オーパーツの謎

 オーパーツ(OOPArts)とは「Out Of Place Artifacts」の略で「場ちがいの加工品」という意味である。現在の歴史学・考古学の常識に当てはまらないもの、時代に合わないものということになる。広い意味で、加工品及び加工品を示す文献記述ということで捉えたい。例えば、万葉集や日本書紀に磐船(いわふね)というのが出てくる。ここでは、「天皇家の先祖神が『天の雲に磐船うかべて』日本の国を平定して、代々継承しながら国を治められれば・・・」となるこれを想像と取るのか、実際にあったことと取るのかで、違ってくる。通常は、あり得ないと取るのであるが、インドの古代の二大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハバラータ」は、オーパーツの宝庫である。そこに出てくる『ヴィマナ』は、英雄達が乗り回す航空機のことである。これらを文字どおり解釈すると、古代以前に航空機があったことになる。しかし、現在理解されているところの歴史を概観すれば、現生人類があらわれたのは、25万年前(新しく見積もって5万年前)であり、そこから文明へのステップが始まる。農耕が始まったのが約1万年前のこと。約5000年前にメソポタミア文明とエジプト文明が発生し、その後、インダス文明、黄河文明など他の地域でも文明生活への歩みを開始する。ライト兄弟によって飛行機が発明されたのが1903年、原爆が初めて使用されたのが、1945年のことになる。  

 地球規模での天変地異があって、文明が壊滅してしまったということが、オーパーツの基本的な前提になる。有名なのは聖書に出てくる「ノアの箱船」の話である。世界中にこの洪水伝説があり、神から打ち明けられた特定の人物が救われるという話まで、世界各地にある。  

 また、「ラーマーヤナ」や「マハバラータ」などには核戦争しか考えられない記述があり、シナイ半島やパキスタンのモヘンジョ=ダロの遺跡付近に核戦争しか考えられない高熱で破壊されガラス化された石が多数見つかる場所があるとのことである。大規模な核戦争が行われれば、「核の冬」を招来し、地球全体が死の世界になる。また、地殻変動が起こり大地震、火山の噴火等も同時に起こることも予測される。  

 南極と北極の移転や、極地の移転も大災害をもたらすことが予測されている。極地の移転は、しばしばおきている。  

 人類の歴史が今考えられているより遙かに古いかもしれないことも種類によってはオーパーツの前提になる。現生人類が発生してから世界中の文明が破壊され原始時代からやりなおさなければならない文明破壊がいつおこったのであろうか。A.ゴルボフスキー著「失われた文明」によれば、1万400年前に人類の痕跡が突然きえているという。そこから人類は再出発した可能性があるという。また、インドの太陰=太陽暦は、紀元前1万1652年から始まっており、マヤの暦の周期をさかのぼると紀元前1万1653年になる。 古代エジプトの暦と古代アッシリアの暦もそれぞれの固有の周期を紀元前1万1542年に重なるという。いささか乱暴だが、ゴルボフスキーは、紀元前1万1600年頃4つの暦が重なり、このころ人類文化壊滅の危機があったのではないかという推測になる。同時期に、最後の氷河時代があけて、大洪水になったことが知られている。

 マヤの暦は、紀元前3114年8月12日にはじまり、紀元2012年12月22日に終わりとなっている。また、黒海が溢れてメソポタミア地方が大洪水になったのが、紀元前6000年頃であり、これが「ノアの洪水」であるとか言われる。キリスト教的立場からすれば、聖書の創世記を文字通り取り、上空に地球を取り巻く厚い水の層がかつてあり、これが、落ちてきてノアの大洪水になった。そして、厚い水の層が、紫外線などの有害光線から人類を守っていたので、人類の寿命が一挙に縮むことになったとされている。洪水以前の人類は例えば、アダムが930歳。洪水前後を生きたノアが950歳であった。人工衛星の写真の解析によってトルコのアララテ山系のアキャイラ連山から「ノアの箱舟」の残がいらしきものが見つかっている。