所定労働日数・所定労働時間
月の所定労働日数(月間基準日数)
社員が働くべき所定の実労働時間の月間トータルのことをいいます。
1年の暦日から休日を除いた労働日を、12ヵ月で割って算出した月平均労働日数とします。
(1) 1年間の所定労働日数を求めます。
1年間の暦日(365・365日)から所定休日日数(就業規則で定められている)を引きます。
365 or 366日 - 年間所定休日 = 年間労働日
(2) 労働日を、12ヵ月で割って1月の所定労働日数を算出します。
月の所定労働日数 = 年間労働日 ÷ 12
日給月給制で、入社日などにその月の労働日数が10日ぐらいの場合、月の所定労働日数から決められた日数を控除していくと、実際に働いた日数よりかなり減ってしまう場合があります。その場合は、実際に働いた日数分で支給するなどして調整すべきです。
年平均の1ヵ月の所定労働時数
1ヵ月の所定労働時間数が月によって異なる場合は、年平均の1ヵ月平均所定労働時間数を求めるようにします。
年平均の1ヵ月の所定労働時間数の求め方は次の通りです。
(1) 1年間の所定労働日数を求めます。
1年間の暦日(365・365日)から所定休日日数(就業規則で定められている)を引きます。
365 or 366日 - 年間所定休日 = 年間労働日
(2) 1年間の所定労働時間数を求めます。
1年間の所定労働日数に所定労働時間を乗じて求めます。
年間所定労働時間
= 年間労働日(365日 - 1年間の所定休日数)× 所定労働時間
(一般的には8時間)
(3) 年平均の1ヵ月の所定労働時間数を求めます。
1年間の所定労働時間数を12ヵ月で割って求めます。
1か月平均所定労働時間 = 年間所定労働時間 ÷ 12
端数は切捨てます。ただし、小数点第2位程度までの数字を使用しても差し支えありません。
これで、1ヵ月当りの平均所定労働時間数がでます。
また、月の所定労働日数(月間基準日数)に1日の実労働時間乗じた時間としても、求められます。
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