リストカットのスピリチュアルな原因

 「リストカット」とは、刃物を使って自分の手首(リスト)などを傷つけてしまう自傷行為のことです。

 10代の女性に多く見られ、腕を傷つける「アームカット」や、脚を傷つける「レッグカット」のほか、自分の体を火傷させる、自分で自分を殴る、頭や体を硬いものに打ちつける、薬を大量に服薬することなど、「自傷行為」として リストカットと同列に見なされることが多い。

 リストカットは自殺願望によるものと思われがちですが、自分の体を傷つけることで、精神的なストレスを発散しているという見方が有力です。ただ、エスカレートして自殺に結びつくこともあるため、注意しなければいけません。

 

不成仏霊などの影響が大きい

 リストカットに対する霊的影響とは、どのようなものでしょうか。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『不成仏の原理』で、不成仏霊の影響について説く中で、リストカットについて、このように触れています。

「最近は、思春期の子供が、リストカット(手首を切ること)など、自殺のまねごとをすることもよくありますが、そのなかには、本人の意識だけでそうしているのではなく、霊的な影響によるものもあります」

 不成仏霊とは、事故などで突然死んだ人や生前には死後の世界を信じていなかった人が、死後自分が死んだことや死後の行き先が分からず、迷っている状態を指します。

 やがて、不成仏霊は、家族や友達、会社関係の人のところや、土地や家に関係する場所に「居座り」始めます。自分の存在を示したり、何かに気付かせようとするために、さまざまな障(さわ)りを起こすのです。

 その中で、心が不安定な人に取り憑き、リストカットをするように仕向けることもあります。あるいは、生きている人の肉体を乗っ取り、本人の記憶がない状態で、気付けば手首を切っていることもあるとされます。このように医学的には「離人症」「解離性障害」と呼ばれる症状も、実際は霊が影響していることが多くあります。

 例えば、リストカットをしたときの記憶がない場合もありますが、こういうときには、『その間、本人の魂が肉体を離れていて、別の者が肉体に入り、それを行った』というケースもあります。

 不成仏霊は、大きく見れば悪霊になります。さらには、小悪魔が取り憑き、リストカットや自傷行為を行わせていることもある。

 

マイナスの思いを取り除く

 リストカットには霊的な影響が大きいため、止めるには、不成仏霊や悪霊などの霊的影響を受けないようにすることが大切です。

 霊は誰にでも取り憑けるわけではなく、「波長同通の法則」で、心の思いが同通している人に、影響を与えられます。

 そのため、心がマイナスの思いで満たされていると、悪霊が同通してきます。そしてリストカットなどに走らせたり、場合によっては人生を破滅させ、自殺にまで追い込んだりすることもあります。

 この霊的真実を知らず、精神科などに通って薬を処方されても、根本的な解決にはなりません。嫉妬心や執着、自己顕示欲や暴力的な心など、心の中にあるマイナスの思いを取り除く努力をしなければ、悪霊と同通し続けてしまいます。

 

周りの人がサポートが大切

 大川隆法総裁は、著書『ザ・ヒーリングパワー』で、中学校から大学くらいまでの多感な時期は、両親や友人関係、恋愛や受験の失敗などが起きやすく、挫折や大きなショックを受けたりすると、悪霊の憑依が起きることがあると説いています。

「自分が嫌になり、激しく自己否定をするような時期に、魂が肉体から離れたがるのです。この隙に悪霊が入ってきて、バッと憑依されるわけです。自分が嫌になり、人生が嫌になり、『こんな人間になるのは嫌だ』と思うような時期に、だいたい入ってこられるのです。そういう人生のショック期に、憑依されるわけです」

 多感な若者に対しては、家族や友人、親戚など、周囲の人のサポートが必要と言えます。

 落ち込んだりしていたら、ポジティブな言葉をかけ、「一人じゃないよ」と、その人の存在を肯定してあげる。そして、挫折や失敗も「人生の転機」として捉えることや、乗り越えて学びを得ることで魂が磨かれ、未来が拓けることなどを伝えてあげることも大切です。

 周囲の人のあたたかい励ましやサポートが、悪霊を寄せ付けないための防波堤になります。そして、共に仏法真理を学び、光を強めていくことで、悪霊の影響から逃れ、自傷行為を止めることができると思います。

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