ドラえもんの「どこでもドア」

 発想を変えれば、インターネットやEメール、ファックス、携帯電話、スカイプなどは「どこでもドア」の現代版とも言えるでしょうか。  幸福の科学を指導しているヘルメスは、ギリシャ神話では、オリンポスの十二神である云われているのですが、そのヘルメスは、商業の神であり、旅人の神であり、使者の神とも云われています。 そして、面白いことに、ヘルメス神は情報の神でもあるそうです。 

 今世界をみてみると、20世紀後半からのIT革命によってインターネットで世界中に即時に情報が伝わる時代が出現しています。  これは発想を変えれば、「情報」というものに関しては、私たち現代人はドラえもんの「どこでもドア」を手に入れたのと同じということなのではないでしょうか。  例えば、わたしたちが普段なにげなく使っているEメールは、インターネットを介し、書かれたメッセージをボタンをクリックして送信すれば、「情報」が本当に一瞬にして世界の果てまで伝わってしまいます。  まさに、情報を伝達する「どこでもドア」とも言えるのではないでしょうか。

 ヘルメス神は、翼の生えた靴を履いて、風よりも早く走り、手には伝達の象徴であるオフェアリス神より授かったとされる「ケリューケイオンの杖」を持っているそうです。まさに、Eメールが世界を駆け巡るその姿は、翼の生えた靴を履いて、風よりも速く走り、世界中を駆けめぐるヘルメスの姿そのものを現しているともいえるでしょう。  このヘルメス神は、古代ギリシャ神話のみならず、エジプト、ヨーロッパなど世界中の様々な文献に語られていて、様々な形で登場します。  

 また、日本においても、商業の神、繁栄の神として商業系などの学校に銅像などとして祀られたり、ケリュケイオンの杖が紋章として採用されていることも多いようです。  

 ヘルメス神は、古代エジプトでは、古くから伝わるエジプトの守り神であり、智慧を授ける神としても知られる「トートの神」と、このヘルメス神が融合して「ヘルメス・トート神」というかたちで、エジプトの至高神として、当時の人々から崇拝されていました。そして、ヘルメス神はトート神と習合され同一の神と見做されており、原始キリスト教など、様々な宗派に影響を与え、中世ヨーロッパにおいても、「ヘルメス・トリスメギストス=3倍偉大なヘルメス」として新たな形をとって生き続けています。  

 かつての古代エジプトの遺跡から発見されたとされる碑文書「ヘルメス文書(ヘルメティカ文書)」が、ルネッサンス期のコジモ・デ・メディチなどによりヨーロッパ中に広まり、一大オカルティズム(神秘主義)ブームが起き、地動説を唱えたコペルニクス、神学者で生理学者のセルベトゥス(ミシェル・セルヴェ)、天文学者のケプラー、磁気による引力論を唱えたギルバート、微積分を編み出したライプニッツ、科学者ニュートンなどに影響を与えたと言われています。また、ダンテ、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロなどの多くの芸術家をも生みだし、芸術、宗教、科学、天文学などが融合した一大文明として花開き、その後の西洋文明の進化、発展、繁栄に多大なる影響を与えたのです。このような西洋文明がもたらした「インターネット」「Eメール」「携帯電話」などは、ヘルメス神やエジプトの知恵と記録の神「トート神」からの、人類への科学技術あるのではないでしょうか。  

 そして、この西洋文明は、最終地として現代に日本へと流れてきて、東洋文明と合流・融合しさらなる発展・繁栄をしようとしている、それが歴史の真実なのです。そして、幸福の科学の出現によって、もう一つ新たな真実が明かされました。それは、「ヘルメス・トリスメギュストス」こそ、エル・カンターレという存在であるということが明らかにされたのです。  

 ルネサンスにおいては、ヘルメス神の神秘の力と合理的思考を見事に融合するかたちで花開きましたが、幸福の科学のユートピア運動は、宗教と科学を融合し世界をリードする一大文明国家を創ろうとする活動でもあるのです。幸福の科学では科学技術の発展を決して否定していません。宗教と科学技術を融合し、信仰による明るい未来社会を創り、一大文明を創造しようとしているのです。未来は、まさに「ドラえもん」に描かれているような明るい社会になっているのでしょうか。 時代は今、まさに選択の時を迎えているのです。