気分障害
気分障害とは、本来、症状の著明な時期と症状の消失する時期を繰り返すものであるとされています。文字通り気分が沈んだり、「ハイ」になったりする病気です。以前は「感情障害」と呼ばれていましたが、泣いたり笑ったりする「感情」の病気というよりも、もっと長く続く身体全体の調子の病気という意味で、気分障害と呼ぶようになりました。病気がひどい時に、一時的に妄想や幻聴などの精神病症状がでることもありますが、いわゆる精神病には含まれません。
気分障害には、大きく分けて2つの病気があります。1つは「うつ病」、もう1つが「双極性障害(躁うつ病)」です。
気分変調障害
ほぼ1日中持続する抑うつ気分が長期間続く慢性疾患です。この病気の特徴は、社会や家庭への不適応感や罪責感、さまざまな刺激への過敏性、人や社会への怒り、社会からのひきこもり、興味の喪失、疲れやすさや活力の減退、生産性の欠如です。以前から、日本では抑うつ神経症といわれていた病気で、神経症性うつ病とも言われていました。
うつ病とは極めてよく似た病気ですが、抑うつ気分が軽いものの長い経過をたどるという点で、うつ病と区別することができます。また、最初はうつ病と診断されている場合も意外に多いのですが、その経過が長く軽症であることから、通院中に診断名が、「うつ病」から「気分変調性障害」に変更されることもあります。
現症のみによって認定する事は不十分で、症状の経過及びそれによる日常生活活動等の状態を十分考慮します。
日常生活能力等の判定に当たっては、身体機能及び精神的機能を考慮の上、社会的な適応性の程度によって判断するように努める。また、現に仕事に従事している者については、労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものと捉えず、その療養状況を考慮するとともに、仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで日常生活能力を判断するとされております。
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