アルコール依存症

 最近アルコール依存症の方は増え続けており、成人男性の2%が依存症と言われています。女性も合わせると109万人の方がアルコール依存症という統計もあります。

アルコール依存症 詳しく

 アルコール依存の原因は逃避です。何かから逃げたい、ごまかしたいという気持ちが強いようです。多くの場合は、仕事や人間関係からの逃避だと思われます。そして、依存症の状態になれば、当然悪霊の憑依という状態を招いていると思います。仕事のストレスも大きな原因ですが、見逃せないのが家庭での人間関係ストレスです。仕事が厳しくても家庭が平和であれば精神状態は保てますが、仕事で大きなストレスを抱えたまま、家庭でも大きなストレスがある。この場合は逃げ場がありません。その状態を見たくないのでお酒を飲んで忘れようとするのです。通常の治療と同時並行になると思いますが、スピリチュアル的に実践する事は、自分の心を見つめて人間関係を改善することです。

 妻が夫のアルコールを止めさせたいのであれば、ご主人を褒めて、持ち上げて癒してあげる事が必要です。男性が夜の街に出かけていく原因は、多くの場合は奥さんが厳しすぎるために逃げているのです。家に帰ると奥さんが怖い。仕事のことで頭がいっぱいなのに、奥様にもいろいろ苦情を言われて心が休まりません。水商売の女性は褒める事が仕事です。だれも褒めてくれないので、お金を払って褒めてもらいに行くのです。奥さんが苛めているつもりがなくても、ご主人さんは奥さんとの会話を負担に思っている事は多い。 男女は思考回路が違うので、奥さんが女性と話す時のような話し方をすると男性は苦痛でしかありません。そして、自分が責められていると感じます。そのため、奥さんが責めていなくても男性は責められていると感じるのです。 奥さんからの対処法であれば、夫婦や男女のコミュニケーションの方法を学ぶとよいでしょう。

 一般的に、なぜお酒が好きなるかと言うと、理性をマヒさせて現実から逃避出来るからです。お酒を飲んでいる時だけは幸せになる。嫌な事を忘れて楽しく騒ぐことが出来るから飲んでいるのです。ストレス解消といえば簡単ですが、ほとんどの方は心に毒を貯めているのです。 肝臓という臓器は毒素を解毒する器官です。

 お酒を飲むと肝臓に負担がかかるのですが、原因は心の方です心の中に見たくない想いがあり、それを隠そうとすることで心に毒素がたまってゆきます。それをアルコールで解消しようとすると、今度は肝臓という臓器に毒素がたまって悪循環になります。

 見たくない想いと言うのは、現実に悪い事をしている場合もありますが、多くは心の傷が原因です。多くの方は、自分の心に傷をもっていて、それを見たくないから逃避して見ないようにしているのです。弱い自分、愛されない自分、仕事の出来ない自分、自分が好きになれない自分など、あなたの心にもかすかにありませんか? これは潜在意識の声なので、明確に分かっている方はほとんどいません。そのため、自分の心が傷ついていることに気がついていないのです。ただ、お酒が楽しいから好きだと思っているのですが、実際は理由があります。見たくないことから逃避している。それがアルコール好きな人の特徴です。もちろん、楽しいお酒であれば、それも人生の楽しみとして良いと思います。しかし、アルコール依存症になる方は、 楽しみの段階を通り越してお酒抜きには生きていけないのです。こうなると生活に支障がありますし、憑依霊がついてきますから、後半生も来世も不幸になっていきます。完全に治すには、心の部分を改善するしかありません。自分のことであれば、まずは自分が何に苦しみ、何から逃げようとしているか見つめることから始めましょう。家族のことであれば、パートナーのよい所を見つけて褒めてあげましょう。まずはそこからスタートです。

 

酒を飲むと悪霊に憑依されやすくなる

 依存症患者は、自らの意思で飲酒をコントロールできず、飲酒を繰り返してしまう。適量の飲酒は人間関係を円滑にし、お祝い事などを彩る欠かせないものだが、アルコールに依存し、毎日飲まずにいられない状態になるのは問題です。

 アルコール依存は霊的にも大きな影響がある。「お酒には、インスタントな霊能者をつくる働きがある」ため、悪霊に憑依されてしまうのです。

 幸福の科学大川隆法総裁は、書籍『地獄の方程式』で以下のように説かれております。

「悪霊は、お酒を飲むと非常に入りやすくなります。それは、夜の十時以降、渋谷や新宿に行って、駅頭や駅のホームなどにいる酔っ払った人たちの姿を見れば分かるでしょう。ああいう姿になると、その辺をうろうろしている浮遊霊等が幾らでも入ってこられる状態になります。そのため、人格がコロッと変わって、何か訳の分からないことを叫んでいたりしますが、本人は、たいてい覚えていません。そういうときには、いわゆる憑依霊現象によく似た状態が起きていて、別人格になるのです」

「そこまではいかない場合でも、会社の帰りに同僚などとお酒を飲んでいる人のなかには、『お酒が一定の量を越すと人格が変わる』という人がよくいるはずです。文字通り、人格が変わっているのです。理性のほうが弱ってくると、霊が入ってきやすくなり、実際に、自分以外の人の霊が入って話しているわけです」

 お酒が入ると、「悪い人格」が出てくるという人が多い。大川隆法総裁は、著書『「霊的生活と信仰生活」「信仰と本尊について」』の中で、次のように述べています。

「お酒が入って酩酊状態になった人は、かなり憑依されやすい体質になります。お酒を飲むと人格がころころ変わる人はたくさんいますが、それは自動的に霊体質になっているためです。お酒が入ると、霊的な防衛態勢が非常に悪くなるのです」

 「憑依」とは、「霊界の、ある存在が、ある人に、コンスタントに(ときには一時期のみのこともあるが)憑いて、影響を及ぼしているような状態」のことを指します。

 酒を飲むと、理性が麻痺するので、悪霊に入られやすくなります。「お酒が入ると、まるで人が変わったように怒り出す」などといった、明らかに「人格」に変化が起きている場合は、悪霊が憑依している可能性が高いのです。 

 酒を飲むことが常態化して、いわゆる「アルコール依存症」の状態になると、毎日、悪霊に憑依されている状態が続くので、だんだんと人格がおかしくなり、人間関係が悪くなったり、仕事や家庭で失敗したりする可能性が高くなります。

 そして、次第に悪霊と同じ心境になり、地獄の世界に引きずり込まれてしまう。

 

アルコール依存にならないために

 このような負の連鎖を断ち切るには、「飲みたい」という執着の心をすっぱりと断ち切るしかない。「自分自身で自分をコントロールする」という意思表示を行い、強い思いを出すことが、悪霊に負けないための第一歩です。

 では、アルコールによって人生を棒に振らないために、どのように自らの身を守っていけばよいのでしょうか。

 アルコールに依存する原因の中でもっとも代表的なものは、「ストレス」です。職場のストレスもあるでしょうし、家庭内でのストレスもあるでしょう。「どこかで憂さ晴らしをしたい」という気持ちが、アルコールへの依存という形に結びつくことが多いと見られます。

 アルコール依存から逃れるための方法として、大川隆法総裁は、「エドガー・ケイシーの霊示として以下の3つを挙げています(『大川隆法霊言全集』第34巻より)。

1 仕事以外で、自分が熱中できるものを持つ

 「何らかの精神的価値を持つものを、仕事以外の領域で持つ」ということが、仕事のストレスを解消していく、よい方法となります。

 人は、仕事以外に生きがいがないと、仕事でストレスがたまった時に、アルコールの世界に誘われることが多い。「仕事以外に何らかの生きがいを見いだす」ということが大事です。

2 家庭問題を解決する

 アルコール中毒の原因には、職場や家庭内での人間関係の不和も挙げられます。

 例えば、仕事で嫌なことがあっても、家庭に居場所があれば、夫がアルコールに逃げる可能性は低くなるでしょう。しかし、妻の感情の起伏が激しく、夫の欠点や落ち度というものを厳しく責めさいなむ傾向が強い場合、夫がアルコールに依存する傾向が強くなるといいます。

 妻の立場にある人は、夫がアルコールに逃避しないようにするために、傷ついている夫の心を癒してあげることも必要といえるでしょう。

3 健康的な人生を求めていく

 また、身体の健康を考え、努力して運動しようとしている人はアルコール中毒にはなりにくいといえるでしょう。「アルコールを大量に摂取し、それによって肉体機能が衰えていく」ことを避けようとするからです。

 アルコール中毒から脱するためには、行動型、活動型に切り替えていって、生活に何らかの運動やスポーツを取り入れていくことも重要です。健康的な人生を求めていくことで、健康を害するアルコールから離れることができるということです。

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