無意識下で体を司っている領域のほうが人間の病気や健康等に影響を与えている

 意識的に動かせる領域ではなく、無意識下で体を司っている領域のほうが人間の病気や健康等に影響を与えている。

 たとえば、悪い想念を表面意識で持っていると、それが深層意識に深く入ってきて沈殿して病気の想念になり、それが体に出ると、肉体諸器官の不調となって現れてくる。

 ガンは、「体のなかに自分を破壊する細胞を養っている」ということだから、みずからの思いのなかに、何か自分を破壊するような思い(たとえば、憎しみや恐怖)がある。

 ただ、これは逆に言えば、自分を破壊するような想念と反対のものを心に入れていけば、「病気を治す力」が働いてくる。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『心と体のほんとうの関係。』で以下のように説かれておられます。

「人間の肉体の活動には、「手を挙げよう」と思って筋肉を動かすような、自分で意識して行う活動もありますが、肉体の機能の大部分は無意識によるものです。みなさんは、「血液を流そう」と思って、血液を流しているでしょうか。そんなことはないはずです。心臓も、「動かそう」と思って動かしているわけではありません。呼吸も自動的に行われています。意識して呼吸をすることもできますが、普段は体が勝手に呼吸をしています。このように、体の各部分、各細胞は、けっこう無意識下で動いています。無意識の部分が支配している体の領域は、かなりあります。みなさんは意外に気がついていないでしょうが、意識的に動かして自分の自由になる領域ではなく、無意識下で体を司っている領域のほうが、人間の病気や健康等にかなりの影響を与えているのです。人間の体には宇宙の星の数ほどの細胞があります。その細胞の一つや、体のなかに住んでいる微生物などから見たら、内臓は銀河のような大きさです。そのように、人間の体のなかには、たくさんの生き物がいて、それらが一緒に住んでいるのです。そして、病気をつくる力もまた無意識下で働いています。たとえば、悪い想念を表面意識で持っていると、それが深層意識のほうに深く入ってきて沈殿します。そうすると、それが病気の想念になったりするわけです。病気の想念が体のほうに出てくると、ガンなど肉体諸器官の不調となって現れてきます。肝臓や心臓、肺、腎臓、血管、脳などに関して、さまざまな病気がありますが、これは、何十年かのあいだに発信してきた悪い想念が、深層意識のなかに深く沈んでいるために起きていることが多いのです。無意識の部分には肉体をつくる力があり、その力が、自己破壊的な方向、自分を駄目にする方向に動くことがあります。この点に気をつけないと、病気になることがあるのです。ガンは、ほとんどの場合がそうです。「体のなかに自分を破壊する細胞を養っている」ということなので、みずからの思いのなかに、何か、「自分を破壊するような思い」があるはずです。それは、たいていの場合、憎しみや恐怖です。過去に、他の人から悲惨な仕打ちやひどい差別を受けたりして、憎しみや怒りなどの感情を心のなかで抑圧していることがあります。そういうものがたまってくると、それが病念となり、自分を破壊する細胞を体のなかにつくりはじめるのです。ただ、「破壊細胞を自分でつくっている」ということは、逆に言えば、「病気を治す力も持っている」ということです。つまり、自分を破壊するような想念と反対のものを入れていけば、「病気を治す力」が働いてくるのです。」

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