先天性心疾患

 先天性心疾患とは、生まれつき心臓に何らかの異常を認める病気で、その種類により診断名が決められています。

 先天性心疾患の種類

 先天性心疾患の種類は数十種類に及びますが、その中でも心室中隔欠損、肺動脈狭窄、心房中隔欠損、ファロー四徴症、動脈管開存、大動脈縮窄、大血管転移などが多いです。 特に心室中隔欠損は最も多く先天性心疾患の約6割を占めます。

 主な先天性心疾患の症状や特徴

 先天性心疾患で最も多い心室中隔欠損は、心室中隔という心室の左右を隔てる壁に孔があり、左心室の血液が右心室に入り込んで、肺に流れる血液が増える病気です。小さな孔ですと無症状ですが、大きい場合は乳児期に心不全が起こります心房。中隔欠損は、心房中隔という心房の左右を隔てる壁に孔があり、左心房から流れた血液が右心房へ流れてしまい、肺に流れる血液が増える病気です。 小児期は通常無症状ですが、成人になってから症状が現われてきます。 ファロー四徴症はチアノーゼが特徴的な心臓病です。 生後1~2ヶ月してからチアノーゼが現われることが多いです。

 先天性心疾患の治療

 薬物療法では強心薬、利尿薬、チアノーゼ発作治療薬、インドメタシン、プロスタグランジンなどが使用されます。 外科的治療には異常部位を正常にする根治手術や、状態を改善する姑息手術が行われます。

 

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