部下をやる気にさせるには

「わが社は何のためにあるのか」という問い

 幸福の科学大川隆法総裁は、経営者に向けて行った説法の中でこのように指摘しています。

「やはり、『上のほうから、できるだけ、やる気を出していき、最後は末端まで変化する』というのが基本です」

「戦後に発展した、いろいろな企業等を見ても、異常性のある発展をしたところは、残らず、そこの経営者が、『異常性のある熱意』を持っています。その熱意は並ではありません。いわゆるサラリーマンの熱意とは違います。サラリーマンの熱意は給料の範囲内でしょう。異常な発展をしたようなところは、すべて、経営者の熱意が普通ではないのです。トップのその熱意は、どこから来ているかというと、やはり使命感でしょう。その使命感は、どこから生まれているかというと、『「わが社は何のためにあるのか」という問いの答えを求めて考え続けている』ということでしょう。とえ、小さくても、社員が三十人、五十人、百人の企業であっても、『世を照らす。社会を照らす』という気持ちを持っているところは、やはり大きくなります」(『社長学入門』)

 経営者自らが、「わが社は何のために存在するのか」という問いを考え続け、自社が存続すればよいという小さな目標ではなく、「世の人々の幸福に寄与する」という思いを持つ。そして、その使命感を自身の背中でもって社員に示していくこと。

 経営者の使命感の強さに応じて、社員の熱量が変わってくるということが分かります。言葉を変えれば、どこまで自分の責任を広げられるかが、リーダーの器の大きさを決めるということでしょう。

参考

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