「法の体系」を教える意識

 幸福の科学大川隆法総裁は、『フランクリー・スピーキング』で以下のように説かれました。

「『太陽の法』のなかにも書かれてありますように、私たちが肉体を持って住んでいる世界は、「三次元」という世界です。これは縦・横・高さがある世界です。この三次元世界の外側には、私たちの住んでいる世界を何層にもくるむようなかたちで、霊界という世界があります。これは私だけではなくて、いろいろな方が、いろいろなかたちで発表しておられますから、ある程度知っておられる方も多いと思います。また、その霊界のなかには、階層と言いますか、段階に差があります。これは昔から仏教で言われていることでもありますし、ご存知の方もおそらく多いでしょう。私たちはそれを現代的に「次元構造」という言葉で説明しているのですけれども、四次元、五次元、六次元、七次元、八次元、九次元と、こうした次元の構造があるというふうに説明しています。これは、数学の世界でも、そういう世界があることはすでに証明されているのです。ただ、そうした理科系の学問でもっては、存在はわかるのだけれども、では実際にはどういう世界なのか、ということについては解説はできないでいます。それを、霊的な実体験を通して、実はこういう世界なんだよ、ということを説明しているのが私たちなのです。そうしたあの世の次元構造のなかで、人間霊、要するに、この世に人間として肉体を持って生まれ変わってくる存在として、いちばん高い層にいるのは、九次元という世界の方なのです。その世界のなかには、意識体として十人の方がいて、そのなかには、たとえば、二千年前にイスラエルにイエスとして生まれた方の意識とか、あるいは二千五百年前に中国に生まれた孔子という方の意識がいます。それ以外にも、イスラエルの民を導いたモーゼという人がいます。こういうふうに、役割の違った十体の意識がいます。  このなかに、日本でもよく知られている、インドに生まれた釈迦という意識があるのです。ただ、この意識は、あくまでも、二千六百年前に地上に生まれた時に、あのような魂修行をして人びとに教えを説いた個性であって、その九次元霊の霊体のなかでは、個性の一部分なのです。当然、これは全体ではありません。その一部分が、分霊あるいは分身として出て、釈迦と呼ばれているのであって、時代を変えれば違った個性で出てきているわけです。その使命としては、「法」を説くことです。すなわち、神様の教えというものを体系化して、人びとに心の法則のようなものを明かすのが、その意識の役割なのです。これは、たとえば、イエスが「愛」を説くのが使命であること、あるいはモーゼが「正義」を説くのが使命であること、孔子が「秩序・礼節」を説くのが使命であること、こういうことと対応していて、「法」そのもの、「法の体系」を教えるのが、その意識なのです。この意識のことを「エル・カンターレ」と呼んでいるのです。これはごく最近まで知られていなかった名前ですが、私もその意識体のなかから魂の一部として生まれて、今世、肉体修行をやっている。こういう説明をすることにしております。」