職務基準書・職能基準書

仕事調べから

 社員1人ひとりに協力を求め、趣旨、内容などを説明し、行っている仕事について、日単位、週単位、月単位、季節単位、年単位で具体的に書き出してもらいます。

 日常の仕事を把握する方法において、社員1人ひとりに自分自身で行っている仕事を書き出してもらうのがよいでしょう。

仕事調べ の例は こちら

 回収した仕事調べの書類を職種ごとに分け、社員が気づいていない仕事や今後してもらいたい仕事などを所属長に追加記入してもらいます。

 仕事調べが所属長から提出された後に、プロジェクトで仕事調べを再検討し、考えられる仕事を追加します。

 そして、社員の人数分の仕事調べを、職種別に、仕事ごとに抜き出し、「仕事一覧表」としてまとめます。

 仕事一覧表は、職能基準書などを作成する資料となります。

仕事一覧表 の例1は こちら

仕事一覧表 の例2は こちら

 職務分担一覧表

 仕事一覧表に基づいて、そのまとまり仕事を、社員の誰が担当しているのか、その担当している仕事は担当者にとって主要・重要な仕事なのか、補助的な仕事なのかをチェックし確認するものです。

職務分担一覧表 の例は こちら

 職務基準書

 職務分担一覧表で抽出したまとまり仕事を、仕事の複雑度、困難度、仕事の厚さ、深さ、幅の広さの大小にあわせて、仕分けをしていきます。

職務基準・要件書の例は こちら

職能基準書

 職能基準書とは、(職務分析の結果をまとめた)職務記述書から職務評価を行い、職務のあらまし、職務の内容・責任、職務遂行に必要な資格や要件を引き出し、明確に記述、序列付けしたものをいいます。

 職能要件書と仕事一覧表を具体化したもので、職務ごとの賃金決定基準などに利用されます。

 仕事一覧表で仕分けされた、まとまり仕事のレベルに合わせて、その仕事に要求される職能要件(知識度、技能・技術度、関連知識、教育訓練の内容、規則、法則、図書、公的資格取得など)を整理すること。

 知識・能力・注意力・理解力・折衝力・判断力・監督力・指導力・計画力・企画力・評価力・開発力などを、各等級・各職種ごとに公正に判断し、等級間で求められている能力が異なるようにし、また、職種ごとでは、その能力が同じ等級である場合に能力の水準に差が出ないように調整すること。

 職能基準書 の例は こちら

職務・職能基準表

 職務基準書と職能基準書とを合わせて、1つに作成したものです。

 職務・職能基準表 の例は こちら

 

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