評価の段階

 人事考課の評価の段階は「S」「A」「B」「C」「D」の5段階とし、各考課要素ごとに判定します。 
 段階の目安は次の表の通りです。

  段階の目安

定義

成績考課

能力考課

情意考課

上位等級としても申し分ない。
仕事の結果が期待以上であり、期待水準そのものが1等級以上高い。

上位等級の能力が十分ある。
上位等級の仕事をおこなう能力が十分ある。

該当しない

申し分ない。期待水準を越える。
仕事の結果が上司の期待以上であった。

資格等級に見合った能力が十分ある。

取り組み姿勢が完璧で、見本になった。 

標準。ほぼ期待通りである。
仕事の結果がほぼ上司の期待通りであった。

ほぼ資格等級に見合った能力がある。

取り組み姿勢が上司の期待通りであった。

もの足りない。期待水準に満たない。
仕事の結果が上司の期待以下であった。

資格等級に見合った能力が不足している。

取り組み姿勢が上司の期待以下であった。

Cでさらに、業務に支障があった。
仕事の結果が上司の期待以下で、業務に支障があった。

等級に見合った業務でも支障をきたす程度の能力である。

取り組み姿勢が上司の期待以下で、業務に支障があった。

 他の人と比較して平均的だからBということではありません。  
 Bは平均ではなくて、標準であり、期待通りという意味です。

 Aは他の人と比較して、良いからAということではありません。あくまでも、基準と比較して、その水準を超える場合がAとなります。  

 Cは他の人と比較して、悪いからCということではありません。あくまでも、基準と比較して、その水準に満たない場合がCとなります。

 DはCのなかで、さらに該当する等級に対応する業務ができなかったり、業務に支障があった場合が該当します。

 基本的には、「S」「A」「B」「C」「D」の5段階で評価しますが、必要に応じて「B+」「B-」を用いると良いでしょう。

評価ランクごとの基準は こちら

成績考課 に続く

 

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