病気になる原因

 病気になるには、原因があります。病院では主に肉体面から原因を探って治療しますが、病気が現れてくる本当の原因は、もっと奥にある「心の持ち方」や「生き方」である場合が多いのです。

 

生活習慣は心の現れ

 「生活習慣病」とは、糖尿病や高血圧、高脂血症などに代表される、体によくない食習慣や運動習慣などの積み重ねが原因で引き起こされる病気。しかし、暴飲暴食や運動不足など偏った生活を続けてしまう原因には、やはり、心の持ち方に偏った部分があるのかもしれません。心の偏りが、病気をつくっている可能性が高いのです。

 

病気をつくるマイナスの心

 ストレスが溜まると免疫力が低下し、病気が発生しやすくなると言われているように、心の状態と病気には、深い関わりがあります。人間は、肉体のなかに魂(心)が宿った存在です。自分や他人を責める心や悲観的な心、攻撃的な心を持ち続けると、まず、魂に病巣が発生します。それがやがて、肉体の弱い部分に病気となって現れてくるのです。自分の心が、物事をマイナスに捉え、マイナスの想念を発して病気をつくり出す「悪い鋳型(いがた)」のようにならないために、明るい心を持つことが大切です。

「(病気になる人は)「ほかの人が悪いのだ」「あれが悪いのだ」と、人を責めたり、いろいろなところを責めたりしていることが非常に多いでしょう。 基本的には、そういう方向が多いので、やはり、まず、「感謝の心」や「反省の心」を持つことが大事です。(略) 「愛の心」「報恩の心」「感謝の心」を実際の行動に移して表していくことで、本当に「心の鋳型」そのものを変えていくことができるようになります」

(大川隆法 著 『ザ・ヒーリングパワー』)

 現代の病気のほとんどは、「食べるもの」と「運動不足」と「ストレス」の3つが原因なので、努力してその対策をとれば、はっきりと原因のある病気は防ぐことができる。

 しかし、“心のマネジメント”によって治せる病気はたくさんあるのであって、最悪のことを言う傾向がある医者の言葉に負けないこと。

 ほとんどの病気は、本来は治せるものだし、死ぬこと自体は避けられないにしても、人生の大事な時期に死なないようにすることは可能である。

 幸福の科学の大川隆法総裁は、『心と体のほんとうの関係。』(幸福の科学出版)で以下のように説かれました。

「現代の病気のほとんどは、「食べるもの」と「運動不足」と「ストレス」の三つが原因になっています。この三本立てで、だいたいの病気ができ上がっていると見てよいと思います。  特に、生活習慣病といわれるものの対策は、自衛のために、三十代半ばぐらいからとってください。家族のためにも、自分の未来のためにも、自分で自分を護ってください。自分を甘やかしてはいけないのです。  はっきりと原因のある病気は、防ぐことができます。  カロリーや塩分の摂りすぎ、運動不足などが続けば、病気になるのは時間の問題です。宴会が続き、酒を飲んで、ごちそうばかり食べていたら、病気になるのは確実なのです。   ほんとうに、将来、働きつづけて、家族を護るためには、摂生が大切です。努力して、護れるものは護ってください。  運動することにも努力が要ります。時間をつくらなければなりませんし、ある程度の苦しさにも耐えなくてはなりません。  「忙しい」という思いも、ほとんどが言い訳です。新しいことをするのが面倒なだけですから、どうか自分で運動の時間をつくり出してください。いつも会社の人たちとべったり一緒にいて、抜けられないようではいけません。孤独の時間も必要なのです。(中略)  医者には、診察した患者について、考えられる最悪のことを言う傾向があるので、どうか、その言葉に負けないでください。(中略)食べすぎや運動不足などの不摂生だけでなく、心のあり方も病気の原因の半分以上を占めているので、“心のマネジメント”によって治せる病気はたくさんあります。(中略)  「そんなことはない。自分は神の子、仏の子だ」「自分には、自分自身を治す治癒力があるのだ」ということを、強く念じなければなりません。「自分は自分の体を治せるのだ」と、自分に暗示をかけてください。  自分の体は、これまで自分がつくってきたのです。意識してか無意識にか、つくってきたものなのです。その体が病気になったのであれば、どこかでうまくいかなくなったわけですから、今度は、「変えていこう」という意識を強く持って、それを思いつづけることです。そうしたら、変わってきます。  ほとんどの病気は治せるのです。日本人の死因の上位にある、ガンや心臓病、脳や血管系の病気をはじめ、ほとんどの病気は、本来は治せるものなのです。  もちろん、人間はいつか必ず死ぬことになっているので、死ぬこと自体は避けられません。しかし、人生の大事な時期に死なないようにすることは可能です。たとえば、仕事の面で大事なとき、家族にとって大事なときなどに、病気で死なないようにして、上手に生き延びることはできるのです」