人望力の鍛え方

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『鋼鉄の法』の中で、真のリーダーの資質についてこのように説く。

「やはり、トップがどのような人かをよく見極めなければいけないでしょう。それが『独裁者なのか』、それとも、『能力が高くて、本当にリーダーになっており、その人がいなかったら、みなをまとめていけないのか』というところの見極めが大事だと思うのです。

 これらのどこに違いがあるかというと、『そのトップが、いざというときには自己犠牲の精神を持っているかどうか。国民を救うためだったら、自分は犠牲になってもいいという気持ちを持っているかどうか』というところです」

 

刀剣のように自らを鍛える

 全ての責任を負うためには、その責任を果たせるだけの「器づくり」が不可欠です。体力の増強、知識や経験の蓄積などを経て、実践で使える「智慧」を得ることが求められる。

 ただ、どれだけ努力をしても人間一人ができることには限りがある。より大きな責任を果たそうとすれば、他の人々の力を借りる必要がある。だからこそ、共に働く人たちへの感謝の思いや謙虚さが自然と湧いてくる。多様な個性や強みを持つ人たちへの理解が求められる。

 自らへの厳しさと他の人々への優しさのバランスの中で「人望力」は生まれ、大きくなっていく。

 オーナー社長の子息など恵まれた境遇に生まれたとしても、こうしたプロセスを経なければ人の上には立てない。貴い身分として生まれた人が地方を流浪し、苦難を経験した後に王様になる「貴種流離譚」のように、数々の試練を乗り越えなければならない。

 刀剣が何度も灼熱の炎と冷たい水をくぐり、鎚で叩かれる中で姿を現わすように、自らを鋼鉄の如く鍛え上げる。同時に、共に人生を歩む人々を包み込むしなやかさも身につける。その背中に、部下はついて行きたいと思う。

 厳しさと優しさのリーダー学に終わりはない。

参考