2019年05月記事一覧(4/5)

超ひも理論が登場するまで

 「標準理論」が1970年代半ばまでに完成されました。「標準理論」によると、物質の構成要素には、クォーク族(陽子や中性子を構成する)とレプトン族(電子、ニュートリノなどから成る)の2種類があり、これらの間の相互作用を媒介 …

多世界解釈

 量子力学の描く多世界解釈でのマルチヴァースについてお話しします。この理論はミクロの世界を支配している法則です。我々の腕時計やパソコンの半導体の内部では量子力学に従って電子が運動しています。しかし、この理論は本当に常識で …

膜宇宙論(ブレーン理論)

宇宙は海の泡のように無数にある 我々の宇宙はそのひとつに過ぎない  目に見えない6つの次元がどのようなものかを説明する理論の一つに、「膜宇宙論(ブレーン理論)」と呼ばれているものがあります。  「ひも」ではなく、膜(メン …

宇宙の正体は「ホログラム」

 私たちの存在を基本にして宇宙空間を観測しようとすると、歪曲された距離を直線とみなしてしまう。直線を曲線に、本来の曲線を直線として認識してしまうのである。  「ビッグバン宇宙論」でいう、遠方の銀河ほど等比例的に高まるとい …