ループス腎炎

 これは全身性エリマトーデス(SLE)を発病すると起こる腎障害を指します。SLEは様々な臓器に炎症を起こす病気で、10代~30代の女性に多く発症します。このSLEの合併症状のうち約90%発症する腎臓障害がループス腎炎です。症状は蛋白尿やむくみなどが多く、症状がひどくなると腎機能が低下し、腎不全まで進行する場合があります。治療は薬物療法が多く、進行した場合は透析治療を行います。

ループス腎炎の症状
 ループス腎炎の症状としてよくみられるのは、血尿や蛋白尿、尿沈渣異常、息苦しさや嘔吐などがあります。また、蛋白尿により大量に蛋白質が体外に流出してしまうことにより、むくみが発生することで、ネフローゼ症候群を伴う場合もあります。それ以外には、倦怠感や、急激に腎機能が低下することによって急性腎不全に陥る場合も有り、その場合には性腎不全により、人工透析を余儀なくされる場合もあります。

ループス腎炎の原因
 ループス腎炎は別名「全身性エリテマトーデス」と呼ばれるものであり、発病の根本的な原因はまだ医学的に解明されていない。現在の仮説としては、複数の遺伝因子と環境因子が相互作用的に関連している多因子遺伝疾患と考えられている。この病気においては、遺伝因子と環境因子とが相互作用的に影響力を及ぼしているわけだが、遺伝因子が環境因子よりも強い影響力を及ぼしていると考えられています。

ループス腎炎の治療方法
 ループス腎炎とは、糸球体腎炎のことで、この病気の多くが全身性エリテマトーデスと呼ばれる難病指定を受けている病気を発病した時におこることが医学的に分かっています。そのためこの腎炎を治療する際は、全身性エリテマトーデスの治療に使われるステロイド療法を用いることになります。ステロイド療法が効かない場合は、現在のところ治療法が無いのです。

 

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