量子のもつれ 物理的実在論と量子的実在論

物理的実在論  

 仮に、セシウム原子が反対方向に2つの光子を放出したとして、一方が上方向にスピンし、他方が下方向へスピンしているとすると、これを量子論では「もつれた」と表現する。しかし、一方がランダムに上方スピンした場合、他方はどうやって下方スピンすべきことを一瞬で、それも距離を無視して知ることができるのでしょうか? この検証実験はかつてないほどの細心の注意を払って実施されたものであったが、量子論が正しかった。もつれ 状態にある1つの光子を観察することは、もう一方に逆スピンを引き起こす。しかも、それが光速によっても即座に到達できないほど離れていたとしてもである。そのようなことは物理的に不可能である。

量子的実在論  

 この見方では、プログラムが結合し、2点で同時に実行された場合に2つの光子がもつれると考える。一方のプログラムが上にスピンすれば、他方は下にスピンする。また、これは2点の画素がどこにあろうとも実行できる。いずれかの画素における物理現象がいずれかのプログラムをランダムに再起動すると、残りの逆スピンコードが別の画素で実施される。このコードの再配分が距離を無視できるのは、見かけ上は距離があるように見えても、プロセッサーは画素を変化させるために、わざわざそこまで手を伸ばす必要がないからである。物理学の標準モデルには61個の基本粒子が含まれる。もし、これが機械であれば、点灯するために24個のノブが必要になる。また、16種類の個別の電荷によって14個の仮想粒子を作るために、5つの目に見えない場を要求する。この全てに完全性を予測するかもしれないが、標準モデルでは、重力、陽子の安定性、反物質、クォーク電荷、ニュートリノ質量、または、スピン、インフレーション、ファミリー世代、量子ランダム性などを説明することができない。宇宙の大部分を構成する暗黒エネルギーや暗黒物質を説明できる粒子は存在しないことになる。

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