錬金術

 「錬金術」という言葉、これは材料開発にも深く関係する言葉です。

 また、錬金術は現代科学の源流に位置し、化学(Chemistry)の語源にもなっています。

 一方、現在では、「鉛を金に変える技術である」とか、「怪しい手品的なことをしてお金儲けをする」といった意味にも用いられている。ところが、錬金術とはアトランティス時代の科学技術の伝承のようです。

参考

錬金術とヘルメス文書

 錬金術は、古代ギリシャや古代エジプトで生まれました。3世紀ごろまでにエジプトで文献にまとめられ、アラビアへ伝わり、7世紀からアラビア科学として発展。12世紀以降、ヨーロッパ諸国に伝わったとされています。

 また、中国やインドでも独自の錬金術が発展しており、それらは「煉丹術(れんたんじゅつ)」と呼ばれました。ヨーロッパでは、17世紀のルネサンス以降に占星術が天文学へ、錬金術が魔術的な部分を排した化学へと変化しました。

 エジプトで書かれた錬金術の文献の名前は「エメラルド・タブレット」と呼ばれ、著者は「ヘルメス・トリスメギストス」とされています。ヘルメス文書は、紀元前3世紀から紀元後3世紀の間に「3人のヘルメス」という人によって書かれたものであるため、ヘルメス・トリスメギストスであると解釈されています。

 ヘルメスという名は、ギリシャだけではなくエジプトでもよく出てきます。さらに遡ること2000年、紀元前24世紀のエジプト第5王朝時代に、ヘルメスの町「ヘルモポリス」が信仰の中心地として存在しており、トート神を信仰していたと言われています。

 一方、幸福の科学の教えでは、ヘルメス・トリスメギストスとは「三倍偉大なヘルメス」という意味であり、ギリシア神話のヘルメスとエジプト神話のトートを同一視した呼び方です。つまり、「トート=ヘルメス体制」ということです。またそのトートとは、トス神を指すと言われています。

 また、このころの地中海世界では、ギリシャとエジプトは、はっきり分かれていなかったとも言われています。

 

ヘルメス文書とHSU未来産業学部

 幸福の科学大川隆法総裁は、未来産業学部の位置付けを説いた『「未来産業学」とは何か』において、こう述べています。

「エジプトの学問の神はトス(トート)ですから、医学も含め、科学もすべては、ヘルメスおよびトスから来ているとも考えられるわけです。トスは、科学的なものから、文字の開発や芸術までを含めた「学問の神様」とされているので、おそらく、『エジプト学の原点』に存在するものだと思います。そして、そのもとは、アトランティス大陸の文明から来たものとも言われているのです。ヘルメス学には、いわゆる『魔法』に当たるものも、そうとう入っていますので、おそらく、そのなかには、『化学』と『物理学』の両面があるのではないかと考えられます」

 

ヘルメス文書の今日的解釈

 今日、『ヘルメス文書』として伝わっているものは、紀元前3世紀から紀元後3世紀のエジプトのアレクサンドリアにおいて、ギリシャ語で書かれたとされています。

 『ヘルメス文書』の内容は、今日でいう哲学・宗教、占星術、錬金術、魔術など多岐にわたっています。紀元後2世紀のアレクサンドリアには42冊の『ヘルメス文書』があり、司祭たちがそれらを研究していました。『ヘルメス文書』は相当流布していたようです。

 『ヘルメス文書』は、伝授形式や対談の形で書かれているため、その文章が書かれた時代背景などを知っていないと、内容の意味を正しく解釈することは難しいようです。例えば仏教の経典も、当時のインドにおける生活やヒンズー教、ゾロアスター教の知識に加え、「悪魔との対話」に見られるように、霊的な実体験がなければ単なる比喩としてしか解釈できないようなことが多数書かれています。

 過去の宗教の経典の理解や解釈には、当時の時代背景と悟りとしての霊的実感が必要なようです。今日の唯物論的な学問による解釈では、内容が専門分野ごとに分断・抽象化されて、意味不明になっていることも多い

参考

 エジプト・プトレマイオス朝の滅亡とローマによる支配、キリスト教化を経て、古代エジプト文明は終焉を迎えます。その後、錬金術はアラビア世界にもたらされ、現代化学の源流になっていきました。

 アラビア世界にもたらされたエジプト錬金術の理論と原理について、ヘルメス思想における「第一質料」、「四大元素」、「第五元素」、「金属の輪廻転生」などの観点から俯瞰してみます。

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第一質料と金属の輪廻転生

 「第一質料」とは、「宇宙のすべてはただ一つの第一質料からできている」ということを指します。ヘルメス思想における第一質料とは、「神の光り輝く霊が流出し、その形が変わり、すべての物質ができた」と考えます。

 物質の本質はすべて同じであることから、神の光り輝く霊と同じく作用できれば、物質を変換でき、金をつくることもできるという理論になります。今日の物理では、元素変換、(原子)核変換と呼ばれるものです。

 エジプト時代の金というのは、今日でいうところの貴金属の一つというだけではなく、特別な意味を持っていました。それが、「金属の輪廻転生」という思想です。

 輪廻転生とは、人間などの魂が肉体に宿り、転生しながら霊格を向上させるという思想であり、仏教ではよく知られています。エジプトの宗教においては、復活思想とともに、輪廻転生はすべての物事の中心的な考え方の一つでした。

 錬金術でも、「金属は人間と同様に輪廻転生を行っている」と考えられていました。金属は、「鉄→銅→鉛→錫→水銀→銀」と成長しながら最後に金に変成すると考えられていたのです。

 

錬金術の本質  第五元素による物質操作

 金属にも魂が宿り、魂修行をしているならば、「この魂修行による次元の上昇を、神ではなく人間がどのように作用させるか」ということが錬金術の本質になります。その鍵を握るのが「第五元素」と呼ばれるもので、第一質料と物質の性質を結びつけるものでした。

 後の中世ヨーロッパでは、第五元素を「エーテル」や「プネウマ」などと呼びます。これを集めたものが、あらゆることを可能にする万能の石である「賢者の石」とされ、錬金術の目的とされていました。この賢者の石こそが、人間が金属の魂修行による次元上昇を操作するための道具であったといえます。

 幸福の科学では、「三次元の世界では、霊体が幽体をまとって肉体に宿る」と教えられています。錬金術で言えば、「第一質量(霊体)が第五元素(幽体)をまとい、三次元の世界で金属となる。人間が何らかの力により、この第五元素を操作できれば、三次元における金属の種類(霊格)を変えることができる」という考え方になります。

 すなわち、錬金術とは、「神から流れ出た第一質料を、人間が直接物質化する行為」ではなく、「物質化されたものがまとっている第五元素を、人間が操作することで、物質の性質を変える行為」であるといえます。

 

物質の成り立ち  四大元素と占星術

 では、他の物質はどのように考えられてきたのかを、「四大元素」と「占星術」の観点から見てみましょう。

 「四大元素」とは、「空気、土、火、水」を指します。四大元素は、第一質料に物質の性質「湿、乾」と「熱、冷」の組み合わせを付け加えることで、すべての物質ができるとしました。この四大元素説は、紀元前4世紀の哲学者アリストテレスが提唱したことで有名ですが、それより以前の錬金術でも指摘されていました。

 そして、「これらの地上にある物質、特に金属は天上にある惑星の影響を受けている」と考えられていました。当時のエジプト人は、太陽と月を「惑星」と呼び、土星や火星、水星、金星、木星を含めた7つの惑星を、それぞれの神が司っていると考えていました。

 鉄や銅、鉛、錫、水銀、銀、金の7つの金属について、この惑星の神と金属の特徴から、「太陽─金」「月─銀」「火星─鉄」「金星─銅」「土星─鉛」「木星─錫」「水星─水銀」という関係として結びつきました。

 錬金術師の記述には、占星術と同じ記号が用いられています。すなわち、地上の金属(または、その金属が持つ特徴と類似した性質を持つ物質)は、それに対応した惑星とその惑星に象徴される神の特性の影響を受けている。そのため、人間は それらの神の力を借りて金属などの輪廻転生(性質の向上)を加速させようとしたことが伺えます。

 古代エジプト錬金術の関連技術として発達したものには、冶金術や建築、薬剤の調合、染色・顔料、ガラス生成技術、着色合金、人工宝石技術があります。重要な8つの鉱物としては、「金」「金と銀の合金」「銀」「碧玉のような青い鉱物」「エメラルドのような緑の鉱物」「青銅」「唐金」「銅」「鉄」「鉛」が挙げられます。

 エジプトには復活思想がありますが、一般的には、錬金術の範疇として扱われていません。しかし、中世での「賢者の石」の用途は、黄金の作成と不老不死だったことを考えると、現在は宗教的儀式として扱われているミイラの作成方法なども錬金術の一部ではないかと考えられます。エジプトの錬金術は、物質化現象術ではなく、「物質や生物の魂向上のための輪廻転生加速術」だったのかもしれません。

 エジプトの錬金術は、物質化現象術ではなく、「物質や生物の魂向上のための輪廻転生加速術」だったのかもしれない。この意味をどのように解釈し、実現するかが錬金術の歴史でもありました。錬金術の歴史は、今日一般的となっている「現時点が最高に進化した人類である」という一直線的な進歩の歴史観とは異なり、「過去には高度に発達した技術があり、秘儀として伝わっている。それをいかにして解読し、再現するか」というものだったのです。

 失われた過去の優れた技術とは一体何だったのでしょうか。その中核となる原理を、「物質」、「錬金術師の知識と技能」、「錬金術の操作と内容」の観点から紐解いてみます。

参考

1 物質とは

 エジプトの錬金術において、この世の物質がどのように理解されているかを整理してみましょう。

(1)自然界の物質は、創造主により創られた。

(2)創造主により創られた物質には、魂が宿っている。

(3)宿っている魂には、霊格がある。

(4)それらの魂は、霊格と同時にその魂の特徴と同じ傾向を持つ「惑星の神々」と霊的エネルギーでつながっている。

(5)地上の物質は、「四大元素」(空気、土、火、水)の組み合わせと、その組み合わせの設計図的なものとも言える「第五元素」、「魂」の3つの層で構成されている。

(6)地上の物質は、地上において霊格向上の修行を行っており、「輪廻転生」している。

 すべての物質は霊格を持つ魂を中核とし、第五元素を媒介に物体に宿り、波長が同通する惑星(神)があるということになります。

 

2 錬金術師とは

 錬金術師は「アデプト」とも呼ばれ、5つの知識と技能を有します。

(7)霊的修行により悟りを得た神官と、自然界の仕組みと技を教学として学んだ技官の両者の性質を併せ持った「神技官」とも呼べる人間である。

(8)その知識と技能は、以下の通りです。

1)物質の性質とその魂の性質の基礎知識(真理知識)、

2)地上の熱等のエネルギーを操作する方法の知識(物質科学的知識)、

3)物質に対して実際に熱等のエネルギーを操作できる技能(スキル)、

4)天体等からの霊的エネルギーを操作する方法の知識(魔法)、

5)物質に対して実際に霊的エネルギーを操作できる技能(精神統一、霊能力)

 すなわち、「アデプト」は、真理知識に基づいた魔法(白魔術)が使える技術者ということになります。

 

3 錬金術の操作と内容

 そして、錬金術師が物質に対して行っている操作対象と内容とは、

(9)操作する主な対象は、物質を構成する「第五元素」の部分である

(10)操作内容はその物質の「輪廻転生」を促進させ、魂を向上させることである

の2つに整理できます。

 

 五大元素は、錬金術が成立前の紀元前4世紀、ギリシャの哲学者アリストテレスが提言したとする説もあります。以下に登場する第五元素である「エーテル」は、天界を満たす物質を指します。

 近年の物理学の世界においては、「マイケルソン・モーリーの実験」(1887)でその存在が否定されるまで、空間は真空ではなく、エーテルで覆われていると考えられていました。一方、『神智学大要 エーテル体』では、物質体とアストラル体(霊)の間にエーテル体が存在するとされ、『神秘の法』では、「幽体と肉体とをつなぐ部分に、一種のエーテル体のようなものがある」と書かれています。

 エジプト錬金術の「第五元素」を肉体と霊体(魂)の間に存在する「エーテル」体に対応し、エーテル体をまとった霊体が幽体となって物質に宿ることが可能になると考えています。

 そして、錬金術では、「悟りたる技術者」であるアデプトが、物質や霊体ではなくエーテル体の部分を操作することで、魂に影響を与えて魂の霊格が向上する。その結果として魂の宿っている物質が変化するという考え方になります。

 以上が、霊的な視点から見たエジプト錬金術です。これは、生物も含むすべての物質の創造、加工、再生・復活の中核原理ではないか思えるのです。そして、この中核原理が変容し、一部が形骸化し、分割されて体系化されたものが、その後の狭義の錬金術、占星術、魔術、医術等になっていったと考えられます。

 では、この中核原理の変容と形骸化による分割化は、時代の中でどのように起こっていったのでしょうか。

 ローマ帝国支配下のエジプトの錬金術は、キリスト教の弾圧により、6世紀にササン朝ペルシアのゾロアスター教の神秘主義思想に流れ、8世紀に成立したイスラム帝国においてアラビアの錬金術が生まれた。

 アラビアの錬金術は、今日の化学の源流と言われています。錬金術を意味するアルケミー(alchemy)、賢者の石を意味するエリキサ(elixir)、蒸留器(alembic)、アルコール(alcohol)、植物の灰が語源であるアルカリ(alkali)などは、アラビア語起源となっています。

 アラビア錬金術の中核理論は「硫黄水銀理論」とされていますが、これはエジプトの錬金術に直接的には見られなかった内容であり、エジプトの錬金術を基にしながら、新たな錬金術が開発されたと言われています。

参考

硫黄水銀理論

 「硫黄水銀理論」をあえて一言で表現するなら、硫黄と水銀の化合物により金を生成することです。

 硫黄には、燃焼作用や、金属に添加することでその光沢を黄金色化する作用があります。また、水銀は、唯一の常温で液体の金属であり、合金になりやすい性質を帯びています。

 アラビア時代の錬金術では、エジプト時代と同様に、それらの物質を精神的なもの(霊的なもの)としても捉えていました。

 アラビア錬金術の目指しているものは、物質に宿っている魂を、その本来の状態であり、純粋にして壊れることがない「金」の状態にすることでした。そのためには、魂の転生が必要であり、「溶解」が死に「固化」が再生に対応します。

 このとき、「溶解」は女性的原理で水銀がその性質を持ち、「固化」は男性的原理で硫黄がその性質を持つと捉えます。そして、転生輪廻に相当するのが「溶解と固化の反復」であり、これを通じて女性的原理と男性的原理が平衡状態となって完全に調和する。これが「硫黄水銀理論」の”化学式″であり哲学です。

 錬金術では、その方法を導き出すことで物質の魂を救済して、完全な金の実現を目指しています。また、その完全に調和した物質を人間が薬として摂取すると、病気が治るとされていました。

 8世紀のジャービル・ブン・ハイヤーン(ラテン語名:ゲーベル)は、硫黄水銀理論を基に、「この世の物質が四大元素からできているならば、どのような物質を用いても、金属変成である錬金術は可能」として、植物なども金属変成の材料に用いると考えるようになります。

 アラビアの錬金術で水銀や硫黄に用いられた記号は、ギリシャ・エジプトの占星術で用いられた記号と面白い関係があります。

 水銀は、水星、エジプトのトート神、ギリシャのヘルメス、ヘルメスと同一視されるローマのメルクリウスと全て同一の記号で表されました。一方、硫黄は、オシリスと同一の記号で表されていました。

 エジプトの錬金術書の著者は、「ヘルメストリスメギストス」。つまり、3人のヘルメスが書いたものであるといわれています。「ヘルメストリスメギストス」は、「三倍偉大なヘルメス」、「トート=ヘルメス体制」の意味もあり、トートはトス神とされています。

 オシリスはオフェアリスであることから、硫黄水銀理論は、幸福の科学の教えからすると、「トス・ヘルメス・オフェアリス理論」とも呼べそうです。

 

 錬金術は、現在の科学では否定されており、迷信の一つとするのが主流の考えです。現在の科学では、目で見ることができないもの、実際にやって見せることができないもの、誰がしても同じようにできないものは、「実証できないため、実体として存在しない」とする唯物論を基にした客観主義の考え方を取っています。

 この考え方は実用的には大変有効でした。産業革命以降の科学技術の進歩に大いに貢献し、民主主義における平等思想の広がりと相まって、社会の主流となりました。

 「唯物的客観主義」の考え方は、学校教育を通じて、私たちの「常識」として刷り込まれています。

参考

「唯物的客観主義」と「心霊的主観主義」

 歴史的な錬金術、魔術、占星術などの神秘主義、そして、今日のスピリチュアリズムなどの心霊主義においては、「目で見ることができないもの」、「実際にやって見せることが簡単にできないもの」、「誰がやっても同じにならず、人によって差が出るもの」を取り扱っています。

 これは、「唯物的客観主義」に対して、「心霊的主観主義」と呼べるものではないかと思います。

 19世紀に説かれた「神智学」は、当時の唯物的科学に対抗するオカルティズムとして、「霊能者が科学的現象をどう見たか」を示した心霊科学と呼べるものです。これは、現代の「心霊的主観主義」の底流に、深く流れているものではないかと思います。

 魔法や魔術は衰退したわけではなく、魔術の中に秘められていた希望や理想、夢のようなものは、学問や科学などを通じて現実化され、魔法使いではない多くの人たちがそれを使えるようになってきたというのです。

 魔法や魔術の中には、霊的な能力や人間の魂が持っている本来の機能、人類が未来に発明・開発していかなければいけないもの、世の中を便利にするために必要なものがかなり含まれているといいます。

 また、近代において魔術が衰退した理由は、キリスト教会では霊能力的なものや神秘的なものを教えなくなり、「イエス・キリストだけが奇跡を起こし、それ以外の時代には起きてはいけない」としたことであり、そういうものを起こす人を魔女として火あぶりにしてきたことがあると指摘されています。

 つまり、今日の学問や科学は、近代における「魔術の民主化・大衆化」の姿であり、キリスト教の宗教的価値観によって超能力や霊能力が表舞台で使われなくなったということです。

 

現代の魔法使いの条件

 『魔法および魔法界について』では、現代の魔法使いになるには、先天性のものとして「人間としての頭の良さ」があり、修行時代に努力・精進をする必要があると述べられています。またその力を発揮するためには、「人生経験」、「人間観察力」、「洞察力」に加え、大義名分に当たる「正義についての考え方」や「多くの人への利他の思い、愛の心」が必要だと指摘されています。この大義名分の部分が白魔術と黒魔術を分けることになります。

 魔法の根源には、「夢を描く力」や「希望」、それをやろうとする「勇気」、断行するだけの「実行力」が存在し、さまざまな超能力や霊能力は、政治や芸術の世界、東洋と西洋における戦争・兵法として使われているといいます。

 さらに、「いろいろと自然に変化するようなものであっても、思いを込めれば、やや超能力的な力も加わってくる」とも述べられており、錬金術も魔術の原理と同様に考えてよいのではないかと思います。

 すなわち、錬金術ができるようになるためには、「超能力や霊能力を含む本人の素質」、「修行場」、「努力・精進」、「大義名分」といった視点と それらを認める社会システムが必要ということになります。

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