守護霊とは

 「守護霊」と聞くと、「ご先祖様の霊」であるように考える人もいますが、これは本当にそうでしょうか?

 幸福の科学大川隆法総裁は、守護霊について、「本人自身の魂の兄弟の一人が守護霊であり、本人を指導している」という霊的真実を明かしています。

「一般的な人間の魂は、リーダー格の「本体」と、そこから分かれた5体の「分身」という計6体の意識によって「魂の兄弟」というグループを構成しています。人間は霊界と地上の間で「転生輪廻」を繰り返して魂修行をしている存在ですが、実は地上に生まれている魂は、魂全体の一部だけ。霊界に残された部分の方がはるかに大きいのです。海上に見える部分はわずかで、海中部分が圧倒的に大きい氷山の姿をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。その霊界に残された「魂の兄弟」のうち、特に現代の修行環境に最も適した霊が、地上に生まれている魂の「守護霊」となることが多いのです。ですから、守護霊は自分自身の魂の一部だということができます。」(『神秘学要論』)

 

「守護霊霊言」と本人の言動は一致するか

 心理学では「表面意識」と「潜在意識」があると言われています。この表面意識と潜在意識の関係は、地上に生きる人間と守護霊の関係と似ています。

 心理学的に言えば、守護霊とは「自らの心の奥に眠る、普段は自覚していない潜在意識」と説明できます。ですから、地上の本人が自覚的に行う言動と一致しないこともあり得ます。

 現在、大川隆法総裁が世に問うている「守護霊霊言」は、総裁の比類なき霊能力によって、本人の「潜在意識」、つまり本音にアクセスしたものです。守護霊の発言と本人の言動の一致度には、かなり個人差があります。

 アメリカのオバマ大統領や、中国の習近平・国家主席は、就任前に収録された守護霊霊言と、就任後の言動がほぼ一致しているケースです。一方、読売新聞・渡邉恒雄会長や、元朝日新聞記者・本多勝一氏は、収録段階では守護霊霊言と本人の発言に大きな乖離が見られました。

 こうした差が生まれる理由を、渡邉会長の守護霊自らが次のように説明しています。

「本人は、共産思想に染まって、戦後、いろんなものを読んだり聞いたりしてて、(中略)多少、そのへんに迎合してる部分もあるんだろうと思います」(『ナベツネ先生 天界からの大放言』)

 ただでさえ、潜在意識を自覚することは難しいもの。それに加え、地上の本人の意識がこの世で経験したり学習したりしたことによって、守護霊の意識とずれてくることもあるわけです。

 しかし、魂全体の傾向性は、何らかの形で地上にいる本人の言動に現れてきます。後者の2人も、最近、守護霊霊言と似通った言動を見せ始めているというので、興味深いことです。