方向型タイムマシンの仕組みは、ドラえもんの道具の1つの「四次元ポケット」と同じです。未来方向型タイムマシンよりも四次元ポケットとして実用化させるべきだと考えられます。また、時間を極端に遅らせる事も可能ですから、長期保存可能な異次元冷蔵庫のように実用化が可能化もしれません。さらに、異次元ルームとして利用すれば、異次元物置、異次元押入れも実用化できます。

原理

 まずは、車型の未来方向型タイムマシンがあるとイメージして下さい。この車に私が乗ります。そして、エンジンを駆けて車型のタイムマシンの金属ボディから重力エネルギーを大量に放出します。こうするだけで、車型のタイムマシンが徐々に透け透けになって最終的に消えて見えなくなります。これは車型のタイムマシンの物質の全てが振動数が高まって、5次元世界である異次元世界に入り込んだ事を意味します。この状態になると、宇宙空間からは観測できなくなります。つまり、そこに在るはずの車型のタイムマシンがまるごと消えるのです。ですから、触れる事さえ出来ず、見る事さえも出来なくなります。車型のタイムマシンが5次元世界である異次元世界に入り込むと、宇宙空間から観測できなくなる。そして、こちらの宇宙空間で10年が過ぎたとします。しかし、5次元世界で隠れている私の時間は非常に緩やかに進みますから、1時間程度しか経過しないと仮定します。そして、1時間後にエンジンを切って5次元世界の重い世界から宇宙空間に飛び出るとどうなるか。私はこれから車型のタイムマシンに乗り込み、5次元世界で1時間だけ隠れてから再び宇宙空間に飛び出て来てくるのです。私は「+1時間」の経過です。しかし、宇宙空間に飛び出て来たときには10年後になっているのです。

 この時の解釈は次の2つがあります。

 私は1時間で10年後の未来に行った感覚に陥る。

 私の同級生からすると、10年間も私は行方不明となる。

 ここで、私を基準に表現すると、1時間で10年後の未来に行った事になりますから、未来方向型タイムマシンが実現した事になります。

 仕組みは、5次元世界という世界を利用すると、一般相対性理論の応用で実現は可能となります。これは、ドラえもんの道具の1つである タイムカプセル が実用化するという意味です。

 

双方向型タイムマシン

 双方向型タイムマシンとは、過去方向も未来方向も移動できるタイムマシンです。ちょうどSF映画のような感じになります。過去方向型タイムマシンで過去の世界に行くと、過去の自分が居て双子になります。これに対して、未来方向型タイムマシンで未来に行っても、自分自身のみで一人です。つまり双子になりません。この様な違いがありますから、単純に両タイプを組み合わせても、双方向型タイムマシンと呼べるかどうか疑問です。それでも、タイムトラベルする自分自身だけで見ますと、過去・未来に移動可能ですから、双方向型タイムマシンと呼べます。それでは、SF映画のように過去へ行っても、未来へ行っても、過去の自分、未来の自分が居る双方向型タイムマシンは実現できないのか。そう考えるでしょう。過去方向型タイムマシンによると、宇宙が誕生した最初の世界(パラレル・ワールドの世界)では、未来は存在しないのです。宇宙が誕生した最初の世界ではなく、過去の世界を基準に物事を考えると、SF映画のように過去へ行っても、未来へ行っても過去の自分、未来の自分が居る双方向型タイムマシンは実現できます。そして、我々は既に過去の世界の住人です。

 我々の世界からは既に未来が存在しているのです。そして、未来が存在しているから宇宙が誕生した最初の世界を基準とすると、我々は過去の世界に暮らしております。つまり、正夢を科学すると、自分達が既に過去の世界に暮らしている確かな証拠となります。

 なぜ、自分たちが生きながらに タイムトラベル が可能である事を証明しているのか。宇宙が誕生した最初の世界に住んでいるなら、未来は存在しません。未来が存在しないのならば、正夢や予知夢も見る事は不可能です。しかし、世界中で正夢や予知夢を見れる方が存在します。これは、未来が存在している証拠なのです。自分達は確かに過去の1つの世界(パラレル・ワールドの世界)で生活している事に繋がります。そして、自分たちが過去の世界に暮らしているならば、最低でも2つは証明しています。

 

 時空が「フラット」であるか、または湾曲していない場合、惑星は直線で移動する。しかし、相対性理論によれば、時空幾何学は、大質量の物体が近くにあると湾曲し、惑星は軌道を曲げ、その星(大質量物体)の回りを回転する。

 宇宙の中で曲がったりねじれたりすることのできる物理的空間(3次元空間)だけではなく、時間そのものが大質量の物体の近くで湾曲することができるのです。時空表面の時間方向も湾曲を示しています。ブラックホールに近いほど、時間が遅くなるという証拠があります。

 タイムマシンモデルは、直線ではなく、曲がった時空の輪を使います。その輪は私たちを過去の時間へと連れていきます。

 この理論的性質を利用するために、物理学者は、時空幾何学における一種の「バブル(泡)」を作り出すことを提案している。その泡は強大な円形の通路にそって、時空を通ってどんなものでも運んでいく。

 この泡が光の速度を超える速度で何かのペアとぶつかれば、数学的に時間を過去へ動かすことができる可能性がある。それは、時空の円形軌道に沿って時間的に『前進』したり『後退』したりする箱です。

 

タイムトラベルは数学的に可能

 未来や過去へ時間を飛び越えて移動するタイムマシンは、科学的に本当に不可能な想像上の産物であり続けるものなのであろうかというテーマに、一石を投じるような研究発表がされた。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学のベン・ティペット教授による最新の研究発表によれば、タイムトラベルは数学的には可能であるとのことである。イギリスの「Daily Mail」紙が、この発表についてレポートしている。

 私たちの生活している空間は、縦横奥行で認識される3次元空間であるが、タイムトラベルを考える場合に、時間という4つ目の次元を切り離して考えてはならず、4つの次元がそれぞれ異なる方向へ伸びている時空連続体として認識しなければならない。さらに、その時空連続体はアインシュタインの理論にのっとり湾曲しているので、日常生活で目にする3次元の世界から想像することは難しいが、この時空連続体の湾曲こそがタイムトラベルに重要な意味をもっているとのことである。

 時間という4つ目の次元の軸も、巨大な重力を持つブラックホールに近づくにつれて遅く流れるという証拠も見つかっており、湾曲していることが確認されている。よって、そういった湾曲した時空連続体に、「時空間における横断可能で非因果的な逆行可能領域」と呼ばれるのような領域をつくることによって、時空間を自由に前後することができるという計算が成り立つと言う。

 数学的には可能であることが証明されたタイムトラベルであるが、タイムマシンは、まだまだ先の話である。理由は、その領域をつくるための素材がないためである。この数学的理論に基づくタイムマシンの製造には、まだ発見されていないエキゾチック・マター負の質量を持つ物質で、理論物理学の分野などではよく話題にされる物質)が必要であるとのことらしい。

参考

 謎に包まれた暗黒エネルギーがその糸口になるかもしれない。天文学者は1990年代、徐々に減速すると考えられていた宇宙の膨張がむしろ加速していることを発見した。

 豪クイーンズランド大学の宇宙学者タマラ・デイビス教授は、「宇宙には引っ張るのではなく押す作用を持つ、反重力的な効果を持った何かがある。それが何かは分かっていないが、宇宙の大半を構成する物質だ。それを暗黒エネルギーと呼んでいる」と説明した。

 

ワームホームを使ったタイムトラベルの方法

 ワームホールとは、時空の異なった2点間を結ぶ抜け道である。理論上では、時空の異なった場所にできたブラックホールをつなげて、ワームホール を作ることができる。しかし、それぞれの入り口は、ブラックホールなので、再び外に出ることはできず、ワームホールを通り抜けることはできない。そこで考えられたのが、そのその負のエネルギーを持った物質でワームホールを通ることである。負のエネルギーの物質では、ブラックホールにならず、ワームホールを通り抜けることができるのです。

 ワームホールがタイムトラベルに使えるのは、その「口」が開いているときだけです。ワームホールの「口」を通って物質が移動するには、自然界には存在しない負のエネルギーが必要だという。

 宇宙を満たす暗黒エネルギーはこの条件に合っている。その実態を解明できれば、ワームホールを端から端まで通り抜けるのに必要な間、暗黒エネルギーで「口」を開けておけるかもしれない。

参考

 まず、ワームホールを生成する。この時点を0時とすると、A地点とB地点は、同時刻でどちらも0時である。次に、B地点のワームホールを光速に近い速度でC地点へ移動する。光速に近い速度で移動すると時間が遅れるため、たとえば、A地点が3時だったとすると、C地点のワームホールは2時になる。次に、C地点のワームホールを光速に近い速度でB地点へ戻す。B地点のワームホールの時刻はさらに遅れ、A地点が6時だったとすると、B地点のワームホールは4時になる。  タイムマシンで、A地点から出発し、B地点でワームホールに入り、A地点へ戻ってくると、B地点のワームホールは、2時間前のA地点とつながっているので、2時間前のA地点へタイムトラベルすることができる。

 ワームホールには出入り口が2つあります。タイムマシンを作るのであれば、その一方を光に近い速さで動かす。そうすると、動かした方の出入り口では時間がゆっくり進むので、動かさなかった出入り口と較べて過去になっていきます。そこで、動かさなかった方から入り、動かした方から出ると、過去に行けるという仕組みです。現在、タイムマシンはこんな原理で作れるかもしれないと考えられています。

 

過去には過去の世界がある

 1つ目は、自分たちが過去の1つの世界に暮らしているから、自分たちの過去は保存されている事を自ら生きながらに証明しています。

 2つ目も、自分たちが過去の1つの世界に暮らしているから、過去には過去の世界があるとは、同時進行世界やパラレル・ワールドと呼ばれる多元宇宙の構造をしている確かな証拠となります。これは、今までの考え方の概念を一変させる重要な発見です。つまり、今までは宇宙とは1つだけだと考えられてきました。しかし、過去には過去の世界が在るとは、過去には過去の宇宙空間が存在する事を意味します。よって、多元宇宙の構造を我々が生きながらに証明しております。決して概念の問題ではありません。同時進行世界パラレル・ワールドと呼ばれた考え方が正しかった事を意味しているのです。

 日本以外の欧米諸国には、ベルリンの壁崩壊後に、旧ソ連で進められていた先端科学の研究成果が洪水のように流れ込んできて、その中には、いわゆる「タイムマシン」の実験に ささやかではあるが成功した事例があることが広く確認されている。

 これらの実験では、「時間の速度を3~5%遅らせる(=1時間当たり2~3分過去に戻る)ことに成功したことが確認された」と、ロシアの学会誌に報告されている。

 問題は、その実験を始めるや否や、実験機材の上空に「白色を発する渦巻き状の現象」が出現し、それが多くの科学者によって目視された。

 

 タイム・マシンは、今から9百年後、30世紀に発明される。

 大西洋上にこれから出現する新アトランティス大陸においてである。

 そのタイムマシンが過去に地上に現われた痕跡は、実は歴史上いくつか見つけることができる。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『黄金の法』の中で以下のように説かれました。

「H・G・ウェルズが、未来小説のなかで、タイム・マシンの出現を予言していますが、このタイム・マシンは三十世紀に新アトランティス文明において開発されます。タイム・マシンの原理は、光速度を超える速度を持った乗りものを発明すれば、過去と未来の間にはさまれた現在の時間の壁を乗り越えられるということです。このタイム・マシンは、実は、2900年代初頭に開発されるのですが、乗組員が過去や未来の時代に行ったままで戻って来られなくなってしまうために、大混乱が生じることになるでしょう。そこで、この第一陣のタイム・トラベラー(時間旅行者)を連れ帰るために、第二陣、第三陣と送り込まれるのですが、いずれも帰って来られなくて、大変な社会問題となるはずです。彼らが、いつの時代のどの地域に出現しているかが分からず、探そうにも探しようがないのです。ただし、この時代の大霊能者たちが、天上界の緒霊の協力を得て、タイム・トラベラーたちの時代と地域を特定するため、一部の人の救出には成功するでしょう。時間旅行者たちが、過去の地上に現われた例としては、日本では、7世紀頃、鞍馬山に天狗が出たという話として遺っております。古代エジプトのピラミッドの壁画にも、未来人の姿が記されています。古代インカのナスカ高原にも出現して、宇宙船と混同されて神々と間違われたことも、記録として遺っております。また、旧約の預言者エゼキエルが見た四つ足の乗りもの(飛行船)は、宇宙人の円盤ではなく、実は、30世紀人のタイム・マシンのようです。ともあれ、タイム・マシンによって時間旅行をする人は、30名で打ち切りとなり、それ以降は社会不安をなくすため、ときの政府の意向により、タイム・トラベルは法例で禁止されることになるでしょう。ウェルズは、その頃、予言者のひとりと言われるようになるはずです。」

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