成功する起業家の条件

感謝できる能力

 社長というのは、特に成功した時に、極端に言うと傍若無人になってしまって、周りの人に感じの良い接し方ができなくなってしまうことがあります。成功したのは「すべて」自分の能力や努力の結果だと考えてしまい、周囲の人を道具のように扱ってしまうようになります。
 そういう人は、どうなっていくかというと、ビジネスが上手くいっている時は、まだ問題は噴出してこないことが多いのですが、ビジネスが傾いた時に、一気に問題が噴出して急激にダメになっていきます。
 特に、一緒に仕事をしていた社員が、さぁーっと辞めていってしまうことが多いです。人がいなくなっていくということは、少なくとも同じ規模やレベルでは経営を続けることが困難になる可能性が高いわけですから、そこからは下り坂を転げ落ちるような状態になってしまうことが多いのです。
 そこまで極端ではなくても、自分の成功が周囲の力によっても支えられたのだと感謝する心を忘れてしまうと、周囲はそれに気づきます。
 「そんな人と一緒に仕事をしたいですか?」と問われたら、多くの人は「一緒に仕事をしたくない」と感じるはずです。
 「チームで仕事ができる能力」というのは、ある程度の規模で経営を行うために、また、自分の得意な分野を中心に仕事をして、自分の不得手な分野はメンバーに任せられる経営を行うためには とても重要な力です。
 経営を継続させるために必要な力と言えます。その土台は、相手のことを考えられる力であり、相手の心を推し量れる力です。「感謝できる」ことは「能力」として捉えてもよい特徴の一つなのw@

す。
 

成功し続ける社長になるためのアクション

一人で静かに考える時間を持つ

 常に、自分とギャップがあることを意識しながら、「できているだろうか?」と何度も意図的に意識を傾けないといけません。何事も同じですが、そういうプロセスがないと、より良い方向に自分を変えていくことは難しいのです。
 私たちができることは定期的に意識することです。毎日5分でもよいので、「一人で静かに考える時間」を持って今の自分を見つめ直すことです。
 「忙しい」を言い訳にしていませんか? 会社を経営していると、様々な所から入ってくる様々な情報に対して、「反応する」「対応する」のに多くの時間を取られてしまっている社長が多いのです。
 外からの反応に時間が取られて、「じっくり考える時間」がなくなってしまい、「自分と向き合う時間」がなくなってしまっている人が多いと思います。
「自分と向き合う時間」というのを5分でよいので作ってみてください。どんなに忙しくて

も、1日5分くらいは取れるはずです。実行してみましょう。最初は少し負担に感じるか

もしれませんが、慣れてくると やらないと気持ち悪いくらいになります。

 

自分に投資する価値を知る

 自己投資というのは、お金だけではなくて、費やす時間やエネルギーもそうです。
 自分の成長のために自分に投資をする。お金や時間やエネルギーを自分に対して使うのも投資ということです。
 自己投資をし続けることは、社長にとって とても重要なことですから、自分に投資する価値を改めて知っておくと良いと思います。

 

経営を知ること

 単純に社長が経営を知らないことが経営の失敗を招いている最大の原因なのです。経営を勉強しないで、経営を知らない状態で経営をしていると、失敗して経営を継続することができません。結局、成功し続ける特徴を身につけるための経験(時間)すらできないという結果になってしまうことが多いのです。

 経営を勉強することの中でも、最も費用対効果/時間対効果が高いのは、経営の全体像を理解することです。
 全体像が分かると、目の前を覆っていた霧が サーっ と無くなるかのように「何をすべきなのか?」が分かるようになります。学べば学ぶほど経営が良くなっていくわけです。

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