謎の「羽根ライン」と「竹内文書」

 「古事記」の神代篇。そこには、「天鳥船」という、神でもあり飛行船でもある存在が登場し、他の神を乗せて飛行するという話がある。この「天鳥船」に関しても、「UFOではないか」とする説は昔から絶えない。

 「空飛ぶ船なんて、空想の産物」と考える人もいるだろうが、そうとも言い切れない。「古事記」の時代よりも、さらに前の歴史を記したとされる「竹内文書」という古文書がある。一般的には「偽書」とされるが、そこには次のような記述がある。

 「天皇が天空浮船に乗って、登り行く(到着した)ところを『羽根』と名づける」

 この記述をもとに、全国の「羽根」という地名を探ってみると、驚くべき事実が浮かび上がる。 

 石川県の「羽根」、富山県の「呉羽山」「羽根」「小羽」、岐阜県荻原町の「羽根」、愛知県岡崎市の「羽根」。これらの地点を線で結ぶと、日本海側から太平洋側までを貫く、真っ直ぐな直線になる。さらに、その直線は、東経137度11度に沿った きれいな南北の線になる。

 世界や国内にも、遺跡が“東西”に並ぶ「レイライン」と呼ばれるものは存在する。ただ、「東西のライン」であれば、まだ太陽や星を使った方角の測定で、引けないこともない。

 しかし、「南北のライン」となるとわけが違う。太陽や星から方角を測定するのとは別に、時間を正確に計る技術が必要となる。精密な時計が開発されたのは18世紀。人類が経度を正確に計る技術を得たのは、それからだと言われてきた。 

 もし、この「羽根ライン」が意図的に引かれたとすれば、近代以降に開発された高度な技術が超古代に存在したか、「空から日本列島を見下ろしていたUFO」がいた可能性は捨てきれない。

 さらに、こうしたラインの存在と、「天空浮船」という記述のある「竹内文書」との一致を考えれば、天文技術どころではなく、航空技術まで存在していた可能性まで伺えるのです。

 この「竹内文書」における「天空浮船」について、幸福の科学大川隆法総裁が霊言を行った伊邪那岐命は、次のように述べています。

「そのなかには、宇宙人の話がたくさん入っておる。古代文書に書いてあるわな。『竹内文書』というやつだ。古代文字で書いてある。これには、『日本に、天空船(「天之浮船」または「天空浮船」。『古事記』では「天鳥船」とも記されている)で宇宙からやって来た話』が、たくさん載っておるよ。『竹内文書』と言うてな。主たる字体は、ムーから来ている字体なんだが、『古代における宇宙との交流の話』をたくさん書いておるものがあるんだよ」

参考

 能登半島の先、能登町の弁天島には天女伝説がある。白鳥に姿を変えた天女が水浴びをしているうちに、羽衣を漁師に隠される。漁師と結婚した天女は、嵐に遭った漁師を助けるために海に身を投げたという話である。そして、助かった漁師と羽衣が流れ着いたとされる場所が「羽根」という地名になったと伝わる。

 こうした「天の羽衣伝説」は全国各地にあるが。幸福の科学大川隆法総裁のリーディングでは、かつてベガ星から地球にやってきた宇宙人が帰れなくなり、地球に残った例があったことが分かっている(『UFOリーディング 激化する光と闇の戦い』)。

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