職能資格制度 昇格選考基準

 職能資格制度においては、昇格(資格等級が上がること)は非常に重要であり、その基準を明確にして公開する必要があります。 

 以下は、昇格選考の基準の例です。

昇格選考基準(例)
 昇格(資格等級上がること)は、等級ごとに次の5つの基準によって判定します。  
 ・各等級の最短滞留年数を満たしていること  
 ・考課による昇格持ち点の累積が各等級の基準を満たしていること  
 ・レポート提出または学科試験で合格すること(等級による)  
 ・上司や役員会の推薦があること(等級による)  
 ・面接試験に合格すること(等級による)

  昇格持ち点表(1年間の総合評価による)

昇格評価

考課点

80点以上

70点以上

55点以上

45点以上

45点未満

昇格持ち点

0.5

  昇格基準

等級

最短滞留年数

昇格点累積基準

筆記試験

上司推薦

面接試験

9等級

         

8等級

3年

6点

論文

   

7等級

3年

6点

論文

   

6等級

3年

6点

レポート

必要

社長面接

5等級

2年

5点

管理知識

必要

役員面接

4等級

2年

4点

レポート

必要

部長面接

3等級

2年

3点

業務知識

   

2等級

2年

2点

     

1等級

2年

2点

     

例(上記の条件で4等級の人が5等級に昇格するケース)
 ・4等級での滞留年数が最低2年は必要。
 ・昇格累積点が4点必要であるから、Aを2年連続でOK。Bなら4年必要。
 ・さらにレポート審査、上司推薦、部長面接により決定。 

 

職能資格制度 人事評価 に続く

 

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