祈りの治癒力

 祈りの力で、病気が治ることは実際にあります。正しい信仰生活をしていると、ほんとうに体験できることがあります。

 幸福の科学大川隆法総裁は、信仰による奇跡について『愛は風の如く2』で以下のように説かれました。

「みなさんのなかにも、「物質化現象」という言葉をお聞きになった方も多いかと思いますが、実在界のエネルギーが、なんらかの意図によって、地上界に物質化して現われることあるのです。たとえば金粉現象というのもそうですし、それ以外にも、霊界からみごとな宝石を出したり、あるいは薬を出したりというように、いろいろなものを出すというケースがあります。じつは、宗教によって病気が治ったりする奇跡も、この延長線上にあるのです。体内にガンが巣くっていて、そのガンが信仰によって治ったりする場合も、レントゲンで写真を撮るならば、ガンは物質的には確実にあるものなのですが、それが一瞬にしてなくなるということがありえるわけです。これなども、霊的エネルギーがはたらいて、そういう物質界のつくり変えに力を貸していると思わざるをえないのです。こうしたことが、日常茶飯事に行なわれるわけではありませんが、天上界の諸霊も、必要に応じてこうした物質化現象を起こし、生きている人たちの信仰心を強くする場合があります。ただ、なんでもかんでも物質化現象を起こしはじめると、これは地上の人間を甘やかすことにもなりかねません。なぜなら、欲しいものをねだれば、すぐ現われてくるということになりますと、彼らの地上での修行が意味を持たなくなるからです。地上人はなにゆえに地上に生まれ、赤ん坊から育って大人になって、努力して生きていくか、その意味がなくなってしまいます。それゆえに、こうした物質化現象なども、あくまでも例外措置として認められているのであり、それに意味がある場合にのみ許されていると考えてよいでしょう」

 

祈りの治癒力 (千田要一医師)

 祈りの治癒力は認められたり否定されたりする。幸福の科学の教義を基にした「真理医療」理論は、祈りの本質や効果的な祈りの条件を示すことで解答を示すことができる。

正しい祈りが治癒に導く

 真理医療理論によれば、効果的な祈りには以下の5つの要因が重要である。

 

1 強い信仰心

 信仰心は、高次元霊界の波長に自らの波長を合わせる力となる。信仰心が強ければ強いほど、祈りに確かな応えが返ってくる。幸福の科学の信仰の対象は、イエス・キリストが「天なる父」と呼んだ主エル・カンターレであり、信仰心によって主エル・カンターレと霊的につながることで癒やしの力が降りてくる。

2 心境を正す

 この世的な執着にまみれた心では、高次元霊界と波長が合わない(波長同通の法則)。人間の持つ代表的な執着として、仏教で言う「貪・瞋・痴・慢・疑・悪見」という六大煩悩が挙げられるが、日々の反省によってこれらの執着を断つことで心境が正される。その一方、感謝や利他の思いで心を満たすことも重要である。

3 セルフヘルプの精神

 『天は自ら助くる者を助く』の諺どおり、単に祈るだけではなく、自分でできる最大限の努力をすること。その努力のレベルを天上界は見ており、祈りの効果に影響する。

4 祈りの内容の正しさ

 その祈りが成就した場合、周囲の人々を幸せにし、他の人々を不幸にせず、祈った人が人間として成長するような内容であること。

5 精妙な霊的磁場

 場所の波動が悪いと効果的な霊現象が起きない。幸福の科学の場合、主エル・カンターレの霊意識と直結する「御本尊」を前に祈ることが勧められている。また、同教団の支部や精舎など、霊的な磁場が管理されプロの導師のもとで行う「祈願」は、より信頼性が高いと言える。

 幸福の科学では、重度の くも膜下出血、脳挫傷および頭蓋骨の粉砕骨折、統合失調症などからの、祈りによる奇跡的回復が多く報告されている。これらの事例も真理医療理論のケース・スタディとして考察できる。

参考

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