がん

がん 詳細

 がん の原因は、他人を恨み攻撃する心や、逆に強い責任感ゆえに自分をいじめる気持ちであることが多い。

 心には創造性があって、ものをつくることも壊すこともできるから、人間は自分の心で病気をつくる能力を持っている。

 心が不調和な方向に傾いたときには体に異変が起き、程度が激しくなると がん などの病気になる。病気の根本は、心の不調和が体の最も弱いところに出るということである。

 そして、人間は、実はそれと同じ能力で、病気を治すこともできる。体の細胞で一年前と同じものはなく、全部、入れ替わっているから、体の中の悪いものを逆によいものに変えようと思えば、変えていくことができるのです。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『奇跡のガン克服法』で以下のように説かれました。

「心には創造性があるため、心は、もちろん、ものをつくることも壊すこともできます。人間は、自分の心でもって自分の体を壊すことができます。さまざまな不調を起こし、病気をつくることができるのです。体の部分は物質世界にかなり支配されているのですが、心が不調和な方向に傾いたときには、体に異変が起きてきます。その異変は、程度が低ければ、「体調の不良」というレベルで止まりますが、程度が激しくなってくると、病変が生じ、病気になります。それが、あるときにはガンであったりしますし、ほかにも、さまざまな重い病気に変わってくるのです。その病気の出方は、さまざまですが、その人の体のなかで最も弱い部分に病気が出てきます。病気の根本を辿ってみると、実は単純なことであり、「心の不調和が体の最も弱いところに出る」ということなのです。その際、長く使い込んだ体のなかで、現時点で最も弱っているところに病気が出ることもありますし、生まれつき、体の特定の部分が弱く、そこに病気が出ることもあります。いずれにしても、体のなかで弱っているところに、不調和が現象として表れてきて、それが病気になるのです。このように、心は病気をつくることもできるわけですが、これは、本来の創造性とは違い、悪いほうでの働きなので、心の持つ破壊性、破壊力と見てよいと思います。これも、みなさん全員が持っています。みなさんは、ほぼ例外なく、自分で病気をつくる能力を持っています。みなさんは、神の半分の力を持っているようなものです。ただ、肝心の残り半分においても、すなわち、「病気をよくする」という方向においても、力を発揮できなければなりません。病気をつくることができるのであれば、実は、それと同じ能力で、病気を治すこともできなければならないのです。病気といっても、たいていは、内臓の一部か脳の一部、あるいは血管系を悪くするようなことでしょう。しかし、その内臓は、一年間、同じ状態であるわけではありません。一年以内には、全部、細胞が入れ替わっています。骨もそうです。一年間、同じである骨はありません。頭蓋骨でさえ入れ替わるのです。血管も血液も、当然、入れ替わっています。体のなかで一年前と同じものはありません。外側がよく似ているだけで、体自体は、全部、入れ替わっているのです。そのため、例えば、胃ガンの場合には、胃の部分に病巣をつくり続けなければいけません。胃を壊し続けている状態でなくてはならないわけです。そういうことが続けば一定の病気が固まるのです。ただ、そのように、細胞の部分で、悪いものをつくれるのですから、逆に、それをよいものに変えようと思えば、変えていくことができるのです」

がん の原因と治療法

 ガンなどの病気になる人は、過去、何十年にもわたって、人に害を与える攻撃的な間違った考え方や悪い言葉が心のなかにたまっているので、反省したり、悟りの進んでいる人に導いてもらったりして、きれいにしなければならない。

 人間には、本来、病気を治す力があるので、病気になっている人に、正しい「心の法則」を教え、その人を正しい軌道に乗せ、明るい方向、天上界の方向に向けることで、すべてがよくなっていく。

 免疫力は、信仰の力、信じる力を持つと上がってくる。日々、「仏のため、神のために、菩薩として頑張ろう」と思っていると、強い積極的な善念が体全体に満ちてきて、全細胞にじわじわと行き渡るため、免疫力が高まる。

 大川隆法総裁は、『心と体のほんとうの関係。』で以下のように説かれました。

「ガンなどの病気になる人は、過去、何十年にもわたって、間違った考え方や生き方を引きずってきています。憎しみ、怒り、嫉み、妬み、怨恨、暴言など、人に対して害を与えるような、攻撃的な考え方や悪い言葉が心のなかにたまっているのです。こういうものを、きれいにしなければいけません。反省をしたり、悟りの進んでいる人に導いてもらったりして、心のなかにたまっているものを取り除いていく必要があるのです。以前、『千と千尋の神隠し』という映画がありました。この映画の監督は、霊界の裏側世界である妖怪の世界と親近性があるようですが、映画のなかに、「体全体に、どろどろしたヘドロのようなものをたくさん付けた、臭い“川の神”が出てきて、主人公の女の子が、それをお湯で洗い流してやる」というシーンがありました。心のなかの想念が真っ黒な人は、その川の神のように、体全体にヘドロのようなものをたくさんつけた状態で生きているのです。そういう人は数多くいます。そんな状態で生きていたら、病気にならないほうがおかしいでしょう。あるいは、事故などの不幸が自分や家族に起きないほうがおかしいでしょう。そのヘドロのような悪想念を落とさなければいけないのです。病気は、幸福の科学の精舎や支部で祈願をすると治ることもありますが、本来は本人自身に病気を治す力があります。病気になっている人に、正しい「心の法則」を教えてあげること、その人を正しい軌道に乗せ、明るい方向、天上界の方向に向けてあげることで、すべてがよくなっていくのです。最近の医学でも、「いろいろな病気の多くは、結局、免疫機能の問題である」ということが分かってきています。ほんとうは自分で病気を治せるのですが、免疫機能が低下してくると、悪いものが増えてきて、病気になり、最後は死ぬこともあるわけです。この免疫力は、実は、信仰の力、信じる力を持つと、かなり上がってきます。それは本人の意志としての想念の力でもありますが、日々、「仏のため、神のために、菩薩として頑張ろう」と思っていると、強い積極的な善念が体全体に満ちてきて、全細胞にじわじわと行き渡るため、免疫力が高まるのです。そうすると、初期のガンぐらいであれば、すぐに治ってしまいます。免疫力が高まれば、自分でガンと闘って、治してしまうことができるのです。この信仰の力を他の人に移していくことも可能です。ある人を強い情熱でもって導き、正しい道に入らせ、その人の心がパッと明るくなってくると、その人の免疫力は、ぐうっと上がってきます。そして、体の各細胞の生きていく力が増大してくるのです。「まだまだ、頑張らなければいけない。よい仕事をしなければいけない」という気持ちが各細胞に伝わっていくと、体全体からぐうっと力が出てきます。「自分には使命がある」と思えば、十歳も二十歳も年齢が若返ったように力が湧いてくるのです」

 

ガンの予防

 ストレスが内臓の霊体に損傷を与え、それで肉体に疾患が現われてくるのです。ですから、ストレスを防ぐためには、瞑想をするようにすればよいのです。

 瞑想はもちろん自宅でもできますが、磁場が調えられた幸福の科学の精舎の礼拝室などではとても入りやすい。

 瞑想を自分の毎日の習慣にすることができれば、実はそれがガンの予防にもなるということです。

がん の予防法

 大川隆法総裁は、『心と体のほんとうの関係。』で以下のように説かれました。

「病気の原因として、運動不足や食べ物の影響は大きいのですが、また別の面から捉えると、現代の病気は、ほとんど〝ストレス〟から生じていると言ってもよいのです。特に内臓系統の病気の場合は、ストレスによるものがほとんどです。医者は、病気の原因をいろいろと言うものですが、突き詰めていくと、結局、ストレスのところに来るのです。たとえば、仕事で大失敗をして、上司にものすごく叱られたり、手形が落ちなくて会社が経営難に陥ったりすると、それが原因で非常に心労が起きます。そうすると、どうなるでしょうか。肉体には、それとまったく同じ形の霊体が入っていますが、それだけではなく、内臓にも、それぞれ、心臓には心臓の霊体、腎臓には腎臓の霊体、胃腸には胃腸の霊体という具合に、すっぽりと同じ形の霊体が入っているのです。これらの霊体は、それぞれ感じ方が違います。それぞれの臓器には特有の使命があり、働きが違うからです。たとえば、胃腸の霊体は非常に敏感で、感じやすい感覚を持っています。また、心臓は、もっと大きな部分で、いろいろなものを感じることがあります。このように、各臓器の霊体は、それぞれ何かを象徴しているわけですが、人間に何か非常に大きなストレスが発生すると、その性質に応じて、内臓器官の霊体のほうがまず損傷します。そして、内臓等の肉体器官は霊体と密接につながっているので、霊体に損傷が起きると、しばらくして、肉体のほうに疾患が現れてくるのです。ガンになる場合もそうです。まず、臓器の霊体のほうに何か問題が起き、そのあと、肉体のほうに異変が起きるのです。これは一種の〝憑依現象〟です。部分的憑依なのですが、そういうことが起きる元はストレスなのです。したがって、「三次元波動のなかで、心を調和して生きることが、いかに大事か」ということを知ってください。物質的な原因で体が悪くなる場合もありますが、それ以上に、もっと体を悪くする可能性の高いものが、ストレス系統の原因です。これを防ぐほうが、多くの人が健康生活を送るためにはよいのです。そのストレスを防ぐものが愛の教えや反省の教えです。また、瞑想でもありますし、光明思想でもあります。幸福の科学にも瞑想修法がありますが、瞑想をしていると、内臓諸器官や神経系統がリラックスしてくるので、その方面の病気の予防になりやすいのです。特にガンの予防には最適です。ガンは、ほとんどストレスが原因なので、その予防に、瞑想を行うことをお勧めします」

 

そもそも、がん細胞とは何か

 アメリカのUCLA/DREW医科大学教授で世界的免疫学者のM・ゴーナム博士は以下のように語られました。

 「がん細胞とは、もともと自己の体の一部だった細胞が、細胞分裂に関して自分をコントロールする能力を失い、『自己』とは呼べなくなったものだ」

 この医学的見解とサイモントン理論を結びつけると、人が、がんになる次のような心身相関プロセスが考えられる。

①ある人が、何らかの理由で自分を嫌いになる。

②その人は「自分でいること」が嫌なので、意識的または無意識に「自分ではない人間」になろうと努力し続ける。

③その思いが長く強く持続すると、体がその思いを受け止め、本人の願い通りに「自分ではない存在」としてのがん細胞を体の中につくり始める。

④通常は、がん細胞ができても、体に備わる免疫力が退治してくれる。だがストレスなどによって免疫力が落ちている場合は、がん細胞が増えつづけ、ある時点で、がんを発症する。

 例えばすごく腹を立てたあとで胃が痛くなったり、落ち込んで体調が悪くなったり、心労で髪の毛が抜け落ちたりすることがある。母親なら、子供がちょっとした不安から熱を出したりしたことがあるかもしれない。私たちの体は短い時間でも、心の状態にきわめてデリケートに反応するのだ。マイナスの思いが長い間積み重なって、がんなどの病気を作り出しても何も不思議ではない。

 だからこそ、心のバイブレーションを肯定的なものに変えることで、免疫力を高めて病気を治せるというのが精神神経免疫学の考え方です。サイモントン療法は主として感情面からのアプローチでそれを行うわけですが、今から100年前にも「心の力」を使って多くの患者の病気を治してきたのです。

 精神神経免疫学では、人間の感情がホルモン系や神経系を介して免疫を上げたり低めたりする。がんは免疫が不全な状態で起こるわけですから、免疫を高めるために、心理療法で精神面や感情面の安定を図っていくことが有効なわけです。東洋医学的にいえば「気」です。「病は気から」と言いますが、気を高めるために感情面を健全な状態に保っていくわけです。

 科学も、宇宙や自然界の摂理をわかる範囲で観察し、エビデンス(物証)に基づいて体系立てたものにすぎません。唯物論を信じていた方も、がんなどの壁にぶつかったときに、科学がまだ解明していない見えない働きかけのようなものに目を向けることが多い。

 自分に起こっていることはすべて、自分を取り巻く環境、宇宙、自然界からの、善良な働きかけによって起こっていると信頼すること。病気や痛みも、「あなたはバランスを崩しているから、何か変化を起こしなさい」というきっかけであり、そのチャンスを与えてくれているわけです。

 がんになる人は、「自分の中で完結しなきゃいけない」とか、「もっと完璧にやらなきゃ」というレベルですべてを考えていて、自分以外とのつながりや絆を信頼していない状態。その根本の多くは、自分が「何か手柄を立てないと価値がない人間だ」といった、自分についての疑いや恐怖心からきています。

 私たちは朝起きたら目が見えるし手も動く。これはすごい叡智の賜物です。自分で生きていると思っているけれど、実は叡智によって生かされている。「こんな自分でも生かされてるんだ。あるがままの自分でOKなんだ」とわかることが大事です。

 

 がんの発症には、遺伝要因、環境要因(汚染、感染、地質学的因子など)、生活習慣(喫煙、飲酒、食事、運動など)が大きく関わることがわかっています。しかし、ストレスによる影響は不明のままでした。ここ30年、「ストレスとがん」の関連を調査した研究は数多く報告されてはきましたが、「関連があった」とする報告もあれば「なかった」との報告もあり、混沌としていて結論が出ていなかったのです。

 ストレスが高い人はストレスが低い患者に比べて、がん発症が20%も高くなり、がん発症後も、ストレスが高い患者では、がんの種類によってがん死亡率が高いことがわかりました。例えば肝・胆道系がんでは、ストレスが高い患者は低い患者にくらべ、がん死亡が88%も高くなっています。これらの結果は世界初の報告であり、実際に「ストレスががんに悪影響を及ぼす」ことを示しています。

 注目すべきこととして、このストレスによるがんへの悪影響は、従来ストレスとがんを結びつける介在因子と考えられてきた「喫煙、飲酒、運動不足、社会・経済的地位」などの生活習慣危険因子を統計補正しても、やはり強く認められました。つまり、「ストレスが肉体に直接作用し、がん発症を促し、予後を悪化させている」ことが示唆されたわけです。

 心こそ健康にとって最も大切なものなのです。

 「体は自分の癒し方を知っています。自分に喜びや幸福感や深い充足感をもたらすものに取り組むことで、自分の本性に返っていくことが大事」

 「がんは私たちに思いやりあるメッセージを伝えているのです。苦しみをもたらすものから離れ、自分に正直になりなさいと」

 さらには「内なる叡智」の存在やスピリチュアリティーなど、通常の唯物論的医療の枠組みを超える認識を示した。こうしたアプローチによってサイモントン療法は、がん患者に一定の治癒実績を上げている。従来のがん治療に限界を感じている人に、「自分の心」という新たな治癒への道を開く療法として注目される。

がんを癒す「免疫力」

がん とスピリチュアルについて  

 仏法真理では、人間は病気を作る能力と、病気を治す能力とどちらも備わっていると言われています。病気を作りたくて作る人はいませんが、各人の無意識の領域で病気の想念を作っているのです。体の筋肉でさえ、自分で動かせない物があります。胃腸の筋肉や心臓の筋肉等は自由になりませんが自然に動いています。自分が意識しなくても傷を治し、細胞が入れ替わったりしながら生命を維持しています。この無意識のうちに体を司る意識が病気や健康に影響を与えています。病気になりやすい想念を持ち続けていると、それが病気の原因になるのです。がん のような場合は、憎しみ、怒り、悲しみ、妬み、恨み、恐怖などです。おどろおどろしいので自分には関係ないと思うかもしれませんが、人間は自分で気がつかずにこのような想念を持ち続ける事が多いのです。

 普通の方は忙しく生きているだけなので、仕事や家庭の実務の考えが中心になっていて、自分の感情に気づきません。これは、自分の心を深く見つめるという習慣がないと、なかなか自分が怒っているとか、恐怖している事に気がつかないのです。突然病気になると驚愕してしまうのですが、こんな苦しい心境を何十年と続けている方が多いのです。多いと言うより、意図的に自分の心と格闘した事が無ければ、ほとんどの方が何か苦しみを感じながらも、感情を隠して生きているのです。本人は気付いていないのですが、がん の原因は心の中で苦しい思いが渦巻いている事です。無意識の中で苦しみ続けているので、それが何十年も積もり積もれば病変が起きない方がおかしいのです。これは他人を攻撃する想念の方もいますが、自分を苛める方向で想念を曇らせる方もおります。真面目で正義感が強く完璧主義の方は注意です。完璧でない自分を知るにつけ罪悪感が積もっていく方も多いのです。

 また、病気になる事で逃避する方もいます。表面意識では考えていないと思いますが、無意識に病気になって自分を正当化しようとしているのです。人間関係や仕事などで深い心の傷を負うと、無意識のうちに病気を作ってしまうようです。「病気だからしょうがなかった」「病気になるほど頑張った」という気持ちです。病人に辛く当たる人はあまりいません。それで無意識のうちに病気になって自分の過ちを許してもらいたいのです。これほど、無意識で病気と言うのは作られます。特に癌はこのようなマイナス想念で発病すると言われています。良い想念を作れば回復に向かうのです。愛と、許しと、感謝と、そして信仰の力が病を回復させると言います。しかし、これも表面意識で考えても効かないのです。心の奥深くの潜在意識に届くほど、深く実感しないといけないのです。その前に、自分の悪想念を知らないといけません。どれほど自分の心が悪想念で泥まみれになっているかを知る事が先です。自分の心がどれほど汚れているか、それを知ったら、号泣するほど涙が出ると思います。自分自身で気がつかなかったのに、こんなに長い間、苦しんでいたのかと思うと涙が出るのが当然です。涙がでないなら、まだ表面意識で考えているだけです。しかし、自分の心の汚れに気がついたら、あとは早いと思います。気がつかないから対策が出来ないのです。自分の心が汚れているのが分かれば、洗う事も出来るからです。自分の心を見つめる。これが癌を回復させる出発点です。今の対人関係、過去の家族関係、まずはそこから自分の感情を見つめてみる事が必要だと思います。心に苦しみや引っかかりがないか、ひとつひとつ点検して心の汚れを取り除いてゆきましょう。また、信仰心には病気を治す力があります。

 

善人だからといって がん にならないわけではない

 がん などの原因には自己処罰観念があり、宗教的なタイプの人が病気をする場合は、これが原因であることが多い。

 自分で病気をつくっている場合、川が氾濫するときに堤防の弱いところが決壊するのと同様に、自分の体のいちばん弱いところに病気が出てくる。

 その部分を治しても、また次の弱い部分に出てきたりするので、川の氾濫を止める場合と同様に、根本原因のところを直していく必要があります。

 大川隆法総裁は、『超・絶対健康法』で以下のように説かれました。

「ただ、「ガンになるのは悪人だけであり、善人はガンにならない」というわけではないことも知ってください。善人であっても、前述したように、無理をすることがあります。善人であるがゆえに、無理なことを自分に命じたり、無理な負担を背負ったりして、休むこともサボることもできず、無理に無理を重ねていきます。そして、知らず知らずのうちに自己破壊想念がたまっていき、自分を倒しにかかるのです。そういう人は、倒れるまでやめないからです。本当は、あと何十年も働けたのに、無理をしたために、早くに自分を倒してしまうこともあるのです。したがって、「ガンになるか、ならないか」ということを、単に「善人か、悪人か」という発想で捉えるだけでは不十分です。客観的に見て、自分の心と体の“経営”に失敗した場合には、病気ができると考えてよいでしょう。攻撃性の強いタイプ、すなわち、他人に対する憎しみや恨み、怒りなどが、あまりにも強く継続的に出る人の場合には、その念によって相手が病気になって倒れる場合もありますが、念が相手側に行かず、自分のほうが病気になる場合もあるので、注意しなければいけません。「自分がガンになってしまうのでは割に合わない」と思うならば、そういうマイナスの念の発信をやめなければいけません。他人に対する恨みや怒りなど、攻撃的な念波の発信は、ある程度のところで止めないと、自分の体が悪くなることがあるわけです。したがって、自分を護るためにも、他人を責める念波を和らげて調和することが必要なのです。さらに、ガンなどの病気の原因には自己処罰観念があります。宗教的なタイプの人が病気をする場合は、この自己処罰観念が原因であることが多いのです。要するに、自分を「罪のある人間」と考え、許せないわけです。自分が過去に犯した、さまざまな失敗や過ち、他人に対して犯した罪などを許すことができず、その悶々とした思いが何年もたまってくると、病巣ができてくるのです。“自分で病気をつくっている”場合、病気の種類は何でもよく、自分の体のいちばん弱いところに病気が出てきます。「こういう想念を持てば、必ずこの病気になる」というわけではなくて、体のなかで弱いところに病気が出てくるのです。それは、ちょうど、川が氾濫するときに、堤防の弱いところが決壊するのと同じです。川の水が増水すると、堤防の薄いところや低いところなど、弱い部分が決壊して水が流れ出しますが、それと同じように、病気を起こす想念が出てくると、体の弱いところを探して、そこを“決壊”させようとするのです。そのようにして、弱いところから病気が出てくるわけですが、その部分を治しても、また次の弱い部分に出てきたりするので、川の氾濫を止める場合と同様に、根本原因のところを直していく必要があります」

 

サイモントン療法

 まず喜びのリストを書いて、それに取り組んでみてください。きれいな自然を見る。ペットと触れ合う。釣りに行く。お気に入りのカフェで好きなラテを頼んでリラックスする。何でもいいし、実際にできなければイメージするのでもいい。リラックスするだけでも免疫力が高まるといわれています。

 そして、起こってほしいことをイメージする。がん患者であれば、がんが消えることを自分なりに具体的にイメージする。雪のボールが溶けていくのをイメージする人や、ガラスに黒いコールタールがべったりついているのをキュッキュッときれいに拭いていくのをイメージする人もいます。

 「そうは言っても、私には無理だ。がんを治す力なんてない」という人もいますけれど、そういうネガティブな信念を書き換えるための方法もお教えしています。

 ただ、人間いつかは死を迎えるわけですから、よりよく生きて幸せを感じながら、「わが人生に悔いなし」と思って死を迎えられることが一番大切ですよね。私たちの療法によってそう思えた方には、がんが治る治らないは、最後はあまり関係なくなってくるのです。

 

 通常、がん は がん遺伝子とがん抑制遺伝子などが突然変異を5回くらい起こしてゆっくり出来上がります。言い換えれば、食事や健康食品などの飲食で免疫力を高め、予防する余地は十分あると思います。

 

心こそ健康にとって最も大切なものなのです

 「体は自分の癒し方を知っています。自分に喜びや幸福感や深い充足感をもたらすものに取り組むことで、自分の本性に返っていくことが大事」

 「がんは私たちに思いやりあるメッセージを伝えているのです。苦しみをもたらすものから離れ、自分に正直になりなさいと」

 さらには「内なる叡智」の存在やスピリチュアリティーなど、通常の唯物論的医療の枠組みを超える認識を示した。こうしたアプローチによってサイモントン療法は、がん患者に一定の治癒実績を上げている。従来のがん治療に限界を感じている人に、「自分の心」という新たな治癒への道を開く療法として注目される。

 

自然の摂理に従う大切さ

 がん は言い換えれば、人間の欲が作り出したものではないかと思います。人間には元来、自己保存欲がありますが、例えば酒・タバコなどで酸欠、栄養失調の細胞が増えて、その悪の状態で絶えず細胞が繁殖し勢力を広げようとした挙句、制御できなくなってしまった結果が、がんだと考えています。

 自然の摂理というものを忘れては、我々の健康も幸せもないと思っているんです。がんが自然の摂理に従わない生活によってできたものであれば、がんにならないためには、今までの生活ぶりを振り返り、健康の先にある幸せというものを、今一度考え直してみる機会にしていただきたいと願っています。

がん治療は有効か?

信仰とがんの関係について 

信仰の力で がん を治すには

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