水平思考

 平面の世界で迷路に迷っても、三次元の世界からは他の道が見つかるように、人間も、四次元の思考によって、三次元の問題を軽々と跳び越えていくことが可能ではないか。

 通常の人間は「垂直思考」を中心に生きているが、「ある地点で井戸を掘って水が出なければ、いろいろな、まったく違う所で井戸を掘ってみる」という、「水平思考」という考え方がある。

 たとえば、どちらをとるかを決めかねているならば、「どうすれば決められるか」を考えてみればよい。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『成功の法』で以下のように説かれました。

「みなさんが平面の世界に生きているとして、そのなかで迷路に迷ったら、もう、どうしようもないような気持ちになるでしょう。確かに、平面の世界のなかで迷路に迷えば、どうにもならないかもしれません。しかし、これを立体的な世界のなかで解決しようとすれば、わりに簡単です。平面の迷路を抜けることができなくても、ノミのごとく、空中をピョンと跳ねれば、出口に跳んでいくことは可能なのです。このように、「道は無数にある」といっても、二次元の平面的な道ばかりを探してはいけないわけです。三次元の世界において、他の道があるのです。したがって、自分が、いま、ある一つの次元のなかで問題を抱えて苦しんでいるとするならば、「まったく違った観点から、それを解決していく」ということが大事なのではないかと思います。あたかも、ノミが軽々と迷路を跳び越えていくように、人間も、四次元の思考によって、三次元の問題を軽々と跳び越えていくことが可能なのではないでしょうか。通常の人間は、「垂直思考」というものを中心に生きています。たとえば、井戸を掘っているときに、水が出てこないとするならば、「これは、まだ掘り方が足りない」と思って、どんどん深く掘りつづけるというのが垂直思考です。ところが、これに対して、「水平思考」という考え方があります。これは、「ある地点で井戸を掘って、水が出なければ、まったく違う所を掘ってみる。いろいろな所で、いろいろな井戸を掘ってみる」ということです。これを水平思考といいます。こういう方法は、現にあるのですが、実生活においては、なかなか思いつくことができません。「自分には、これしかない」と思ってしまうのです。たとえば、「いまの会社で行き詰まっている。上司とは合わない。部下とも合わない。昇進のめどもない。仕事がおもしろくない。しかし、会社を辞めると家族が飢え死にしてしまう。さあ、どうしたものか」と、ハムレットばりの心境で生きている人は、世の中に幾らでもいます。 かし、このときにとるべき結論は二つしかありません。「そういう職場であっても、それを何とか打開すべく頑張っていくか。それとも、新天地を求めるか」という、このどちらかしかないわけです。そして、どちらをとるかを決めかねているならば、「どうすれば決められるか」ということを考えればよいのです。まず、「自分自身の判断で決める」という方法があります。「友人に訊いてみる」という方法もあります。あるいは、「転職ということについて徹底的に調べ上げてみる」という方法もあります。また、「自分の会社には可能性がないと思っているが、ほんとうに、そうなのかどうか」ということを、徹底的に研究してみることです。そうすると、意外に道が開けてくることもあります。」

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