心の錆を落とす

 ともすれば、人間は自分中心の考え方をしてしまいます。そして、他人から与えられることばかりを求め、与えられないことに不平不満を抱いてしまいがち。このように、放っておけば錆ついてしまう心を磨き透明にしていくことが、守護霊からインスピレーションを得る前提条件です。

 心の錆を落とすにあたっては、主に「自らの思いの修正」「愛の実践行為」という二種類の方法があると説かれています。

 一つは、「八正道」に基づいて反省するという方法。

 「正見」(正しく見たか)、「正思」(正しく思ったか)、「正語」(正しく語ったか)、「正業」(正しく行為をなしたか)、「正命」(正しく生活したか)、「正精進」(正しく道に精進したか)、「正念」(正しく念じたか)、「正定」(正しく精神統一をしたか)という、8つの項目に沿って自らの一日を振り返ります。(『太陽の法』『釈迦の本心』参照)。

 もう一つの方法が、自らを生かしめている仏の愛に感謝し、周囲の人々にその恩返しをしていく「利他(りた)の行為」です。愛を与える利他行の実践によって、「自己中に生きていなかったか、他の人のことを十分に考えていたか」と自らの生きざまを高次な視点で振り返ることができます。

 「八正道による心の点検」「愛の実践行為による高次な視点からの反省」。この二種類の方法によって、日々に心の錆を落とすことが大事です。

 幸福の科学の支部や精舎では、心の錆を落とすためにさまざまな研修や祈願を受けることができます。守護霊のサポートを得て実り多き人生を送るためにも、ぜひこうした研修や祈願もご活用ください。