悪霊の侵入を防ぐ

 日々、感謝の気持ちをもって、夫婦で互いのよいところを見て、子供たちを育んでいくなかに幸福を見いだしていくこと。

 「自分は、自分の人生の問題集の範囲のなかで、最大限の努力をしよう」と決意して、足ることを知る中道の生活を送り、心のなかに隙をつくらないこと。

 そうすれば、家庭の中への悪霊の侵入を防ぐことができる

 幸福の科学大川隆法総裁は、『心の挑戦』で以下のように説かれました。

「釈迦の時代には、妻帯さえ許されていないこともありました。現代では、宗教家でも、宗教実践者でも、ほとんど結婚をしていますから、「現代的中道」は、昔よりは恵まれているものだと思います。家庭生活を持ってもよい。出家も在家も変わらずに、そのまま人間生活をして、尊い毎日を送ることが許されています。それが堕落に到らないように、日々、感謝の気持ちでもって、ともに、妻のよいところを見、夫のよいところを見、そして子供たちを育んでいくなかに、幸福を見いだしていくことです。妻にはないような特色を持った女性ばかりを求めたり、夫にないような性質を持った男性ばかりを求めるような心でもっては、ほんとうの幸福は開けてはきません。この「足ることを知る」ということが、ほんとうは人生の最大の幸福を生むことでもあります。ですから、家庭の幸福をしっかり守るということも、現代的「足ることを知る」生活であり、これもまた中道の道である、ということを知っていただきたいのです。家庭をしっかりと守ることによって、その上に職業生活というものは成り立つのです。職業のなかでも、確かに、他の人と同じようには、いかないかもしれません。自分が理想とする人のようには、いかないかもしれません。しかし、「自分としての今世の魂の修行とはいったい何であるか。宿題とはいったい何であるか」ということをしっかりと見つめて、「私は、私の問題集の範囲のなかで最大限の努力をしよう」とすることです。また、「来世には来世の魂修行があるであろう。今世はこういう環境に生まれついた。今世はこういう職業を選んで出ている。この職業を百八十度変えることはできないかもしれない。それならば、今世の修行のなかで最大の収穫をあげよう」とすることです。漁師の人が農業の人を羨んでも、しかたがないことです。また、農家の人が漁師を羨んでも、しかたがないことです。「今世はこの職業のなかで最高度の魂修行をしていこう」と心に決めていくなかにこそ、真実なる発展・繁栄があるわけなのです。このような足ることを知る中道の生活をしていますと、いわゆる悪霊の侵入を防ぐことができます。心のなかに隙をつくらないことです。そうすれば、行きずりの悪霊の憑依を受けたり、また、間違った宗教に緑を持って邪霊の憑依を受けるようなことは、ありません。また、たとえ先祖に迷っている人がいたとしても、子孫が調和した生活をしていれば、その子孫に取り憑くこともできないし、その調和した子孫の姿を見て、先祖もまた涙して反省することもあります。そのように、すべてがよくなっていくわけなのです。まず、足ることを知る中道のなかにおいて、自分の心を守ることです。そして次には、家庭のなかに調和の光を満たし、家庭のなかに魔や悪霊が入り込まないようにします。その隙はすべて欲から生まれてきます。お互いのいがみ合いや、欲望の強さから生まれてきます。ですから、その諸欲を抑えて、その中なる道を家族としても歩んでいこう、そういう気持ちを持つことです。家庭のなかに魔を入れないこと。それが、永遠に続いていく幸福なる道なのです。それはまた、日々の一つひとつを丁寧に踏みしめていく修行の道でもあると思います。」

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