統合失調症の患者が「薬漬け」になる理由は「霊的視点」が欠けている

 統合失調症で精神科に入院している患者の4割が、3種類以上の抗精神病薬を処方されているという。抗精神病薬には幻覚や妄想などの症状を抑えたり、不安や興奮を鎮める作用がある。しかし、3種類以上の投薬で治療効果が上がるという報告はなく、むしろ副作用や死亡リスクが上昇するという研究結果もある。

 なぜ、患者が「薬漬け」になっているのでしょうか。

 薬漬けの治療が行われている原因として挙げられているのが、治療に当たる人員不足である。重度の統合失調症の患者が幻覚を訴えたり、暴れたりした場合、現在の医療では症状を抑えることしかできない。もはや、現代の医学ではなすすべがないという事情が、薬漬けの現状に表れているようです。この限界を超えるために必要な考え方は宗教にあります。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『不成仏の原理』のなかで、精神疾患の患者が訴える幻覚などについて、「本当に霊が見えている場合や霊の声が聞こえている場合がある」と指摘。つまり、悪霊の影響で、通常の生活を送るのに支障をきたしている。いわゆる「霊障」の状態にあるというのです。

 医療者の間でも、霊的な視点を取り入れた治療が始まっている。ハッピースマイルクリニックの精神科・千田要一医師は、患者が幻覚を訴えたとしても、霊的知識にもとづいて対応するという。千田医師は、世界的に、心療内科はスピリチュアリティ(霊性)を前提として治療するのが常識だとして、「霊的な真実は今の科学理論で説明できないだけ」と語られた。

 もちろん、治療において投薬が必要になることはあるでしょう。しかし、統合失調症の背景に霊的な作用がある以上、霊的な面からもアプローチしなければ、効果的な治療は難しい。患者が心身共に健康を取り戻すためには、医学と宗教とがともに手を取り合っていくべきでしょう。

参考

 「薬物依存」の精神医療

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