アトランティス文明

 アトランティスには、飛行船やシャチのような形の潜水艦があっただけではない。宇宙からの訪問者も当時は非常に多く、宇宙に出て行くシステムを宇宙人と共同開発するところまで行っていた。原爆や水爆の原理のようなものも すでにあったのです。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『『アトランティス文明の真相 公開霊言 大導師トス アガシャー大王』でトス自身の言葉(霊言)を以下のように説かれました。

「当時のアトランティスが全盛であったかどうかは、何とも言えませんが、少なくとも、とても近代化して、レベル的にかなり上がったということは言えると思いますし、レベルが上がったために、宇宙からの訪問者も当時は非常に多かったということが言えると思います。
 あなたがたは、当時のアトランティスに、潜水艦の原理や飛行船の原理があったというように学んでいると思いますが、実際は、それを超えたものもあったのです。けれども、それを言うと、現代的にはなかなか信じてもらえないので、これまで活字にはしていなかったのです。
 当時、宇宙に出て行くシステムを宇宙人と共同開発するところまで、実際は行っていたのです。そういうことは、現代人には、とうてい信じられないことでしょう。「一万年以上も前の人が、人類がこれから向かおうとしているレベルまで行っていた」というのは、ちょっと考えられないことだろうと思います。
 また、原爆や水爆の原理のようなものも、すでにありました。戦争があった場合に、小都市レベルのものが消滅するという現象は、すでに起きていたのです。
 当時でも、アトランティス大陸の外部には、ほかの国もありました。他の大陸には別の民族がいて、ときどき侵略戦争等も現実に起きていたため、やはり、防衛用の兵器というものがあったのです。
 それは、ずばり、今の原爆や水爆と同じものではないのですが、物質をエネルギーに転換する装置と極めて関係のあるやり方で、ある物質が違う物質に変換されるときに出る膨大なエネルギーを利用した兵器であったと思われます。そういう兵器には、相手国の小さな都市や、島の一つぐらいは消滅させてしまうほどの力があったのです。
 さらに、空中から攻撃するというやり方も、当然ありました。
 幸福の科学では、「アトランティスには、飛行船や、シャチのような形の潜水艦があった」ということが説かれていますけれども、実際は、それだけではなく、もう少し進んだものまで持っていたということです。ある意味で、宇宙文明との融合に近いものはあったのではないかと思います。」
(24~27ページ)

 アトランティス大陸伝説は、古代ギリシアの哲学者プラトン(前427年~前347年)の、晩年の著作「ティマオス」と「クリティアス」の二冊が唯一無二のルーツである。この二冊をもとに何千冊にも及ぶアトレンティス物語が書かれる事となる。

 「ティマオス」も「クリティアス」の比較的短い物語で、対話形式になっている。

 アトランティス王国は、「ティマオス」 の中で、登場人物のひとり、クリティアスが、祖父のクリティアス(同名)から、先代(プラトンの時代のクリティアスから見ると曾祖父)が、当時親しかったギリシアの七賢者の一人ソロンから聞いた話として登場する。ソロン(前640年~前560年頃)が、当時エジプト新王国第26王朝の首都であったのサイスという町に前590年頃行って、老神官からアトランティスの物語について聞いたことを、約200年余を経てソクラテスが書き残したことになる。

 ソロンの時代から9000年前に「ヘラクレスの柱」の前に、「リビア(アフリカのこと)とアジア」より大きなひとつの島があった。現在から見ると約12000年前のことである。古代ギリシア人にとって「ヘラクレスの柱」とは、ジブラルタル海峡の2つの山の事をさすので、大西洋に大きな島、つまり、アトランティス大陸があったことになる。大西洋自体、英語でAtlantic Ocean(アトランティスの海)という。

 アトランティス王国が強大な軍隊を率いて、古代アテネ王国を侵略をしようとしてアテネ軍に撃退されて、アテネ軍がアトランティス大陸に乗り込んだそのときに、突然襲った未曾有の天変地異で大洪水と地震が起こり、アトランティス大陸はアテネ軍とともに暗い海の底に沈んでしまったという。

 「クリティアス」は、古くからアトランティス物語との別名があるくらい詳しくアトランティス王国の様子を伝えている。アトランティスの首都には、三重の円形の堀を巡らしたアクロポリスの丘に海の神ポセイドンを祀った神殿、ポセイドンと結婚したクレイトオと2人の子どもである五組の双子を祀った神殿や、アトランティス王国全体を治めるポセイドンの長子であったアトラス王の子孫の宮殿があった。これらの建築物は、白、黒、赤など色とりどりの石材と炎のように燦然と輝くオレイカルコスという金属でつくられていた。五組の双子達の長子アトラスは全体の王となり、アトランティス王国全体は、五組の双子にちなんで十の地域の分かれて、五組に双子の子孫が代々統治していた。

 広大な平野には水路網が完備していて、様々な果物や穀物の実りを水路が保障していた。まさに楽園であった。堕落してしまったのでゼウスの怒りにふれて・・・。ここで「クリティアス」は中断している。アトランティスの遺跡として、エーゲ海にうかぶサントリーニ島が有力視されているが、サントリーニ島の文明が火山の噴火で崩壊したのが紀元前1500年頃であり、プラトンの示す時代と違い、島の規模も違いすぎる。何よりもプラトンの示したのは、「ヘラクレスの柱」より西の大西洋上にあった大陸であった。大西洋の一角を占めるカリブ海には、ビミニ・ロードとよばれる人工物やストン・サークルの遺跡などがハバマ諸島のビミニ島付近の海底にあり、アトランティスの遺跡である可能性が指摘されている。地球の歴史は現文明しか記録に残っていないが、それより以前にも文明があった。その中のアトランティス文明末期では、「地震爆弾」で今のカナダの地の赤色民族を全滅させている。また、科学に溺れたアトランティス大陸文明(現バミューダ・トライアングル海域)は、一夜にして海の底に沈んだ。

 現在の地球は、科学、科学と言っても、かつてのアトランティス文明にも遙かに及ばない。

 地震の仕組みさえわからず、プレート移動が活断層がどうのこうのと言っている状態なのです。

 西洋の原点はアトランティスにあり、東洋の原点はムーにある。

 そして、現在、西洋の流れが日本という国に流れてきて東洋の流れと合致することで、アトランティス文明とムー文明が、数万年の歴史を経てこの日本の地で融合し、一つになろうとしている。私たち日本人は、そういう運命を担っている。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『愛から祈りへ』の中で以下のように説かれました。

「アトランティス文明が滅び、巨大な文明、文化国家が地上から姿を消したわけですが、アトランティス文明の末裔たちは、「なんとかして、自分たちの国を再現したい。かつての繁栄を取り戻したい」という気持ちを強く持っていたのです。そこで彼らは、大西洋の近くにある地中海を中心として、アトランティス文明の再興を図りました。そして、いまから数千年前、エジプト文明の発展と同時に、ギリシャにも、一つの発展、繁栄を見ようとしたのです。すなわち、ギリシャ精神の根底に流れているのはアトランティス文明なのです。そして、このアトランティス文明と対極にあるのがムー文明です。かつて太平洋にあったムー大陸は、いまから一万五千年ほど前に沈没しましたが、ムー大陸で文明を栄えさせていた人びとは、その文明をどこに持っていくかを考えた結果、インドや中国、日本などに文明を栄えさせてきたのです。結局、「西洋の原点はアトランティスにあり、東洋の原点はムーにある」と言うことができます。現在、西洋文明と東洋文明という二大文明があり、それぞれ数千年の歴史を持っているように言われていますが、その原点は、アトランティスとムーという二大大陸に栄えた文明にあるのです。そして現在、アトランティス文明とムー文明が、数万年の歴史を経て融合し、一つになろうとしている──このように理解してよいのです。ギリシャという国が創られ、発展していく前には、天上界で高級諸霊が数多く集まり、ギリシャの指導神、ギリシャの神々となりました。アトランティスの時代に光の指導霊だった人びとが集まって、ギリシャという国を創っていくという決意をし、西洋文明の源流を創ってきたのです。一方、かつてはムー大陸で文明を創っていた光の指導霊たちは、東洋文明を創っていくという決意をし、東洋の地に磁場を創り、インドや中国、その周辺に、さまざまな勢力圏を創ってきたという歴史があります。このように、ムー文明が東洋の源流をなし、アトランティス文明が、ギリシャやその後の西洋の源流となったのです。そして、いま、西洋の流れが日本という国に流れてきて、東洋の流れと合致しました。結局、この日本が、今後、アトランティス文明とムー文明とを合わせたような新文明を創っていくための淵源地、原点となるのです。  われわれは、いま、そのような運命を担っているのです。」

 大川隆法総裁は、著書『アトランティス文明の真相』の中で以下のように説かれました。

「まえがき  現代でも幻のアトランティス文明の実在を信ずる者は多い。特に、20世紀前半にアメリカで活躍したエドガー・ケイシーという超能力者による大量のライフ・リーディング(過去世リーディング)によって、かつてのアトランティス人が大量に現代文明に生まれかわっていることが知らされて以来、ケイシーファンがアトランティス・ブームの中心にいるようだ。もともとは、古い文献としては、ギリシャの哲学者プラトンが、二千四百年前に、エジプト遊学時に、エジプトの神官から、「9千年前に地中海のジブラルタル海峡の外洋にアトランティスという大陸があったが、神の怒りに触れて一夜にして海没した」と伝え聞いたという伝説が記録としては最古のものである。エドガー・ケイシーなきあと、1万年以上前の文明の「リーディング」に挑戦したのが本書である。興味深く読まれる方も多かろう。

あとがき  

 神の怒りに触れて大陸が陥没するとは、にわかに信じがたい人もいるだろう。「神罰」「天罰」「仏罰」という言葉を迷信とし、死語にしてしまいたい人も多かろう。  しかし、先般の2011年3月11日に東日本を襲ったマグニチュード「9.0」の地震の威力を考えると、もし一万年に一回でも、マグニチュード「10.0」クラスの大都市直下型地震が起きたら、国家の大部分が沈下することも全くの夢想とはいえまい。  本書では、古代文明として栄えたアトランティス文明の大導師トスの時代と、末期のアガシャー大王の時代を描いた。ある種、貴重な秘教文献かと思う。」

 総裁は、著書『太陽の法』の中で以下のように説かれました。

「現在の大西洋のなかほど、バミューダ海域と呼ばれるところを中心に、アトランティスという大陸がありました。アトランティス大陸に大きな変化があらわれるのは、1万5千三百年前にムー大陸が沈み、その末裔が、アトランティスに落ちのびてきたときです。彼らのなかには、科学者もおりました。科学者たちは、ムー文明のビラミッド・パワーを、アトランティス人にさずけたのです。このピラミッド・パワーは、やがて航空技術、航海技術にも取り入れられていきます。 そして、アトランティス文明は、いまから1万2千年ほど前には、全知全能の主・トスという大導師、大指導者を得て最盛期を迎えました。トスは、宗教家、政治家、哲学者、科学者、芸術家を一人で兼ね備えていた超天才でした。この大指導者は、アトランティスに総合文化とでもいうものを創り出しました。科学的見識は特に優れ、やがてアトランティスは、ムー文明になかったような科学文明を築いてゆきました。  アトランティスは、大導師、トスのあとをうけて、科学万能の時代に入ってきておりました。しかし、トスの本物の「万能」をうけつぐ人が出なかったので、科学偏重に傾いてゆきました。アトランティスが沈没しはじめたのはこのころで、いまから1万1千年ほど前です。まず最初に、大陸の東の三分の一が海中に没しました。さらに、一万七百年ほど前になると、西の三分の一が沈みました。そして、いまから1万4百年ぐらい前、紀元前の八千四百数十年に、この地に、アガシャーという方が生まれます。アガシャー大王は、ラ・ムー同様、政治家兼宗教家でした。やがて、理神論派は反乱を起こし、アガシャーをはじめとする王族たちをとらえ、広場で、生き埋めにするという暴挙に出ました。このころは、ちょうど二十世紀末の現代同様、真理が説かれると同時に、魔が競い立っていたのです。  こうした暴挙のなかで、ただひとり、理神論派の追撃の手を逃れ、飛行船で王宮から飛び立った者がおりました。アガシャーの長男・アモン二世です。このアモン二世は、エジプトに逃れ、アモン・ラー伝説の起源となります。この地で、太陽信仰をはじめることになるのです。エジプトのピラミッドの原型は、アモン二世が伝えた知識にその源を発するものです。反乱軍の暴挙によって、地上に肉をもっていた数多くの光の天使たちは処刑され、アトランティスでは、悪魔が勝利を得たかに見えました。しかし、彼らがつくり出した暗い想念のくもりが、全アトランティスをおおったため、地球意識に反作用が起こり、全アトランティス帝国が、一昼夜にして、海底に陥没するという信じられない現象が眼前に生じたのです。しかし、一部の人々は、やはり飛行船によって逃れ、アフリカ、スペイン、南米のアンデスの方面へと逃れ、それぞれの地で、新しい文明の種をまいていったのです。」

 アトランティスがあったとされる大西洋に近い海域のカリブ海で、超古代文明の遺跡が発見された。ビミニでの海底舗道や幾何学模様が連なる遺跡などの発見です。航空機の事故が多発していることで有名な バミューダ・トライアングル にかけて存在したとされます。

参考

 2001年5月、キューバの西端の海底で、ピラミッドや円柱のある都市遺跡らしきものが発見された。注目すべきは、それが水深700メートルの海底だったことである。

 氷河期の氷が解けたことによる海面上昇では、ここまでの深さは説明できない。やはり、陸地の大規模な沈降があったのではないか  この発見によって、ギリシャの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』で、「一昼夜にして海中に没した」と伝えるアトランティス大陸の存在が信憑性を増してきた。

 現在の考古学や人類史は、あくまで「現在の陸地」のごく一部を掘り返した成果に基づいているに過ぎない。キューバの海底遺跡から考えても、文明が海中に沈むことがあるのは、もはや否定し難い。地球表面の7割を占める海底の調査が進めば、かつての「常識」をくつがえす古代文明の姿が明らかになる公算は極めて大きいといえる。

 『太陽の法』には、アトランティス大陸は今から約7万5千年前、海底火山の爆発がきっかけで、現在の大西洋のバミューダ海域を中心に浮上した。キューバ沖や、フロリダ沖ビミニ島などの海底遺跡も、位置からしてアトランティス文明の一端である可能性が濃厚である。

 プラトンは、アトランティスの位置を「ヘラクレスの柱と呼ぶ海峡の向こう」と記している。この記述も、地中海の出口に当たるジブラルタル海峡の先、つまり、大西洋上を指していると解釈できる。

 このアトランティス大陸は、約1万6千年前に文明の兆しを見、1万2千年前の最盛期を経て、約1万年前、海中に姿を消した。

 アトランティス文明の最大の特徴は、科学が発達していたことである。例えば、いわゆるピラミッド・パワーによって太陽エネルギーを変換し、飛行船などの動力として用いていた。また、植物から生命エネルギーの変換パワーを抽出し、現代の電力のように利用していた。人智学を創始したルドルフ・シュタイナーも、「アトランティス人は植物の種子から発芽力を取り出して、これを技術に役立たせる方法を知っていた」と書いている。

 

アトランティス文明の流れ

 海底遺跡やプラトンの著作以外にも、アトランティス文明の流れはいくつかの地域に残っている。水没を逃れた一部のアトランティス文明の末裔たちが、「なんとかして、かつての繁栄を取り戻したい」という気持ちを強く持っており、地中海を中心としてアトランティス文明の再興を図ったからである。

 例えば、ピラミッド。エジプトにある石造りのピラミッドの原型は、アトランティスにあった銀色のピラミッドである。アトランティスの水没から飛行船で逃れた人たちがエジプトにたどり着き、ピラミッドの知識を伝えた。

 あるいは、古代ギリシャ文明の精神。ギリシャの特徴である海洋文明性、合理主義的知性、自然科学や弁論術など学問の有用性を尊ぶ気風は、いずれもアトランティスに源流を持つ。

 これらの背景には、三つの文明の中心的な指導霊(神)の秘密がある。アトランティスのトスは死後、学問の神トートとしてエジプト文明を霊的に指導。後にヘルメスとして転生し、ギリシャの繁栄と神秘思想の基を、さらには西洋文明の源流を築いた。

 このアトランティス文明は、1万2千年前、大導師トスを得て最盛期を迎える。トスは宗教家、政治家、哲学者、科学者、芸術家を一人で兼ね備えた超天才であり、アトランティスに総合文化とも言うべきものを創り出した。(『太陽の法』)

「アトランティスの飛行船は、実に奇妙な形をしていました。直径四メートルぐらいのクジラ型の飛行船です。長さは約三十メートル。上半分に浮力用ガスがつめられ、下半分に、人間がのる。約二十人のりです。クジラ型の背中の部分には、背ビレのように銀色のピラミッドが三個ついており、これで太陽エネルギーを変換して、後尾部に送り、そこにあるプロペラをまわしていたのです。潜水艦にも、例のピラミッドが三個ついており、それが、遠くから見ると、背ビレのように見えました。浮上しては、太陽エネルギーを吸収し、また潜水していました。こうして、アトランティスは、科学万能の時代を迎えたのです」

 トス神は、後にエジプトで、智慧や学問の神トート(Thot)と呼ばれた。さらには、ギリシャにヘルメスとして、次いでインドにゴータマ・シッダールタ(釈尊)として転生し、以後の文明の源流をつくった。アトランティスのトスも、愛の教えや、宇宙の構造論などの知の教えを人々に説き、宗教と科学を統合した文明を主導したのである。

 

アトランティスはなぜ滅んだのか

 だが、トス没後、アトランティスは退廃の道をたどる。

 今から1万4百年ほど前には、アガシャーという名の王が出た。のちにイエス・キリストとして生まれる魂である。釈尊の数百年後にイエスが生まれたように、トスの数百年後に出たアガシャーは、のちのイエスに通じる愛の教えや、守護霊と交流して心を正すことの大切さを説いた。

 しかし、多くの人々は唯物論的な科学万能信仰に陥っており、霊的なことや愛の本質を理解できなかった。ついに、ある一派はアガシャーを自分たちの理性主義をおびやかす敵と捉え、広場に生き埋めにするという暴挙に及んだ。ちょうど、イスラエルの人々がイエスを十字架につけたように。

 それから間もなく、アトランティスは一昼夜にして海中に沈んだ。唯物思考がはびこったため、人々の心を覆った想念の曇りが、地球自体の生命体(地球意識)に悪影響を及ぼし、その結果、大陸の陥没という反作用が起きたのである。

 大川隆法総裁の著書『太陽の法』では、アトランティス文明が1万数千年前、大西洋上に実在し、3度に渡って大陸が陥没し、1万4百年前には地上からその痕跡が消えてしまったことを説かれています。アトランティスが沈没しはじめたのは、今から1万1千年ほど前です。まず最初に大陸の東3分の1が海中に没しました。さらに、1万7百年ほど前になると西の3分の1が沈みました。アトランティス大陸は真ん中の部分の三分の一を残すだけとなってしまいました。そして、今から1万4百年ぐらい前、アガシャー大王がアトランティスに生まれた時代にとき、反乱軍がアガシャー大王と王族を捕え、広場に生き埋めにするという暴挙にでたのです。その反動で、アトランティスは一昼夜にして海底に陥没するという信じられないことが起きました。

 エドガー・ケイシーが残した数多くのリーディングでも、「アトランティス大陸は、ほぼ全ヨーロッパに匹敵する大きさで、現代文明に匹敵する高度な文明を持っていた。なかでも特殊な石から生み出されるエネルギー・システムは、一つの文明を滅ぼすほどのパワーがあった。そして、アトランティスは歴史上3回の天変地異に遭い、壊滅は2回にかけて発生した」と述べられています。人類文明の揺籃の地の一つであったアトランティス大陸は、紀元前5万700年、紀元前2万8000年、紀元前1万600年と3回の破局を経て、海の底に沈んでしまったという。紀元前2万8000年の破局により大陸が分断され、島々に分かれ、最後の破局では数百年かけて島々が粉々にくだけ大西洋に沈んでしまったとのことである。あらかじめ崩壊が予想されていたので、エジプトやユカタン半島などに移住し、文明を移転した人々もいたという。  

 アトランティス滅亡について、プラトンの「クリティアス」にも以下のように記述されています。  

「猛烈な地震と洪水が発生し、たった一昼夜の雨で勇武の人たちが皆一体となって地下に沈んでいき、アトランティス島も同じようにして消え、海面下に沈没した。そして、そのようなわけで、あの地方の海は通過できず、入り込むこともできないが、それは実に多量の浅い泥が邪魔なためです。これは島の沈下に起因したのです。」

 

アトランティス大陸はなぜ沈んだのか

 大川隆法総裁は、著書『宗教選択の時代』の中で以下のように説かれました。

「このアトランティス大陸の陥没は、「現在がその時代に似ている」という、私の言葉を前提に考えるならば、その後、人類を偉大なる高みから谷底へと落とし、もとの高みまで戻るのに一万年もかかるような、大きな後退であったことを、あなたがたは忘れてはならない。その最期の時に、仏は、みすみす人類を見捨てたのではない。 その一千年も前から、何度も何度も光の使者を地上に送って、「あなたがたは悔い改めなさい」と言いつづけてきた。 されども、科学文明と経済に驕(おご)って、彼らの言うことを信じず、むしろ、その正反.対の悪魔、当時、べリアルといわれていた悪魔を神だと信じて、怪しげなる超能力信仰をし、人々を狂気に陥れた、そういう宗教的な力があった。 そちらを信ずる者が数多くなり、ましてや、次々と地上に送った光の使者たちを迫害し、大量殺我を行なうに及んで、天は最後の引金を引いた。それが大陸の陥没である。その前に、心ある人たちには、「南へ逃げよ、西へ逃げよ」、あるいは「東へ逃げよ」と教えてはいた。そうしたことがあった。そのアトランティスの末期に生きていたは、現在のあなたがたであり、また、ヨーロッパやアメリカやその他の国に、いま生きている人たちである。」

 トス神は、アトランティス大陸が海中に沈んだ理由について、当時の人々が科学万能の考えに陥り、神仏への信仰を失ったことにあるとして、それとよく似た状況にある現代文明に対し、厳しい警告を発している。

 崩壊前のアトランティスは、現在のアメリカ合衆国の抱える課題とよく似ているという。強大な軍事力をもち、誤用すれば大陸が吹っ飛び、気象変動を起こすような科学兵器を保有しており、深刻な人種差別も抱えていたという。また、国内には、物欲と支配欲のままに行動する「ベリアルの子ら」と呼ばれる人々と「神の掟の子ら」と呼ばれる人々との対立があったという。ゾロアスター教にいう光と闇の戦いが行われていた。  人は「人格の完成」をめざして、克服すべき課題を背負って、縁ある人達と共に生まれ変わりを繰り返しているとのことである。アトランティス末期に生きた人々が、大勢現在アメリカ合衆国に生まれ変わり再生してきているという。持てる力を誤用して、アトランティスの崩壊にもたらしてしまった過ちを克服することを学ぶためである。

 ところで、一部現代を凌ぐ程の科学技術を誇っていたアトランティスは、敵対した二つの文明を滅ぼしたそうです。  一つは現グリーンランドの種族。当時は緑豊かな島だったそうです。敵対するこの勢力に対してアトランティスは「寒冷爆弾」のようなものを使って氷の世界に変えたそうです。この爆弾は大気中に CO₂ をばら撒くもので、CO₂ がドライアイスとなって核となり、雪や雹が降るんだそうです。今言われている CO₂ の温暖化は逆で、CO₂ は寒冷化をもたらすそうです。もう一つは当時北米には赤色の肌の人種が生きていたそうです。アトランティスは暴風を巻き起こす爆弾を使ってまず砂漠化して作物を全滅させ、次に疲れた赤色人を殺していったそうです。今赤色人はいませんが、当時全滅させたそうです。  (『アトランティス文明の真相』)  さらに、今回の「アガシャーの霊言」では、驚くべき事実が語られていました。

 北米には赤色人種が住んでいた。そして、その赤色人種は、アトランティス人によってある兵器で全員殺戮された。地球はこれからCO2で温暖化していくのではなく、寒冷化に向かっていくということ。植物の発芽エネルギーを一種の電力エネルギーに変換していた。アトランティスでは現代社会でも行われているクローン技術が存在し、いま行われている羊や牛などのクローンではなく、さらにその先をいく人間のクローンが行われていて、そのクローンを奴隷として使っていた。その奴隷を使う特権を持った傲慢な政治的指導者や軍の権力者たちに悪魔が入っていた。権力者たちは、聖クザーヌスの教え「理神論」が絶対であるとし、アガシャー大王の愛の教えを否定し、王族全員を広場に生き埋めにし、それをまた埋戻し完全に証拠を隠滅した。そして、科学技術万能となり人類は驕り高ぶり、正しい信仰を否定したことで、暗い想念の曇りが大陸の陥没を引き起こしアトランティス文明は海中に没し滅びたことなど。人類は大量の核爆弾を作り、クローン技術も生み出し、宇宙技術も開発し、科学技術は進歩してきました。しかし、世界各国で戦争や紛争、テロは絶えず、平和・調和とは程遠い世界であると言うのが現状です。現代の状況を霊的視点で眺めてみるならば、このアトランティス文明末期の状況と酷似しているように思われます。また、人類が傲慢になり、正しい信仰と愛というものを見失ったとき、そこに神の裁きが起こることもあり得るということを、「アガシャーの霊言」では語られていました。人類は、今一度アトランティス大陸滅亡の教訓から学び直す必要がある。人類はまた同じ過ちを繰り返すのか、心を入れ替え「進歩と調和」に満ちた新たなる世界を構築するために歩み始めるのか。いま、人類はその選択の時期に差し掛かっているといえるでしょう。

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