子供の心に「真理の火を灯す」宗教教育

 「国民の富の総量を増やす」方向で教育がなされるならば、その予算は「投資」として認められます。今必要なのは、教育内容の改善です。

 特に変えるべき内容が、善悪の価値観や自助努力の精神、愛や寛容の心を教える「道徳教育・宗教教育」の導入です。「人生観を変える」という最大の奇跡を起こし得るのが宗教教育だからです。

 江戸時代末期には、人徳ある儒学者や陽明学者の薫陶を受けた弟子の中から、社会を変革する人材が多数生まれました。ある種の宗教教育が社会変革の原動力となったわけです。

 幸福の科学大川隆法総裁が江戸末期の思想家・教育家である吉田松陰の霊を呼び出し、意見を聞いたところ、吉田松陰の霊は、教育の本質についてこう答えていました。

「各人のなかに、”ロウソク”はあるわけよ。みんな持ってはいるのでね。だけど、ロウソクは持っているんだけど、そのロウソクの芯に火が灯っていない状態で、ほとんどの人は生きて、一生が終わっていくんだよ。ほとんどね。つまり、真理の火が灯っていない状態で生きているので、一人ひとりの持っているロウソクに火をつけてやらねばならんわけよ。それが教育者の使命なんだ」(『吉田松陰「現代の教育論・人材論」を語る』所収)

「本来の教育は、子供たちの心に真理の火を灯すこと」であるにもかかわらず、公教育の現場で宗教教育を行うことは、禁じられています。日本国憲法の第20条に「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」と規定され、教育基本法でも「国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない」と定められているためです。

 憲法と教育基本法の規定は、教育の意味から考えて誤りであり、改正する必要があるでしょう。

 幸福の科学が運営する私立学校、幸福の科学学園(中学・高校)とハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)からは、宗教教育によって自らの人生を好転させ、世のために生きようと決意する若者が多数輩出されています。日本では有史以来、宗教教育が長らく行われてきました。愛や寛容の心に満ちた宗教的な人間を育てる教育こそ、日本をさらなる繁栄に導くカギになるはずです。

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