守護霊が地獄にいる人の人生修行

現代は「生まれ変わりの例外」がある

 現代では、一般的に、「魂の兄弟のなかで、最近のことをよく知っている者が守護霊になる」という場合が数多くあるので、最低限、直前の前世の魂が天上界に上がってから、生まれ変わることが多い。

 魂の兄弟が地獄に堕ち、天上界に上がってこられない間は、原則として地上に転生しないことになっています。しかし、直前世の魂がまだ地獄にいても、他の者が生まれ変わっている例も散見されます。  現代のように地上の人口が非常に多くなると、地獄の厄介になっている人もかなり増えてきています。

 今は文明が急速に進化しているときであり、「今の時代に生まれないと、貴重な魂経験を積めない」という事情があるため、例外が生じているわけです。
 

「魂の兄弟」が地獄に堕ちると魂グループ全体に負荷がかかる

 「守護霊とは、自分自身の潜在意識でもある」ということや、「私たちの本当の住み処はあの世であり、この世には、魂の全エネルギー量の何分の一かが出てきている」。守護霊を含めた魂グループを「魂の兄弟」といいます。幸福の科学では、以前、「魂の兄弟が地獄に堕ちている場合は、この世に生まれることはない」と言っていました。しかし、「地獄に堕ちている」といっても、魂の一部ではありますので、どうも最近の調べでは、生まれる必要があれば、生まれてくることもあることが分かってきています。その場合、次の魂がこの世で頑張れば、地獄に堕ちている部分まで引っ張り上げられる一方、地獄に堕ちている部分があると、天上界にいる部分も引き下げられる面もあり、その分、地上の人が頑張らなければなりません。その両方の面があることが分かってきています。

 

「守護霊なし」や「守護霊の変更」もある  

 人類の長い歴史のなかでは、今よりもう少しゆっくりと文明の進化が進んでいた時期が多く、そういうときには転生のほうもゆっくりしていて、たまに地上に出てくるぐらいでもよかったのです。ところが、文明が急に変化していくときには、面白みがあるので、地上に出たい人が増えます。特に、ここ百年ぐらいで文明は大きく変化してきているため、「今、生まれたい」という人の数はかなり多いのです。もっとも、「直前世の魂が地獄に堕ちたままだと、地上に生まれた者の守護霊ができないではないか」と思うかもしれません。しかし、そういう場合には、「守護霊なし」でいくこともあります。また、「魂の兄弟のうち、誰が守護霊役を務めるか」ということは変えられるので、もう少し古い魂を引っ張り出し、「よろしく頼む」と言って、守護霊を務めてもらうこともあるのです。