知識・技術の評価

 ここでいう知識・技術とは「期待行動をしっかり実行するための知識・技術」であり、学力ではありません。

 また、知識・技術があるだけで、仕事に生かしていない場合も評価の対象にはなりません。あくまでも期待行動をしっかり行うための知識・技術であり、実際に活用されているものに着目します。したがって、評価基準は「○○の知識を持っている」「○○を知っている」「○○ができる」という表現ではなく、「○○している」「○○していた」のように、目で見える行動で表現します。

項目

商品知識

5点

業務を遂行するための商品知識はすべて持っており、その知識を職場全体に広げていた。

4点

業務に必要な商品知識はかなり持っており、他の社員にもわかりやすく教えていた。

3点

業務に必要な知識は一通り持っており、支援を得ずに実施していた。

2点

業務に必要な最低限の知識は持っているが、業務遂行においては、支援や援助が必要だった。

1点

業務に必要な商品知識がついておらず、業務遂行には、いちいち人に聞いていた。

 

項目

業務知識 ・技能 ・熟練度

5点

仕事に必要な知識・技能・能力は十二分に持っており、同僚や後輩に教えることのできるものを多く持っている。

4点

仕事に必要な知識・技能・能力は十二分に持っているが、同僚や後輩に教えることができるほどではない。

3点

仕事を遂行する上での普通程度の知識・技能・能力を持っている。

2点

仕事を遂行するのに必要な知識・技能・能力がやや不足のため、時々指示・指導・援助しなければいけないことがある。

1点

 

業務に必要な知識がついておらず、業務遂行には、いちいち人に聞いていた。

 公的資格を持っているということ自体は、ここでは評価しません。あくまでも持っている知識・技術を使って仕事に生かしているかどうか、という点を評価します。

 公的資格については、必要であれば、昇格の条件に入れるようにします。

 

勤務態度の評価 に続く

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