一年の計は元旦にあり 新年の計画を立てる5つのポイント

 「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。

 この言葉は、中国・明代の学者、馮應京(ひょうおうきょう)が著した『月令広義(げつりょうこうぎ)』には、「一日の計は晨(朝)にあり、一年の計は春(年の初め)にあり、一生の計は勤(勤勉さ)にあり、一家の計は身(生き方)にあり」との記述がもとになりました。

 何事も、最初に計画を立てることが肝心という教えですが、特に新しい年を迎えるにあたって描く目標は重要です。

 そこで、よき計画を立てるために必要な考え方を、幸福の科学大川隆法総裁の言葉から学びます。

 参考

1 計画を立てる意味を知る

 「今年こそ、本をたくさん読んで教養を身につけるぞ」「今年は、体を鍛えよう」「多くの人を幸福にできるような自分になりたい」

 そのような一年の計画を描いても、途中でどうしても狂うことが多いもの。

 自分が挫折するというパターンだけではなく、周りの環境が変化して、うまくいかなくなるケースもあります。そのため、「とにかく毎日を一生懸命に生きることが大事だ」という考え方もあるでしょうが、やはり理想像を持つべきです。

 総裁は、次のように説いています。

「「思いには力がある」と言うけれども、それは本当なのだ。「自分は、こういう人間であり、このようになっていくべきだ」という、将来の姿や理想の姿を何十年か描き続けると、気がついたら、そのような状態になっているものなのだ。」(『未来の法』)

 人間の「思い」や「考え方」には力があり、自分の理想像を心に描くことで、それに近づいていけるのです。そうであるならば、自分の理想像を描かなければもったいない。

「夢をいだくとは、できるだけすばらしい人生の設計をするということです。家を建てるときには、あんなにも設計図を気にするのに、自分の人生となると、なぜ設計図をつくらないのでしょうか。それだけ無鉄砲に人生を生きているということです。ゆきあたりばったりに人生を生きている人が、あまりにも多いということです。」(『太陽の法』)

 仕事において何らかの事業を始める際にも、私たちはしっかりとした計画を立てるはずです。人生は長いスパンの事業であり、思ったとおりにいかないことも多くあるため、計画を放棄するケースも出てきます。

 人間は永遠の生命を持っていますが、今世の環境における人生は一度きりですから、できるだけ密度濃く過ごすためにも、折に触れて人生の計画を立てることは大事です。新年は、人生計画を立て、かつ見直すのにもってこいの機会と言えます。

 

2 イメージできるほど具体的なビジョンを描く

 計画を立てる時に心がけるべきポイントです。それは「具体的に」「ありありと」描くことです。

 潜在意識とは、傾向性を持った心であり、心の奥に潜んでいる深い心に、ありありとした明確なビジョンが描けていると、一定の傾向性が出てきます。そのため、常々、明確なイメージを描きつづけていると、潜在意識は、指示されているとおり、一定の方向に向けて走りはじめるのです。(『繁栄の法則』)

 たとえば、「英語力を磨く」という計画では少し弱いかもしれません。「いつまでに、どの程度まで英語ができるようになっていたいか」を詰め、英語で仕事をしている自分をありありとイメージまで描く必要がありそうです。

 総裁は、正しいビジョン(「正念」)を維持することで、正しい努力(正精進)が続くことを教えています。

「正念は、単なる一日のなかを流れていく「想い」ではない。それは遥かなる未来に向けて投げかけられる「念い」の方向性です。そして正念が、実は、正精進を引きずっているのです。正精進を引っ張っていくための牽引車が、実は正念であります。」(『ユートピアの原理』)

 ビジョンの持続と努力の継続は深い関係があります。理想が本物であれば努力し続けることができ、努力を継続することによってさらにビジョンが固まっていきます。

 ちょっとした挫折で努力をやめてしまうこともありますが、その時にはもう一度、自分の理想像や未来ビジョンが色あせていないかどうか、点検してみることが大事です。

 

3 大きなビジョンを描く

計画を立てるときの大事なポイント2点目は、小さくまとまらないということです。

「大きな目標を立てれば、失敗する確率は高くなりますし、当然、反作用も大きくなります。しかし、実際には、大きな目標を掲げないかぎり、その人が成長したり、その人を中心に行っている仕事が大きくなったりすることは、あまりありません。」(『Think Big!』)

 理想像はできるだけ大きなほうがやる気も出ます。特にリーダー的な立場の方は、周りの人にロマンを感じさせるような大きな目標を立てなければ、応援を得られることはありません。

 「小さな夢を描いて、「百パーセント成功した」と言って喜ぶよりは、多少なりとも大きな夢を描き、「目標に到達できず、思い半ばであった。残念ではあるが、残りは後世の人に託したい」というぐらいの気持ちで、この世を終えたいものです。」(『忍耐の法』)

 人生を終えるときに後悔を残さないためにも、理想は大きく描きましょう。

 

4 一割り増しの中間目標も

 とは言え、急に大きな目標に到達することは難しいものです。目標達成を焦りすぎれば、思わぬ失敗や周りの人との軋轢を生む結果になりかねません。「大局観としては大きなものを持っていながら、仕事は手堅く固めていく」という考え方が必要です。

「常に「一割増し」ぐらいをねらっていれば、間違いはありません。現在の自分より一割ぐらいグレードアップした自分を常に目指していく。そして、一割増しの自分を達成できたならば、さらに一割増しの自分をねらう。このように考えていれば、それほど大きな間違いはないのです。」(『幸福への方法』)

 大きな目標と共に、中間目標を設定すれば、無理なく理想に近づけます。

 

5 周りの人々や、あの世の守護霊・指導霊の応援に感謝する

 しっかりとした計画を立て、その実現を思い続けると、それは周りの人々のみならず、あの世において私達を見守ってくださっている守護、指導霊たちにも届きます。

 「自分の向上が、周りの人々の幸福や発展につながっていくように」と真摯に願い、努力をしている人は、あの世の霊人たちも支援したくなります。

「しっかりとした夢をいだいている人ならば、その人の夢がどうやったら実現できるかを、守護・指導霊は考えていればよいし、それにそったインスピレーションを与えればよいのです。ですから、しっかりとした夢をいだき、夢を描いてさえすれば、あの世の守護・指導霊たちの援助を受けて、実現できる可能性が高いといえます。」(『太陽の法』)

 その時に大事なのが「祈願」です。祈願は神々に理想の実現を願い、精進を誓う機会です。また、日ごろからの応援に心から感謝することで、あの世の霊人たちの力も増し、より大きな力が得られるはずです。

 新年の最初に大きな理想を描き、祈願を受ければ、一年間の密度が何倍にも濃くなることでしょう。