日本人のルーツを探る研究

参考

 日本人のルーツについて、アフリカから大陸をつたい、日本にやってきた人がいたと仮定されることがある。果たして そうでしょうか。

沖縄の島々から約3万年前の遺跡が見つかっている。地球物理学者の竹内均氏は、西日本に住む日本人と南太平洋のポリネシアに住む人々に血のつながりがあった、という人類学的な研究により、太平洋に「ムー大陸」という巨大大陸があったと指摘する著作を発表している。その場合、日本人はアフリカ大陸からやってきたのではない。また、海を渡ってきたのではなく、陸伝いに移住したということになる。

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神代文字に海底遺跡 超古代日本の痕跡

 実際、考古学で認識できるより昔の日本には、教科書で習う「農耕と狩猟しかしない文明」とは違う何かが存在していた可能性が指摘されてきた。

 漢字が伝来する以前に使われていた「神代文字」の存在、全国各地で発見されている巨石の構造物。与那国島付近の海底にいたっては、まるで都市のような海底遺跡が見つかっている。もし、これが人工物なら、1万年以上前の日本周辺に、高度な文明が存在していた痕跡となる。

 この国の歴史の「出発点」には、どのような風景が広がっていたのでしょうか。

 

エジプト最盛期と同時期に生まれた「オオヒルメノムチ」

 幸福の科学大川隆法総裁は、そのルーツを探るべく「オオヒルメノムチ」という神の霊言を行った。

 オオヒルメノムチとは、神道の主宰神・天照大神の異称とされる。オオヒルメノムチは、まず、かつて日本に生まれたことのある存在だと明かした。その上で、生まれた年代について、驚くべき事実を語った。

「私の古さは、おそらくエジプト文明あたりの最盛期ぐらいと、同じぐらい古いのではないか」

 エジプト文明といえば、少なくとも5000年以上前から栄えたと言われている。その時期に日本が存在したとすれば、2600年以上昔の神武天皇即位よりも、はるかに古いことになる。

 そんな日本文明のルーツについて、オオヒルメノムチはこう語った。

「日本文明は、中国や韓国あたりの者がつくったものではありません。南方から来たムーの子孫が、文明を持ちきたらしたものがその始まり。おそらく、少なくとも今の文明に続くもとのものは、1万数千年ぐらい前まで(には存在していた)」

 日本には、少なくとも1万年以上の歴史があるという。

 

1万年以上受け継がれる「太陽信仰」

 この国では、こうした「太陽信仰」が、1万年以上の時を越えて連綿と受け継がれてきた。

 実際に、神道の中心地であり、太陽神と同等の存在として天照大神を祀る伊勢神宮において、参拝者は「個人的なお願い事」はしてはいけないという(願い事は、外宮・内宮共に、「別宮」と言われる他の神様を祀る場所ですることとされている)。

 その代わりに、日頃の恵みに対する感謝を伝えるのが、正しい参拝と言われている。これも、現世利益が中心にある宗教とは異なる「太陽信仰」の表れと言える。

 また、国号である「日本」も、国旗である「日の丸」も、「お天道様が見ている」という考え方も、この「太陽信仰」が中心に流れる国であることを示唆している。

 オオヒルメノムチは、この「太陽があまねく照らす世界」という世界観が、個人の信仰にとどまらないものであることを語る。「国内の争いごとを融和させる」原理、さらには「日本以外の国々をも同胞とみなし、その平和や繁栄に責任を持つ」という精神にもつながっているという。これが、この国が1万年以上連綿と続いてきた大きな理由なのかもしれない。

 こうした長い歴史と高い精神性に対して、日本人は改めて自信を持ち、そして失わないようにする必要がある。

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