「進歩」と「調和」

 人間世界を含む大宇宙には、「進歩(進化)」と「調和」という原理・法則が働いています。動植物と人間との調和、暑さ寒さの関係、昼と夜、海と陸との釣り合い、太陽系の惑星間の調和、他の惑星、他の宇宙との調和などなど、この地球や宇宙は美しい大調和に満ちています。

 人間は、赤ちゃんとして生まれてからこのかた、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と学び続けてやがて社会人となるように、肉体的にも精神的にも常に進化、進歩の中で調和した世界を造っていこうとしているように見えます。進歩のないところには、停滞、衰退が待っているだけなのです。

 ただ、進歩ばかりに偏ってしまうと、その先には破滅、破壊が待っています。 また、調和に偏ってしまうと、停滞、衰退があるのみです。

 あの世があると言うことを知り、この世において如何に心を磨き、魂修行を為したかがあの世での生活を決めることになるのです。「この世に生きていながら、あの世の真実を知り、この世の中に積極的意味合いを見出していく。また、この世の中に積極的意味合いを見出しながら、それに執着することなく、さらに魂の発展を為していく」、こういう生き方、霊的人生観中道』の生き方が真実の生き方なのです。

 人それぞれ、様々に成功への道はあると思いますが、「自分を真に生かし、他人を生かすという道」、「自他共に生かす道」、これを選び取っていくということはバランス感覚を要求されます。これが「中道」という考え方です。このバランス感覚を大切にしながら向上への道を目指していく(王道)ということです。決して他の人々を足蹴にしたり、害したりして発展しようという道(覇道)ではないのです。この中道を目指すためには、幸福の科学では『八正道』の教えも説かれています。 「自らの向上を他の人々のために使う」という考え方は、幸福の科学では、「一人ひとりの人格の向上」と「社会の発展・繁栄」をともに目指していくという考え方であり、この考え方は幸福の科学のオリジナルの教えとして『中道からの発展』と呼んでいます。『自分を害さず、他人も害さず、自他共に生かす道』という中道の生き方です。この延長線上に自分が得られる幸福を、他の人々にも拡げていくという考え方、つまり、『利自即利他』の考え方が幸福の科学の基本にあるのです。