パレートの法則

 幸福の科学大川隆法総裁は、『人生の王道を語る』で以下のように説かれました。

「イタリアの経済学者パレートは、研究の結果、すべてのものは「80対20」という比率で分割することが可能だと考えました。これは、百の仕事をしようとするときには、そのうちの20の部分を押さえると、全体の80パーセントをするのと同じ効果が現われてくる、というものの考え方です。あるいは、一つの会社に百人の人がいると、この百人の会社でしている仕事のうちの80パーセントまでは、そのうちの20パーセントの人がしているということです。こういう法則を彼は見出しました。この考え方を、もう少し分析してみたいと思うのです。これはいったい何を意味しているのでしょうか。たとえば、私たちがスコップで石炭を入れるような作業をしているとします。筋力がみんな同じぐらいだとすると、同じだけの労働力で1日10時間働けば、同じだけの労働量になるわけです。ところが、実際の仕事というものは、そのような単調なものばかりではありません。いろいろな要素が入っている仕事を一日のなかでしています。サラリーマンでもそうです。主婦でもそうです。1日のうちに、いろいろなことをしています。この1日のうちの十時間を労働時間と考えたときに、じつは、この10時間のうちの2時間が最も重要な仕事をしている時であって、その2時間の仕事をすると、全体の80パーセントが終わったのも同然だという考え方なのです。百パーセントやろうとしたら10時間かかるが、80パーセントやろうとしたら二時間で済むのです。ここが大事なポイントです。もし、その人が賢い人であるならば、ここで自分の時間を増やすことができる、ということに気がつくのです。今日やらねばならないことを、百パーセントやろうとしたら10時間かかるが、80パーセントだけやるとしたら二時間ですむ。そうすると、自分の時間を増やす方法が出てくるわけです。80パーセントを仕事の限度として2時間を使うとすると、その2時間を内容の違う仕事に順番に使っていけば、2時間かける5、すなわち、「80×5=400」で、四百パーセントの仕事ができることになります。すなわち4倍の仕事ができることになるのです。最も重要な二割の仕事ばかりをこなしていくと、時間を4倍に増やすことができる、そういうことが可能なのです。では、時間を4倍に増やすには、具体的にはどうすればよいのでしょうか。そこで出てくるのが仕事の分担なのです。どこの会社であっても、管理職と、その下で働いている人がいます。なぜこういう組織になっているかを、よく考えてほしいのです。それは、じつは「管理職の人が重要な20パーセントの部分の仕事をして、残りの80パーセントの部分を下位の者に委ねる」という方法がとられているのです。ほかの人に任せることによって、自分だけなら百パーセント取り組めたことが、百パーセントはできなくなり、百パーセントのうちの80パーセントぐらいしか達成できないけれども、実際は、そうしたほうが時間を増やすことができるようになるのです。こうなると、午前中に二時間働いたら、管理者としての自分の仕事は終わります。ただ、80パーセントしか達成はしません。そして残りの部分を部下に任せると、本来、自分が一日かけて働いていた仕事を、8時間分はしなくて済むようになるのです。そして、次の20パーセントを使ってまた管理職の仕事をすると、さらに80パーセントぐらいの仕事ができ、その残りの仕事には部下を使えばよいのです。このようにしていくと、結果的に時間は4倍に伸びることになるわけです。これが大事なのです。」

 すべてのものは「80対20」の比率で分割することが可能という法則がある。

 10時間の仕事時間のうち2時間で、全体の80パーセントの仕事をすることができる。

 その2時間を内容の違う仕事に順番に使っていけば、400パーセントの仕事ができる計算になり、時間を4倍に増やすことができるのです。